中古車買取は振込までにどのくらいかかる? 大手7社の所要期間を比較
車の買取業者と契約を交わしたあとは、車の引き渡し後にお金が振り込まれるのが一般的です。中古車の売却を予定している方の中には「実際に入金されるまでどのくらいかかるのか知りたい」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車の買取契約で振込にかかる日数について大手業者7社を挙げて紹介します。契約から振込までの詳しい流れも把握できるでしょう。「早ければよい」というものではないため、業者選びのポイントを重視することも大切です。
マイカーの乗換えを検討中の方!愛車の現在の価値、気になりませんか?
車の買取相場を調べる大手7社の振込日数を比較!
買取金額が実際に入金されるまでの日数は業者により異なります。売却を決めるタイミングだけでなく、業者が行う手続きや規定で変動することを理解しなければなりません。
「最短3日」といったかたちで公開されるケースが多いため、あらかじめチェックしておくと業者選びの基準にも役立つでしょう。全国規模で展開する大手業者の最短日数を紹介します。
ガリバー
ガリバーは、全国に約500店舗を展開する中古車買取・販売業者です。2018年1月時点での累計取引台数は333万台にのぼり、買取と販売のどちらにも豊富な実績を誇っています。買取の契約が成立してから振込までの所要時間は、最短3営業日~4営業日です。
自社での販売だけでなく、中古車のオークションや海外への輸出など販売経路を複数もつ点も特徴といえます。日本では需要のない中古車も海外で売れる可能性があるため、メーカー・車種を問わず取引成立に期待できる業者です。
カーチス
カーチスでは、中間マージンを減らすことによって「高く買って安く売る」を目的とした取り組みを行っています。買い取った中古車を自社の在庫とし、コンディションを整えたあと次のユーザーの手に渡す仕組みです。契約から振込までの日数は、最短で3営業日となっています。
日本国内の地域によって価格差が出ないよう、業者全体で査定額を共有している点も特徴的です。価格を管理するためのスタッフが常にリアルタイムな動向を把握しています。高価買取が期待できる業者のひとつといえるでしょう。
BIGMOTOR
「車を売るならBIGMOTOR」のフレーズで知られ、全国各地で中古車の買取と販売を行う業者です。日本トップクラスの取引台数を誇っており、2020年2月現在も各地に新店舗を展開しています。振込までの最短日数は3営業日です。
出張査定サービスも無料で利用できるため、「店舗まで行くのが面倒……」という方でも利用しやすい業者といえます。高価買取を強みとし、ユーザーが満足できる価格での契約を重視する取り組みも魅力的です。
ユーポス
中古車買取業者のユーポスは、在庫をもたないシステムを採用して高価買取につなげています。中間マージンと管理コストを削減することで、車本来の価値を見いだして値段をつける仕組みです。買取金額は、手続きに不備がなければ最短翌日に振り込まれます。
入金まで2日以上かかる業者が多いため、「少しでも早く受け取りたい」という方にとってはとくに魅力的でしょう。車を引き渡した翌日までであれば契約のキャンセルも可能です。
ラビット
ラビットは、オークションを運営するUSSのグループ会社として中古車買取を行っています。在庫を抱えず、買い取った中古車をオークションに出品することで管理コストを削減する仕組みです。振込日は最短3営業日~4営業日となっています。
国内最大規模のオークションと連携しているため、リアルタイムな動向を反映しやすい点が魅力です。市場での需要を明確化した上で査定してもらえます。高価買取を望む方にも満足な取引が期待できる業者といえるでしょう。
カーセブン
カーセブンは、中古車の買取と販売を行う業者です。「契約安心宣言」と呼ばれる約束を提示することで、安心かつ安全な取引の実現を強みとしています。手続き後、入金されるのは3営業日以内です。
買取金額の一部は、契約を交わした当日中に受け取ることができます。振込に関するトラブルが不安な方でも利用しやすい業者といえるでしょう。また、引き渡し日から7日以内であればキャンセルも可能です。
アップル
中古車買取と販売を行うアップルでは、持ち込み査定・出張査定いずれも無料で実施しています。金額に納得できない場合でも手数料は発生しないため、「ひとまず査定額を知りたい」と考えている方にとっても魅力的です。買取金額の振込日は店舗により異なるため、利用予定の店舗に直接問い合わせて確認しましょう。
国内外に販売ルートをもち、車種を問わず高価買取が望める点もアップルの特徴です。新車や中古車に関する相談も受け付けているため、買い替えを検討している方にも適した業者といえます。
振込までに時間がかかる理由は?
業者からユーザーにお金が渡るまで時間がかかるのは、書類確認や車の検査といった作業が必要なためです。入金以外すべての手続きを終えなければ進められないため、多くの業者が数日を要するという点を理解しておきましょう。買取金額の振込までに時間がかかるおもな理由を、2つの観点から詳しく解説します。
書類確認と手続き
契約の際にユーザーが提出した書類は、内容に不備がないか細かく確認しなければなりません。重要な項目の字が読みづらかったり、十分な情報でなかったりした場合は手続きも滞ります。一旦ユーザーへ確認を行い、再度同じ作業が必要です。
書類に不備がなければそのまま事務手続きへ進みます。買い取った中古車の名義変更も事務手続きのひとつです。別の機関で行うものもあるため、タイミングが悪ければ事務手続きに数日を要するかもしれません。このように、契約直後に行う複数の作業によって振込まで数日かかっています。
車の検査
契約後ユーザーから受け取った中古車は、入金の前に再度検査を行うケースがほとんどです。査定額を上げるために大きな傷を隠したり、修復歴を共有しなかったりといった可能性もあります。入金後のトラブルを避けるために多くの業者が実施している流れといえるでしょう。
検査にかかる時間は、チェックする項目の数や車の状態により異なります。契約時の内容と整合性が取れた段階で、振込までに必要な作業は完了です。買取価格・再販売価格どちらにも影響する重要な作業であるため、場合によっては数日間を要することもあるでしょう。
できるだけ早く振込を完了してもらう方法
振込までの期間を短縮したい方は、契約を交わす前から準備をはじめるのがおすすめです。とくに書類の準備で時間がかかることもあるため、どういったものが必要なのか事前に把握しておきましょう。
即日入金に対応する業者を選ぶ場合は、買取価格に影響しやすい点を理解することも大切です。できるだけ早く振り込んでもらうための方法を2つご紹介します。
必要書類をあらかじめそろえておく
手続きを滞りなく進めるには、必要な書類を不備なくそろえなければなりません。普通自動車の売却を例にあげると、以下の書類が必要です。
- 車検証
- 自賠責保険証
- 自動車税納税証明書
- 実印
- 印鑑証明書
- リサイクル券(預託済みの場合)
普通自動車の売却時に必要な書類
軽自動車の場合は、実印・印鑑証明書の代わりに認印でも手続きができます。車を購入したあとに引っ越した方は住民票も必要です。これらの書類を契約前にそろえておくと、提出後に不備が発覚するリスクを軽減できるでしょう。
即日入金の業者を選ぶ
「可能な限り早く振り込んでほしい」という場合は、即日入金に対応している業者を選ぶのもひとつの方法です。すべてのケースに当てはまるわけではありませんが、必要書類や手続きの条件を満たせば契約を交わした当日中にお金を受け取ることができます。
ただし、ほかの業者と比べて買取金額が低くなるリスクも考慮しなければなりません。査定から契約手続きまでを1日で行うため、ほかの業者と比較する余裕がなくなるためです。高価買取を期待するのであれば、即日入金にこだわる方法はおすすめとはいえません。
業者によっては「すぐに決めないと価格が下がる」といったトークで契約を強いるケースもあります。中には悪徳な業者も存在するため、即日入金を理由に選ぶのであれば慎重に検討したほうがよいでしょう。
振込トラブルに注意!
中古車買取業者の多くは、ユーザーから契約書と車を受け取ったあとに入金する流れを採用しています。双方の信頼関係を前提とした取引ともいえますが、トラブルに巻き込まれるリスクがある点も理解しなければなりません。具体的な例は以下です。
・無理に契約させられた
・契約時の買取金額より低い金額を振り込まれた
・振込予定日に入金が確認できない
振込先情報に不備があるケースを除いて、上記のようなトラブルは業者に問題がある可能性が高いといえます。
振込時のトラブルを避けるためには、時間をかけて信頼できる業者を見つけることが大切です。相場をはるかに上回る査定額を提示してきたり、こちらの要望を聞かずに契約を進めようとしたりする業者には注意したほうがよいでしょう。
トラブルを防ぐために知っておきたい業者の選び方
業者とのトラブルを防ぐためには、信頼できる業者を選ばなければなりません。売却を後悔せずに満足の取引が実現できるよう、選び方のポイントをおさえておきましょう。業者の実績やスタッフの対応力など、5つのポイントに分けて詳しく解説します。
実績
これまでに行ってきた取引の内容や買取台数など、業者の実績を確認してみましょう。顧客満足度もあわせてチェックできると安心です。「実績がない業者は信頼できない」というわけではありませんが、信頼性を確保するための材料になります。
業者に関するクチコミをリサーチするのもおすすめです。実際に査定を依頼したユーザーや買取契約を交わしたユーザーの声が見られるため、よりリアルな実績情報として役立てられます。クチコミが掲載されている場合は具体的な内容も把握しておきましょう。
適正な買取価格
業者の公式サイトでは、過去に買い取った車の情報と買取金額が掲載されているケースがあります。中古車市場での買取相場をリサーチした上で、相場に見合った金額であるかチェックしておきましょう。
中古車の価値は状態によっても異なりますが、大まかな相場を知っておくと適正かどうか判断しやすくなります。大幅に低い金額や、異常に高額な場合は注意が必要です。不安な場合は一度査定に出してみてもよいでしょう。
過去にトラブルがない
これまでトラブルがあったかどうかは、業者選びでも重要な情報です。トラブルに発展した回数があまりにも多い場合は利用を避けたほうがよいかもしれません。査定額が高額でも慎重に決めていきましょう。
トラブルの有無のみならず具体的な内容もチェックしなければなりません。あきらかに業者が悪いと判断できるケースや、ユーザーに責任が問われるケースなどさまざまな事例があるためです。
対応エリア
売りたい車を業者に引き渡す際はユーザーが店舗まで持って行くか、業者が車の保管場所まで訪問します。どちらを選ぶかによって対応エリアが異なるため、希望の引き渡し方法が適用されるエリアであるか確認しておきましょう。
対応エリアでなかった場合、引き渡しできないことを理由に契約がキャンセルになるかもしれません。全国に展開する業者は各店舗で担当が異なる可能性もあるため、店舗を選ぶ際に条件として加えておきましょう。
スタッフ
スタッフの対応力は、査定から入金まですべての手続きに影響する要素です。スタッフ自身に知識がなければ適切な商談を行えないため、車に関する情報を豊富にもっているスタッフに任せることも重要といえます。
店舗に足を運んだ際は、スタッフの話し方や言葉づかい、店舗内の雰囲気といった部分にも注目してみましょう。店舗全体が明るい雰囲気であれば信頼を寄せやすくなります。些細な質問にも答えてもらえる対応力があればより安心です。
車の買取から振込までの流れ
車を売却した経験がない場合は「具体的な流れがわからず不安……」と感じている方もいるでしょう。買取金額が振り込まれるのは最後の段階ですが、すべての手続きが終わるまでの流れを把握しておくと安心です。ここからは、買取業者選びから振込が完了するまで一連の流れを5段階に分けて解説します。
1.買取業者の選択
「車を売りたい」と考えはじめた段階で行うのが業者選びです。自宅からアクセスしやすいエリアに絞り、信頼性の高さを重視しながら自分に合った業者を選びましょう。
はじめからひとつに絞るのではなく、複数の候補をあげるのがおすすめの方法です。2つ以上の業者を比べることで、より安心感の高いほうを選択できます。業者の選び方がわからない場合は一括査定サービスを利用するのも便利です。査定申し込み後は業者側から概算見積もりが提示されるため、価格の高さを基準に選んでもよいでしょう。
2.査定
依頼したい買取業者をいくつかピックアップしたあとは、実際に車を持ち込んで査定してもらいます。出張査定サービスを提供する業者も増えているため、移動が面倒な方は依頼してみましょう。
候補にあげたすべての業者から査定見積もりが出たあとは、対応エリア・信頼性・価格といった条件を比較しながらひとつに絞っていきます。確定する前に見積もりの内容をしっかり確認しておきましょう。交渉によってプラス査定が実現するかもしれません。
3.買取手続き
売却先をひとつに絞ったあとは、いよいよ正式な契約へと進みます。必要な書類を提出し、契約内容を再度確認しましょう。このとき不明点がある場合は、契約書へサインする前に解消しなければなりません。
書類の提出数や記入内容に不備がなければ買取手続きは完了です。車を引き渡す日程と振込予定日を確認し、引き渡し日まで大切に保管します。この間に車の状態が変わった場合は、なるべく早く業者へ伝えておきましょう。
4.車の引き渡し
契約時に共有された車の引き渡し当日に、車を店舗へ持ち込みます。引き渡しの際に特別な手続きは必要なく、車に変化がなければそのまま帰宅します。代車の利用を検討している方は、サービスの有無と利用希望の旨を事前に伝えておきましょう。
引き渡した車や書類に不備が発覚した場合は、業者からユーザーへ連絡が届きます。適切な対応を行い、振込予定日にお金が受け取れるよう備えましょう。不備がなければこのまま入金まで待つのみです。
5.振込の確認
買取取引が問題なく進められると、契約時に指定した口座へお金が振り込まれます。当日中に振り込みが確認できない場合は、なるべく早く業者へ問い合わせましょう。口座情報が誤っているために正常な手続きが行われていないかもしれません。
入金の有無だけでなく詳細の金額も確認します。契約書に記載されている金額どおりでない場合は問い合わせ、適切な対応を求めましょう。満足に対応されないときは消費者相談センターに相談するのもひとつの方法です。
まとめ
正式な中古車買取契約を交わしてから入金を確認するまでの日数は、業者の規定により異なります。手続きを進める上で不備があれば所要日数も増えるため、スムーズに進めるためのポイントをおさえておきましょう。
トラブルを避けるには、信頼できる業者を選択することも大切です。なるべく多くの情報を収集し、信頼性が高く自分に合った業者を選びましょう。オンライン一括査定を利用すると、一度の情報入力で複数社に査定依頼ができます。安心・安全な高価買取を望んでいる方は、ぜひcarview!中古車一括査定サービスをご利用ください。
#車買取
- お見積もりを依頼
- 買取店から電話か
メールでご連絡 - 査定を実施
- 査定額を比較し
売却先を決定
LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声
買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。
-
- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
-
- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
-
- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
※ 当社は、クチコミの内容およびこれを利用した結果について、何ら保証するものではなく、一切の責任を負いません。
※1 2019年4月時点 当社調べ