中古車の買取査定時に価格交渉はできる？おすすめの交渉術を紹介！

愛車を売却する際は、できるだけ高い値段で買取って欲しいと思う方も多いでしょう。この記事では、中古車を買取査定してもらった時に価格交渉ができるのか否かを中心に解説します。
プラス査定につながる交渉術や、交渉の際に気を付けることも紹介しているので、これから車を買取に出す方は参考にしてみてください。

中古車買取の際に価格交渉はできる？

結論から言うと、中古車の買取査定時に価格交渉は可能です。また、交渉により査定額が引き上がる可能性は十分にあります。基本的に買取業者は、少し低めの査定額から提示してきます。それを交渉することで、徐々に引き上げていくのです。

最初の提示額がかなり低かった場合は、交渉によって最終的に20万円以上アップするケースもあります。このように、交渉の有無によって数万円～十数万円も買取価格が違ってくることも珍しくありません。

交渉でどれくらい査定額がアップするかは買取店次第です。しかし、同じ買取業者であっても時期や担当者によって査定額が変動することがあるため、少しでも車を高く売りたいなら交渉をした方が良いでしょう。

車の買取でプラス査定につながる交渉術

車を少しでも高く売るためには、交渉術を知る必要があります。買取のプロと交渉するのは、難しいと感じる方もいるかもしれませんが、ここで紹介するポイントを押さえておけば難しいことはありません。以下の交渉術を意識してお得に車を売却しましょう。

売却時期を明確にする

多くの車買取業者は、できるだけ早く車を引き取りたいと思っています。それは走行距離の増加、傷や凹みが増えてしまうといったリスクがあるからです。加えて、車の価値は刻一刻と変化していき、時間が経つにつれて再販する際の相場が下がってしまうことも大きな理由の一つです。

交渉の際には「×月〇日には引き渡せる」と、具体的な期限を明確にしましょう。そうすることで買取業者もリスクを含めた適切な見積もりが可能となり、強気の価格提示がしやすくなります。引き渡し期限があまりにも先だと逆効果になる場合があるため、できれば1週間以内に引き渡し日を指定するのがおすすめです。

希望額は相場に上乗せした額を提示

一般的に買取業者は、始めは相場より低い金額を提示してきます。そのため、買取業者と交渉する際は、事前に調べた相場価格に少し上乗せした金額を提示するのが良いでしょう。多くの場合、営業担当者が「いくらなら売ってくれるか」と聞いてきます。その際にこちらの希望金額を伝え、そこからお互いに納得できる価格へ寄せていくのが一般的な交渉方法です。

ただし、上乗せするといってもあまりにも相場価格より高すぎる金額を伝えるのはおすすめできません。ある程度現実的な価格を提示しましょう。

本気で売りたい気持ちを前面に出す

「本気で車を売りたい」という気持ちを伝えることも、交渉術では大切です。「希望の金額で買取ってくれるなら、すぐに売る気がある」という姿勢を見せましょう。買取店側としても、売る気があるのかわからない客を相手にするより、今すぐ売りたいと考えている客を相手にする方が効率良く進められるため、本気で査定額を提示してくれます。

また、事前に必要な書類などを全て用意し、引き渡し時の段取りなどを聞いてみると良いでしょう。思い切って正直な希望価格や、高めの即決価格などを提示するのも本気度をアピールする一つの方法です。

他の業者とも交渉中であることを匂わせる

交渉の際に、「複数の買取業者と交渉していること」は積極的に伝えた方が良い情報です。

買取業者は少しでも安く車の買い取りをしたいと考えているため、低めの査定額を提示してきます。ここで他の買取業者とも交渉中であることを伝えると、車を買いたいと思っている業者は、ライバル業者を意識し査定額を引き上げてくれる可能性があります。

ただし、他の買取業者から出た査定額は言わないようにしましょう。他の買取業者の査定額を伝えてしまうと、それより少し価格が上がることはあっても、大幅にアップする可能性は少なくなるからです。

車の買取で価格交渉に役立つ相場の調べ方

価格交渉で大切なのが「愛車の相場を把握していること」です。それでは、中古車の市場相場はどのように調べたら良いのでしょうか。ここでは売却したい車の相場価格を調べる方法を紹介します。

車の相場はウェブサイトで調べられる

匿名で簡単に車の相場を調べたいなら、ディーラーや買取業者のウェブサイトを検索してみましょう。売却したい車の車種・年式・モデル・グレードなどの情報を入力すると、現在の市場価値が分かるようになっています。

その他、中古車オークションで価格を調べる方法もあります。特に一括査定サービスに登録している買取専門店では、中古車オークションの相場価格を基準に査定額を算出しています。そのため、より相場に近い価格を調べられるでしょう。

また、近所に中古車販売店がある場合はそちらの値段を参考にしたり、販売員に直接尋ねたりするのもおすすめです。

相場を調べるうえでの注意点

ウェブサイトで調べた相場は、あくまでもおおよその価格です。実際に売りたい車の買取価格は、走行距離や車の状態によって大きく異なります。車の詳細な状態については、査定士が直接実物を見ないことには分かりません。そのため、事前に中古車の相場を調べて出た市場相場と大きく差が開いてしまう可能性もあります。ウェブサイトで得た情報は参考程度に考えておくと良いでしょう。

車の買取で価格交渉する際の注意点

価格交渉の際には、いくつかの注意点があります。金額アップを狙うはずが損をしてしまったり、後のトラブルにつながったりしないよう、交渉の際には次のことに気を付けましょう。

嘘をつかない

少しでも高く売りたいという思いから、事故歴や修復歴を隠して査定に出そうと考える方もいるかもしれません。しかし、たとえ黙っていても査定士がプロの目線で車の状態をチェックすれば、必ず事故歴や修復歴は発覚します。嘘をつけば悪印象を持たれ、「他にも隠していることがあるのではないか？」「信用できない」と思われてしまうでしょう。

また、契約後に修復歴が見つかった場合は減額、さらに契約破棄や最悪の場合は損害賠償請求の可能性もあります。後のトラブルを避けるためにも、事故歴や修復歴は正直に伝えましょう。

交渉の限界を見極める

基本的に交渉は、売り手側が希望や要望を伝え、それに買取業者が応えるという流れになります。ただし、金額は限界の手前までにしておくことが重要です。あまりにも多くの要望を提示したり、強引に値上げを迫ったりすると印象が悪くなり、買取の話自体が取りやめになってしまう可能性もあります。

良い関係性を保ちながら交渉をすることを意識し、ほどほどのところで引くようにしましょう。お互いの信頼関係のうえに成り立つ駆け引きがあってこそ、査定額をアップできるのです。

その場で即決はしない

1社目の査定額が十分高額だと感じた場合、すぐ契約したいと思うかもしれません。しかし、中古車査定では基本的に2社目以降の方が高い査定額を提示してくれる確率が高い傾向にあります。1社目で決断を迫られても即決はせず、最低でも2社以上の査定を受けるようにしましょう。

また、買取業者側は売り手が店を離れたあとにライバル業者と相談するのを嫌がります。そのため「即決してくれるなら値上げします」「明日になると価格が下がっているかもしれません」と揺さぶってくる場合があります。

前述のように、交渉は相見積もりによる他社との比較が一番の鍵となるため、営業トークに負けないよう注意しましょう。

愛車の相場価格を把握しておく

査定を依頼する前に、必ず知っておくべきなのが車の相場です。交渉時に相場より少し高い金額を伝えるためにも、事前に売却する車の相場価格を調べておきましょう。

相場を知らなければ、買取業者が提示した査定額が高いのか安いのか分からず、上手く交渉ができません。たとえば、買取業者が提示した査定額が相場価格より安くても、相場価格自体を知らなければ定時金額を信じるしかないのです。

前もって大体の相場を調べておくことで値段交渉がしやすくなり、安い値段で買取られるのを防ぐことにもつながります。

車の買取で価格交渉する際のよくある疑問

中古車買取で価格交渉を考えている場合によくある疑問を、わかりやすくまとめました。これまでに解説したことのおさらいとしても、再度チェックしておきましょう。

他社の査定額を伝えることはアリ？

査定時に、他の買取業者への査定依頼状況を聞かれることがあります。その際、他の買取業者にも査定を依頼していると伝えるのは交渉に有効なテクニックです。

ただし、他社の査定金額を伝えるのには注意が必要です。事前に複数の買取業者で査定し、相場を把握したうえで即決前提の交渉をするのであれば、他社の査定金額を伝えても問題ないでしょう。ただこの場合、先に他社で出た査定額が「相場よりも高い買取価格である」という確信が必要です。伝えた他社の査定額が買取相場より安ければ、それを基に交渉しても結果的に安い値段で売ってしまう可能性があるからです。

また、交渉で金額を引き上げるために他社の査定額を高く偽って伝えることは御法度です。プロの買取業者はすぐに嘘だと見抜き、「この価格では買取解約できない」と退いてしまいます。

即決を求められたらどうすべき？

買取店側は、売り手が他社と交渉する前に買い取りをしたいと思っています。そのため「今この場で即決してくれたら査定額を上げます」と提案してくることも多いのです。

しかし、最初の一社で決めてしまえば交渉もできず、複数の買取業者で見積もりを取る意味もありません。高額買取のためには一社でも多く査定額を見比べたいところです。このような場合は返事を保留にしても全く問題ありません。

ただし返事を長引かせすぎると高値売却のチャンスを逃しかねないので、複数の買取業者に査定依頼をする際も、短期決戦のつもりで挑みましょう。

価格交渉の他に査定額を上げるコツは？

車の製造時にしか付けることのできないメーカーオプションや、最新のカーナビが付いている場合は積極的にアピールしましょう。また車検や自賠責保険の期間が長く残っている場合も、プラス査定の要素となります。

その他、定期的にメンテナンスをしていたこと、オイル交換をまめに行っていたことなども合わせて伝えると好印象です。可能であれば、メーカー保証書と点検整備記録簿がセットになった「メンテナンスノート」を見せると良いでしょう。

加えて、査定前には洗車し車内もできるだけきれいに掃除しておくと、査定士の印象アップにつながります。また、タバコやペットの臭いが付いている場合は注意が必要です。市販の消臭剤で構わないので、できる範囲で消臭しておきましょう。

車の買取で価格交渉に有効！一括査定サービスのススメ

一括査定とは、一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができるサービスです。値段交渉をするうえでは相見積もりが大切となります。各社の競争意識を働かせ、高額査定を狙いましょう。

一括査定は交渉の材料にも使える

営業担当とのやり取りに自信がなく、車に関する知識も少ない場合は、値段交渉の方法として「相見積もり」がおすすめです。相見積もりとは、複数の買取業者に査定依頼して価格を比べることです。一括査定サイトから査定依頼をすることで、効率的に相見積もりが取れ、買取業者は他社に勝つためにできるだけ高い価格を提示します。相見積もりによっておおよその相場もわかるため、より高い査定額を参考に交渉ができます。

手間なく相見積もりを取れる

複数の買取業者を一つひとつ回り査定してもらうのは、手間と時間がかかります。またウェブサイトからの査定申し込みでは、連絡先や住所、車種、モデル、年式などの入力が必要です。一度の申し込みにはそれほど時間がかかりませんが、複数の買取業者ごとに入力するのは大変でしょう。

一括査定サービスを利用すれば上記のような手間をかけず、たった一度の申し込みで複数の買取業者に査定依頼ができます。

また、一括査定サービスに登録している買取業者の多くは「出張査定」や「出張買取」に対応しています。査定の日時を調整すれば、複数社に同じ日や同じ時間に査定してもらうことも可能です。

carview!車買取は信頼できる買取店が勢ぞろい！

価格交渉のために相見積もりを取るなら、carview!中古車一括査定サービスがおすすめです。

carview!車買取は、2000年5月に中古車査定仲介サービスを開始してから、これまでに500万人以上が利用し、トップクラスの実績を誇ります。また、JPUC（一般社団法人日本自動車購入協会）に加盟しており、協会と連携して安全・安心なサービスの提供に努めています。

買取業者に1店舗ずつ査定依頼をするのは手間も時間もかかります。carview!中古車一括査定サービスを利用すれば、査定申込を一度するだけで最大10社の買取店に一括査定依頼が可能です。

また、carview!車買取の提携査定事業者数は300社以上あり、さまざまな買取店の査定額を比較できます。

まとめ

中古車の買取査定時に価格交渉は可能であり、交渉によって査定額が引き上がる可能性は十分にあります。今回紹介したプラス査定につながる交渉術や交渉時の注意点を参考にして、少しでも高く愛車を売却しましょう。

交渉の際に特に大切なのが「愛車の相場を把握していること」「相見積もりを取ること」です。愛車を少しでも高く売りたいと考えている方は、ぜひcarview!中古車一括査定サービスを活用してみましょう。