車は即日ですぐに売れる？買取業者別にかかる日数を調査

車を売却する際には、なるべく早くお金を受け取りたいものです。取引方法や進め方は業者により異なりますが、「すぐに売却が可能な業者を選びたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、即日売却に関する情報を徹底的に解説します。実際の取引にどのくらいの日数を要するのかがわかれば、業者選びにも役立つでしょう。短期間で売るリスクに加え、高価買取を実現するコツもご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

車を今すぐ売りたい！即日売却は可能？

車を売却すれば現金が得られるので、可能なら早い段階で受け取りたいと考える方もいるでしょう。「即日売却」という言葉を目にする機会もありますが、中古車の買取において即日対応している業者はほとんどありません。

全国的に見ると0ではないものの、広く名が知れている全国展開の業者は最短でも翌日です。即日売却はユーザー側と業者側双方にリスクがあるので、あまりおすすめできません。「即日で売れるから」という理由で業者を選ぶのは、できればやめたほうがよいでしょう。

車を即日・短期間で売ることのリスク

買取査定をしたその日に売却する方法は、金銭的なリスクをともないます。時間を短縮するには有効ですが、取引後トラブルに発展する危険性を考慮しなければなりません。売却までの期間の短さではなく、信頼性の高さで業者を決めたほうがよいでしょう。ここでは、即日・短期間で売る際に知っておきたいリスクを2つご紹介します。

査定額が安くなりがち

査定から買取までの時間が短い場合、最終的な売却金額が相場よりも大幅に下回るかもしれません。売却を決断するまでの時間があまりなく、業者側との商談を重ねられないためです。即日売却にこだわると、焦りから「この価格でも仕方ない」と妥協することもあるでしょう。

査定の見積もりが出たあと、業者から「すぐに決めないと今日中に契約ができない」「時間が経つと価格が下がるかもしれない」といった脅しのような言葉をかけられる可能性もあります。短期間での売却がすべて安いというわけではありませんが、査定額が下がりやすい点には注意しましょう。

また、ほかの買取業者と比較しづらいのもリスクのひとつです。日数にこだわらなければ余裕をもって検討できますが、即日売却となると査定額を比べられる業者は限られます。高価買取が期待できる業者を見逃すリスクも考慮したほうがよいでしょう。

悪質な業者を見抜けない

全国には個人経営から大規模な中古車販売店までさまざまな買取業者がありますが、少なからず悪徳業者が存在するのも事実です。例として以下のような被害があげられます。

・契約後に売却金額を減額された
・不当な修理費用を請求された
・査定の際、強引に契約を迫られた

即日売却の場合、悪徳業者かどうか見極める余裕がありません。ほかの業者と比べる時間がないため、契約したあとに悪徳業者であることに気付く恐れもあります。

悪徳業者側も慌てて契約する客を狙って即日売却をアピールしているのかもしれません。優良な業者に依頼するためには、数日間かけて吟味したほうがよいでしょう。

【業者別】買取にかかるおおよその時間

査定から買取までに要する日数は業者によって異なります。公式サイトで目安を公開している業者もあるので、希望の日数がある方は事前にチェックするのがおすすめです。ここでは、一括査定サービスを提供している「carview!車買取」から利用可能な業者についてご紹介します。

ガリバー

「ガリバー」は10年以上日本トップクラスの実績を維持しています。買取に必要な日数は最短2営業日です。大手買取業者の中でもかなり短い日数で取引できるので、できるだけ早く売りたいという方は安心して任せられるでしょう。

「コストカット」「マージンカット」「プラス査定」の3つの要素で高価買取につなげている点も特徴です。在庫を抱える期間を短縮することで管理コストを削減し、中間業者を省略してマージンをカットしています。メーカーの純正パーツやアクセサリを装備している方はプラス査定も期待できるでしょう。

カーチス

「カーチス」は顧客満足度の高さを誇る中古車買取業者です。最短3営業日で売却の手続きが完了します。査定では1時間程度チェックをして、精算見積もりを出したのち手続きに進みます。

テレビCMで見かける機会が多いこともあり、ユーザーのほとんどが認識している業者といえるでしょう。中古車の安さも強みとしているので、中古車への買い替えを検討している方にもおすすめします。出張査定を無料で受け付けている点も魅力です。

ビッグモーター

2020年1月時点で全国267か所に店舗を構える「ビッグモーター」は、過去1年間の売上高4,600億円を記録しました。売却を終えるまでの期間は最短3営業日です。

持ち込み査定、出張査定ともに無料で行っており、車を持ち込む時間がなかなか取れないという方にもおすすめします。全国各地に店舗を展開しているので、電話やメールのみでは不安に感じるという方は、近隣の店舗を訪れてスタッフや店内の雰囲気をチェックしてみてもよいでしょう。

ユーポス

「ユーポス」はハローキティのキャラクターでおなじみの中古車買取業者です。最短翌日に売却金額が受け取れるのはユーポスならではでしょう。大手は早くとも2営業日以降である場合が多いため、「信頼できる業者でできるだけ早く売りたい」と考えている方におすすめします。

短期間の取引でも高価買取を実現しているのは、在庫を抱えないシステムを採用しているためです。ユーザーから買い取った中古車をオークションに出品することで管理コストを削減しています。カーナビ、アルミホイールといった装備がプラス査定につながります。

ラビット

「ラビット」はオートオークションを行うUSSのグループ会社として中古車買取を担っています。買い取った車をそのまま出品し、管理コストをカットして高価買取につなげる仕組みです。売却までの日数は最短3営業日~4営業日が目安となっています。

買取のみで終わらないサービスを徹底している点も魅力です。スタッフの対応力を向上させるだけでなく、ユーザーがいつでも安心して相談できるような環境を整えています。売却が初めての方でも任せられる業者といえるでしょう。

ネクステージ

「ネクステージ」は2019年以降もエリアを拡大し続けている中古車買取業者です。最短1週間程度で査定から買取までの一連の取引を行っています。

中古車を自社の在庫にしてコストカットを図るだけでなく、再販売までの期間が短い点も特徴です。中古車の価値が下落する前に次のユーザーへと渡るよう配慮されています。需要や価値が変わっても影響を受けにくいため、車のリアルタイムな価値を見いだして高価買取につなげた点がネクステージの強みです。

できるだけ早く車を売却する方法

業者が掲げる最短日数以上短縮するのは困難ですが、スムーズに進めるためのコツはいくつかあります。手続きに必要な書類の準備をはじめ、少しでも早く売却できるようポイントをおさえましょう。ここでは、査定の依頼方法や準備段階で心がけたいことを3つご紹介します。

出張査定ではなく持ち込み査定を選ぶ

最短日数での売却を望んでいる方は、出張査定ではなく持ち込み査定を選びましょう。出張査定の場合、業者が訪問できる日時をふまえてスケジュールを調整しなければなりません。場合によっては「都合のよい日がない」ということもあるでしょう。

持ち込み査定は店舗の営業時間内であれば受け付けてくれるので、予定が合わせやすくなります。担当者の時間を考慮する必要はあるものの、出張査定よりは調整が簡単です。車で店舗に出向くのが苦にならない方は効果を実感できるでしょう。

必要書類を揃えておく

正式な契約を交わすには書類が必要です。査定の段階で揃えておくと即決でも手続きができるため、準備の早さも売却までの期間に影響するといえます。必要書類は普通自動車と軽自動車で異なるので注意しましょう。

自賠責保険証や納税証明書を紛失した場合、早急に再発行の手続きをしましょう。また、車の購入後に引っ越した方は住民票を求められるケースもあるので、業者側に直接確認すると安心です。

一括査定を利用する

すぐに中古車を売却したい方は、一括査定の利用も視野に入れましょう。複数の中古車買取業者へ一度に査定を依頼し、都合のいい日時に査定してもらえます。1店舗ずつ足を運ぶ手間が省けるため、時間の節約になるでしょう。

オンラインで一括査定サービスを提供するcarview!車買取は200以上の買取業者と提携しており、最大10社への一括申し込みが可能です。上述したガリバー、カーチス、ビッグモーターといった大手買取業者も揃っているので、安心して査定を依頼できます。

短時間売却でもできる！高く売るコツ

中古車の売却が初めての方は、時間短縮と高価買取の両方を実現するのは難しいと感じているかもしれません。しかし、業者が注目するポイントやメンテナンスについて理解すれば、短時間で高額査定につなげられます。最短日数だからと諦めずに、高く売るコツを3つチェックしましょう。

アピールポイントをまとめておく

中古車買取業者の多くは「次のユーザーがどのような車を求めているか」を基準に査定します。年式や走行距離といったコンディションも大事ですが、アピールできる装備品があるかどうか把握しておきましょう。プラス査定につながる装備品は以下のとおりです。

・純正カーナビ
・サンルーフ
・アラウンドビューモニター
・ドライブレコーダー
・エアロパーツ
・アルミホイール

すでに取り外している場合、単品で提出しても問題ありません。プラス査定が望めるポイントをピックアップし、メモに残しておくと伝え忘れる心配もなくなります。

こまめにメンテナンスしておく

車を購入してから売却するまで丁寧に乗り続けることが大切です。消耗部品の劣化は避けられませんが、車内の清潔感は意識すれば維持できます。メンテナンスやコーディングを行った際には、細かい情報まで記録するのがおすすめです。査定の際に過去のメンテナンス歴を把握できるため、プラス査定が可能なポイントも明確になります。

また、査定に出す前には洗車と清掃を済ませましょう。ユーザーと車のどちらに対しても「丁寧に扱われていた」というよい印象が与えられ、高額査定につながるかもしれません。

修復歴は正直に伝える

売りたい車に修復歴があるなら、査定の際に伝えなければなりません。業者側が知らないまま取引を終えると、売却後トラブルに発展する恐れがあります。マイナス査定を逃れるために修復歴を隠した場合、発覚したときに信頼度が下がるでしょう。

信頼度が下がると、プラス査定になるはずのメリットも信用されなくなります。結果的に損をするため、修復歴や事故歴といった事実は正直に共有したほうが賢明です。修復歴のマイナスをカバーできるよう魅力をアピールしましょう。

まとめ

2020年1月時点で、車の買取を即日可能としている業者はほとんど存在しません。悪徳業者に引っかかるリスクがあるため、即日にこだわらず慎重に決められると安心です。「可能であればすぐに売りたい」という方は、最短翌日、最短2日営業日といった日数を掲げている大手業者をおすすめします。

複数の業者を比較して時間短縮を実現したい方は、carview!中古車一括査定サービスをご活用ください。時間の節約だけでなく高価買取も期待できます。