ホンダ バモスの車買取相場は？

広々とした室内空間が特徴的なホンダのバモスは、仕事やレジャーに大活躍し、生産終了となった今でも根強い人気を誇ります。それゆえ、「買取に出したら高額査定が期待できるのでは」と考えているユーザーの方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以前ホンダが発売していた人気車種バモスの、車買取相場について解説をします。どのような状態のバモスであると高値になりやすいのか分かるので、売却時の参考にできます。

バモスの車買取相場傾向は？

バモスを売却しようと考えている方にとって、もっとも気になるのがバモスの買取相場でしょう。すでに生産中止となった車種であるため、中には「高く売れないのでは」と不安に思う方もいるはずです。車の状態がよければ高値での売却も期待できるでしょう。では、実際のバモスの買取相場について解説をしていきます。

年式と走行距離に比例？！

買取相場は、「年式」と「走行距離」によって変動するのが特徴です。一般的には、年式が古く走行距離が多いほど相場は安く、年式が新しく走行距離が少ないほど相場は高くなります。

走行距離が3万kmを超えていると、買取相場よりも多少価格は落ちます。10万kmを超えた場合、経年劣化により故障リスクが増えるため、中古車市場での需要が著しく落ちるので注意しましょう。そのため、買取価格も大幅ダウンとなる傾向にあります。

売却を考えている場合は、走行距離が増えないうちに早めに売却するのがおすすめです。

2WDよりも4WDが高価格！

2WDよりも、4WDのほうが高額傾向にあることも頭に入れておきましょう。バモスは室内空間が広いため、「キャンプ」「スノーボード」「サーフィン」などのアウトドアレジャー用として人気の高い車種です。土や雪の上など、不整地を走行することが多いため、アウトドアレジャーで使うユーザーには、走破性能の高い4WD車の需要が高いと考えられます。

バモスは、過去にさまざまなグレードがありましたが、どのグレードにおいても4WD車の買取価格相場は高額です。

バモスの買取価格相場（グレード別・走行距離5万キロ）

所有しているバモスが実際はどのくらいの買取価格相場であるのか、知りたいという方も多いでしょう。ここでは、グレード別に実際の買取価格相場を紹介していきます。走行距離は5万kmという設定での買取価格相場であるため、走った距離が少なければさらに高額査定となる可能性があります。

G（2WD） 2012年06月～2018年07月：39.0万円

Gグレードは、2012年6月に発売されたモデルから設定されたグレードです。過去のモデル同様、オートマだけでなく5速マニュアルの設定もあります。2012年6月～2018年7月まで生産され、広い室内空間と使い勝手のよさで人気を博しました。

シートアレンジが多彩にできることも人気の理由です。フルフラットにして車中泊をしたり、後部座席を倒してできた平面の空間に自転車を積載したりできます。

以下に、2012年～2018年までの年式ごとに買取価格相場をまとめましたのでご覧ください。なお走行距離は5万kmの設定で、2020年1月時点での相場となります。

・2012年式…29.0万円
・2013年式…32.0万円
・2014年式…36.0万円
・2015年式…41.0万円
・2016年式…46.0万円
・2017年式…52.0万円
・2018年式…59.0万円

G（4WD） 2012年06月～2018年07月：45.0万円

2WDモデルと同様に、2012年6月から発売されたGグレードにも4WDが設定されています。ローダウンした「バモス」と、ハイルーフの「バモスホビオ」の2車種がラインナップされ、用途に応じてどちらかを選べたのが特徴です。

特にバモスホビオは、ハイルーフ仕様でよりいっそう広い室内空間が得られるため、趣味用の車としても人気を得ました。撥水と消臭シートで汚れを気にすることなく荷物が積めて、4WDで未舗装路の走破性能が高いこともあわせて、アウトドアユースとして使用する方も多いのが特徴です。

2012年～2018年までの年式ごとで、買取価格相場を以下にまとめましたのでご覧ください。なお、走行距離は5万kmの設定で、2020年1月時点での相場となります。

・2012年式…32.0万円
・2013年式…36.0万円
・2014年式…40.0万円
・2015年式…44.0万円
・2016年式…49.0万円
・2017年式…54.0万円
・2018年式…60.0万円

スタイリッシュパッケージ（2WD） 2010年08月～2012年06月：40.0万円

スタイリッシュパッケージは、2010年8月～2012年6月の約2年間という短い期間で販売されていたモデルです。

バモススタイリッシュパッケージは、LグレードとMグレードの両方に設定されています。通常のモデルよりもスタイリッシュパッケージのほうが、フロントフォグランプがつくなど装備が充実しているのが特徴です。そのため、新車販売価格もスタイリッシュパッケージのほうが高価な設定でした。

以下に、2010年～2012年までの年式ごとで、買取価格相場をまとめましたのでご覧ください。なお走行距離は5万kmの設定で、2020年1月時点での相場となります。

「Lスタイリッシュパッケージ」
・2010年式…29.0万円
・2011年式…33.0万円
・2012年式…37.0万円

「Mスタイリッシュパッケージ」
・2010年式…30.0万円
・2011年式…33.0万円
・2012年式…38.0万円

スタイリッシュパッケージ（4WD） 2010年08月～2012年06月：40.0万円

スタイリッシュパッケージのL、Mともに4WDの設定があります。新車販売価格は、2WDの価格よりも10万円以上高額となるため、買取価格相場も高値が期待できます。

広い室内空間を活かして荷物を積み、アウトドアの趣味用としてバモスを使用するユーザーも多いため、スタイリッシュパッケージにおいても4WDは人気です。以下に、2010年～2012年までの年式ごとで、買取価格相場をまとめましたのでご覧ください。なお走行距離は5万kmの設定で、2020年1月時点での相場となります。

「Lスタイリッシュパッケージ（4WD）」
・2010年式…34.0万円
・2011年式…40.0万円
・2012年式…44.0万円

「Mスタイリッシュパッケージ（4WD）」
・2010年式…35.0万円
・2011年式…41.0万円
・2012年式…45.0万円

車を少しでも高く売るコツとは？

バモスは、生産が中止された今なお人気の高い車であるため、比較的高値で売却ができます。高値で売却できれば、次の車の購入資金を増やし、さらに高額な車を購入できるかもしれません。

車を少しでも高く売るためには、査定に出す前のひと手間が重要です。ここでは、少しでも高く売るための3つのコツを紹介するので、査定前に実行してみることをおすすめします。

査定前に車の清掃をする

査定前に車をきれいにしておくことで、査定士の車に対するイメージがアップします。「大切に乗ってきたのだな」という印象を受けるため、「整備についてもしっかりと実施してきた」という判断がされやすくなるでしょう。「車のきれいさ」といった査定要素はありませんが、査定士が買取額で悩んだとき、価格をアップさせる要素になる可能性は高いです。

洗車はもちろんのこと、車内の清掃も忘れずに行いましょう。シートに付いた汚れは市販のクリーナーを使い、フロアマットは取り外して水洗いをします。不快なにおいは減点対象となるため、市販の車用消臭剤を使って消臭を行いましょう。特に、車内で喫煙をしていた方や、ペットを乗せていた方は念入りな消臭が必要です。

純正パーツやオプション品をアピールする

純正パーツやオプション品を査定士にアピールすると、査定額のアップが期待できます。中古車市場においては、純正品がついた車のほうが、安心感があるために需要も高い傾向にあります。カーナビやドライブレコーダー、安全装備などの純正品がついていれば、遠慮せずアピールをしましょう。

特に、新車購入時でしか付けられない「メーカーオプション」がついた車は、プラス査定になりやすいのがポイントです。サンルーフやスピーカーなどのメーカーオプションは、中古車市場において人気なので、買取業者側としても欲しい車といえます。自信をもって査定に臨みましょう

高く売れる時期を狙う

車の買取価格は1年中同じではないので、高く売れる時期を狙って査定に出すのがおすすめです。特に高く売れる時期は、1月~3月と9月~10月となります。どちらの時期も会社の決算期にあたるのがポイントです。

決算期になると、業者側は1台でも多くの車を売って売上を伸ばそうと考えるため、「決算セール」を実施します。ユーザー側は、決算セールで安くなるのを狙うため、新車や中古車を問わず一気に需要が高まります。

買取業車は、多くの需要に対応できるよう供給量を増やそうとするため、普段より割高であっても車を買い取ろうとします。そのため、決算期を選んで売却したほうがより高値での買取が期待できるでしょう。

知っておきたい買取相場の調べ方

愛車を売却した後、新しい車を購入したり、趣味にお金を使ったりする方もいるでしょう。愛車の買取相場価格が分からないと、売却後の資金計画が立てにくくなります。計画的に行動できるように、買取相場価格の調べ方を把握しておきましょう。

調べ方は、「買取相場サイトを利用する」「買取店に見積もりを依頼する」「一括査定をする」の3つです。それぞれを詳しく解説していきます。

買取相場サイトを利用する

「買取相場サイト」と呼ばれるサイトがあり、愛車のおおよその買取相場を調べることができます。買取相場は常に変動しているため、どのサイトも頻繁に相場の更新が行われています。

買取相場サイトの魅力は「簡単さ」です。「車種」「年式」「走行距離」「利用頻度」「カラー」などを入力するだけで、愛車のおおよその買取価格相場が判明します。

ただし、サイトで判明する買取価格相場は、あくまでもおおよその金額です。実際の査定においては、「傷」「凹み」「内燃機関の状態」「オプションパーツの有無」なども査定されます。そのため、実際に査定をした場合、サイトで算出された金額よりも少ない金額を提示される場合もあるので注意しましょう。

買取店に見積もりを依頼する

売却前提にはなりますが、買取店に実際に見積もり依頼すれば、買取価格相場が分かります。

買取店への見積もり依頼のメリットは、実際の買取額に近い金額が分かることです。実車の状態を査定士に見てもらうため、より正確な金額が判明します。

デメリットとしては、大きな手間が発生することです。買取店の中でもっとも高値を付けてくれる店舗を探す場合、複数の店舗を回らなければいけません。移動や査定に時間がかかるため、多忙な方であると、なかなか見積もり依頼ができないことがあります。

一括査定する

一括査定は、インターネットのサイト上で「車種」「年式」「走行距離」「グレード」などを登録するだけで、複数の買取店から査定見積もりをもらえます。

実際の店舗に行かなくてもよいので、手間がかかりません。スマートフォンやパソコンで、24時間いつでも査定依頼ができるので、多忙な方にもおすすめです。

相場を把握できるだけでなく、複数の買取店でどこがもっとも高値を付けてくれるかの比較もできます。手間なく簡単に高値で売却できるのが、一括査定の大きな魅力です。

まとめ

バモスは広い室内空間が魅力であり、仕事や趣味などで幅広く使えることで人気を博しました。生産が終了した今でもなお人気があり、中古車市場での需要も高いのが特徴です。特に4WD車の買取価格相場は高い傾向にあり、多少年式が古くても十分な買取額が期待できます。

査定見積もりは、手間なく複数の買取店から見積もりをもらえ、もっとも高値を付けてくれる買取店が分かる一括査定がおすすめです。

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