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中古車査定は日本自動車査定協会が決めるの?JAAIのことを深く知ろう!

中古車査定は日本自動車査定協会が決めるの?JAAIのことを深く知ろう!

中古車を売る時は、まず見積もりを受け取り、その金額に納得できれば実際に査定を受けることになります。中古車の査定はJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が定める基準で行われ、協会が認定した有資格者の査定士が在籍する店舗は「査定業務実施店」の区分です。
この記事では、中古車査定の基準を定めていているJAAIの業務内容や、査定士の認定制度を中心に解説します。後半では中古車買取の査定基準や査定額アップを狙う方法をお伝えするので、ぜひ最後までご一読ください。

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中古車の査定|日本自動車査定協会とは?

中古車の査定|日本自動車査定協会とは?

まずは日本自動車査定協会がどのような組織なのか把握しておきましょう。日本自動車査定協会は、経済産業省と国土交通省の指導の下、消費者保護と円滑な中古自動車の流通を目的として設立されました。中古車査定関連業務をはじめ、協会認定の査定士の育成、輸出中古車検査業務、事故による減価額証明など車に関連した多岐にわたる業務を行っています。

公正な中古車査定を実現する第三者機関

車を売る際、自分が予想していた売却希望価格と実際の査定価格の差が大きければ、査定基準に疑問を持つでしょう。そのような時、査定価格の根拠となる基準などの裏付けがあれば納得して取引を進められます。

中古車は消費者にとって身近な存在であり、経済的にも関心が寄せられる対象です。日本自動車査定協会は中立な第三者機関として中古車査定基準を定め、中古車の円滑かつ透明性の高い流通を図る取り組みを実施しています。

中古自動車査定士技能検定の実施

車は資産に該当し、中古車査定は資産を評価するという重要な業務です。日本自動車査定協会は全国の中古車取引が行われる買取業者や販売店で適切な査定が行われるよう「中古自動車査定士技能検定」による認定・研修制度を行っています。

中古自動車査定士技能検定は、分野を分けると小型と大型の2つです。検定の詳細は後述しますが、この資格を取得していることで、消費者に対し高いレベルで中古車査定業務を行える証明になります。以下は2022年度の受験案内ページです。

参考: 2022年度 中古自動車査定士技能検定 受験のご案内

事故減価額を証明

不幸にも交通事故の被害者となってしまった場合、協会は交通事故による被害者救済の一環として車の評価損を「事故減価額証明書」を有料で作成して証明してくれます。

事故減価額証明書は保険会社から評価損分の保険金を受け取るのに必要ですが、一般的な中古車買取業者ではこの書類の作成に消極的なところもあるのが現状です。協会自体は実際の示談交渉は行いませんが、証明書は加害者と被害者双方に納得のいく話し合いの有益な材料となります。

中古車査定|日本自動車査定協会の業務内容

中古車査定|日本自動車査定協会の業務内容

続いて、協会の業務内容を「査定関係」「中古自動車査定制度関係」「その他」の3つに分類して紹介します。それぞれの業務内容を知り、日本自動車査定協会への理解を深めましょう。

査定に関する業務

中古車査定に関する実際の査定業務について、島根県支所を例に紹介します。

・事故による商品価値の減価
修復歴車の価値低下を「事故減価額証明書」の発行で証明する
・全国の裁判所への資料提出
交通事故などの係争車両(当事者同士で争われる対象の車)の鑑定を行う
・個人間での売買
第三者として「査定証」の発行を行う
・推定価格の証明
遺産相続や損害賠償請求などで、必要に応じて過去の推定価格の算出を行う
・車両状態確認証明

上記の業務は全国の各支所でも実施されている内容なので、詳しくはお近くの日本自動車査定協会のウェブサイトを確認してみてください。

参考:JAAI 島根県支所 査定協会による査定

中古自動車査定制度に関する業務

中古自動車査定制度の普及、および維持を目的とした業務内容は以下の通りです。

  • 査定士の登録および管理
  • 査定士技能検定試験の実施
  • 査定士技能向上研修の実施
  • 査定士並びに査定業務実施店に対する情報提供
  • 査定業務実施店の確認と管理
  • 査定基準の研究開発
  • 査定に関する実態調査と指導

この他にも「査定士技能コンテスト」や「査定教室」、「査定セミナー」などの開催も行っており、さまざまな角度から中古自動車査定士の育成や継続的な研修を実施しています。

上記以外のその他業務

上記2つ以外にも、日本自動車査定協会は以下のような業務も実施しています。

・輸出中古車の検査(任意)
輸出中古自動車に対する信頼性の維持を目的とした検査の実施と検査員の管理を行う
・商品中古自動車の確認証明
販売店が所有している、商品中古自動車の自動車税一部軽減に関する確認証明業務を担う

この他、ウェブサイトでの会員制の中古車情報提供システム(JAAI-Net)、中古車取引の目安となるイエローブックによる情報提供など、業務内容は多岐にわたります。

協会の試験に合格した中古自動車査定士とは

協会の試験に合格した中古自動車査定士とは

協会が認定した中古自動車査定士は、中古自動車査定制度に従い中古車の適正な価値査定を行う技能を有すると認められた方です。中古自動車の査定を中心に、適正な査定価格を算出し売買契約ヘとつなげます。中古車販売店の査定員に限らず、自動車ディーラーなど車の査定業務に従事する従業員は、中古自動車査定士の資格を取得している方がほとんどです。

査定士は小型車査定士と大型車査定士の2種類

技能検定試験は小型車査定士と大型車査定士の2種類に分かれ、それぞれの試験の合格者に資格が与えられます。試験は小型車査定士が6月と12月、大型車査定士は12月のみ行われ、試験の内容は以下の通りです。

    学科試験
  • 中古自動車査定制度
  • 中古自動車査定基準、同細則および加減点基準
  • 自動車の構造、機能および取扱い
  • 保安基準、その他自動車に関する法規
  • その他査定に関する事項
    実技試験
  • 査定実技(文章と略図、カーチェックシートを用いた個別査定)

中古自動車査定士技能検定の受験資格

中古自動車査定士技能検定の受験には、以下の条件を満たしている必要があります。

    受験資格
  • 自動車運転免許保有
  • 小型車査定士受験者は普通運転免許以上、大型車査定士受験者は大型第1種免許以上
  • 自動車販売もしくは自動車整備経験半年以上
  • 古物商許可を得ている販売店、整備は国土交通省認証工場に限る
  • 協会所定の研修を修了(試験前に各支部ごとに3日間実施)

また、受験料は以下の通りです(消費税込み)。

・小型車査定士
整備士資格なし18,150円、整備士資格あり17,325円
・大型車査定士
整備士資格なし18,975円、整備士資格あり18,150円
・小型・大型同時受験
設定なし

※2022年6月執筆時点

参考:一般財団法人日本自動車査定協会 中古自動車査定士技能検定試験

査定をするなら中古自動車査定士がいるお店がおすすめ

査定をするなら中古自動車査定士がいるお店がおすすめ

世の中には数多くの中古車買取の実施店舗があり、どこに依頼すれば良いか迷うこともあるでしょう。中古車査定業務自体には特別な資格がなくても行えるため、お店ごとに査定の質に差が出てしまいやすいのも事実です。信頼できるところに査定を依頼したいなら、中古自動車査定士が在籍しているかどうかで判断しましょう。

中古自動車査定士がいるお店の見分け方

協会が実施する中古自動車査定士技能検定試験の合格者が1名以上在籍している店舗は、「中古自動車査定業務実施店」として協会に登録できます。

登録された査定業務実施店の店舗には「中古自動車 査定業務実施店」と記載された青色のプレートが掲示され、店舗のウェブサイトでも明示していることがあるでしょう。査定を依頼する時は、中古自動車査定業務実施店を選ぶことをおすすめします。

大手ディーラーではほとんどの販売員が取得


自動車ディーラーのスタッフには、自社で取り扱う車はもちろん、車について細部まで熟知していることが求められます。査定業務に従事していない方であっても、中古自動車査定士技能検定の取得を通じて知識を得ていることがほとんどです。

実際に大手の自動車ディーラーではほとんどの販売員が資格を取得しています。消費者に対しても、資格を取得したものが在籍していることは店舗への信頼につながるのです。

中古自動車査定制度に基づいた査定が可能

金額が決まる仕組みはJAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)の中古車査定基準をベースに店舗の在庫状況、地域事情、確保している販売ルートや得意分野などが加味されて決まります。中古自動車査定業務実施店同士では基礎的な査定方法が統一されているため、金額に大きく差が出ない仕組みです。

中古自動車査定士は査定時にどこをチェックする?

中古自動車査定士は査定時にどこをチェックする?

中古車査定では車の内外装、年式や走行距離、タイヤの溝や付属品までいくつもの項目を確認します。ここからは査定時にポイントとなるところを見てみましょう。なお、「中古自動車査定基準および細則の基準」では、1点=1,000円として計算されます。

外装と内装

JAAIの査定基準には、内装と外装にはそれぞれ減点対象となるポイントが記載されています。対象の一例は以下の通りです。

    <外装>
  • 1cm四方からカードサイズの傷や凹みは10点減点(ただし、1cm未満のものは除く)
  • ボディ、バンパー、スポイラーなどパーツごとに減点項目を規定
  • 灯火(ランプ)類が正常に点灯するか
  • アンテナが破損していないか
    <内装>
  • 特にタバコ、ペット等による異臭が残っている場合は40点減点
  • 座席シートや床マットの破損や汚れの状態
  • オーディオやカーナビ、エアバッグなどの動作状況

気になる箇所があれば、修理してから査定を受けようか考える方もいるでしょう。しかし修理費用が査定額よりも高く付く場合が多いので、無理して修理せずに査定に出すのがおすすめです。内装に関しては、査定前に掃除しておくと良いでしょう。

年式と走行距離

中古車購入の視点では低年式車・低走行車が好まれますが、中古車査定では特に年式・走行距離のバランスが取れていることが重要です。普通車は年間走行距離1万km、軽自動車は8,000kmを基準に、それより多いか少ないかで査定額が上下します。

走行距離に関しては、大台と呼ばれる3万km、5万km、7万kmを境に査定額はダウンし、10万kmを越えてしまうと買取自体が難しくなるでしょう。買取に出すタイミングで迷っている場合、走行距離が大台に達する前というのを目安にするのも方法の1つです。

タイヤとホイール

タイヤやホイール、マフラーなどの足まわりも査定基準が定められています。道路運送車両法の保安基準に準じ、タイヤの溝の深さは「1.6mm以上」残っていることを標準状態としています。一部でも1.6mm未満の箇所(スリップサイン)があるタイヤは、整備不良で使用が禁止されているのです。

スリップサインが出ているタイヤは、ハンドルやブレーキが利きにくく事故のリスクが高い危険な車と判断され、査定でもインチ数に応じて9点からの減点対象となります。

純正品と社外品

特に後付け不可である純正オプションは、故障や汚れ等の不備がないことを前提に査定額アップも見込めます。

  • パワーステアリング
  • パワーウインド
  • 電動式サンルーフ
  • レザーシート
  • カーナビ
  • 衝突軽減ブレーキ、前後誤発進抑制装置などの安全装備

JAAIの査定基準では上記のような装備に加点基準が設定されていますが、標準装備は除外されます。購入後に社外品に交換している場合、交換費用を考えると必ずしも査定のために純正品へ戻すことがプラスとは限りません。社外品でも査定額が付くものもあるので、査定時はどちらもそろえて持ち込むのがおすすめです。

車検期間

どのくらいの車検期間が残っているかも査定額に影響します。JAAIの査定基準では、車検が4か月以上残っている場合、乗用車のクラス特・Ⅰで3点、Ⅱ・ⅢとⅣで2点、軽で1点の加点対象です。残り期間が長いほど多く加点される一方、残り期間が3か月を切ると加点はありません。

車検を通すとなれば、まとまった出費が必要になり、車検切れ状態での買取は公道を走れないためレッカー移動を依頼する手間も生じます。車を売ることを検討しているならば、車検の残りがギリギリになってしまう前に行動することが大切です。

修復歴

車の骨格(フレーム)部分に損傷がある車は、修理や交換を問わず「修復歴車」に該当し大幅な減額対象です。今後車を安全に使用していくことを考えた場合に故障やトラブルのリスクとなるためですが、減額対象の情報は言い出しにくいこともあります。

査定を受ける車について虚偽の申告をした場合、告知義務違反として契約不適合責任(旧 瑕疵担保責任)を問われかねません。損害賠償請求などの重大なトラブルに発展しかねないため、車の状態を正直に伝える必要があります。

査定額アップを狙うなら買取カービューへ!

査定額アップを狙うなら買取カービューへ!

日本自動車査定協会の中古車査定基準や査定額アップのコツを理解できたら、信頼できる買取業者を探して査定を受けてみることをおすすめします。査定を受ける車と相性の良いところを効率良く探すには、買取カービューの愛車無料一括査定サービスがおすすめです。

「愛車無料一括査定サービス」で複数の査定額を比較

査定額アップのコツは、複数の買取業者に査定を依頼し査定額を比べて額の再交渉をすることです。1社だけの査定額では、査定額の引き上げが難しく感じるかもしれません。しかし、相見積もりと呼ばれるこの方法ならば、値段が付けにくいような状態の車でも査定額アップの交渉を行えます。

買取カービューの愛車無料一括査定サービスは、メーカーや車種、年式、走行距離に加えユーザーの居住地域などを入力すれば複数の買取業者に一括で査定を申し込める便利なサービスです。

JPUC加盟と多数の実績が安心の証!

車を売るとなれば、何かと不安や疑問が出てくるものです。中古車買取は査定額に注目しやすい傾向にありますが、信頼できる買取業者選びもとても重要なポイントといえます。

数ある中古車買取業者のうち、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)加盟店や適正買取店は特におすすめです。JPUCは一般消費者が安心して車を売却できるような取り組みを実施しており、優良買取業者の認定制度を実施しています。

利用実績450万人以上の買取カービューは、多くのJPUC加盟店や適正買取店と提携しています。ぜひ買取カービューで、信頼度の高い買取業者を探してみましょう。

大手から専門店まで多種多様の買取業者と提携

中古車買取業者は店舗ごとに強みとしている車種や特徴があり、売りたい車と相性の良いところであれば高価買取も狙いやすくなります。

買取カービューはCMでもおなじみの大手から、SUVや軽自動車などの専門店まで300社以上と提携している点が強みです。自力で相性の良い買取業者を探すとなれば手間がかかりますが、買取カービューならば無料で任意の最大10社に査定を一括して依頼できるので、忙しい方でも自分に合った買取業者と出会えます。

まとめ

まとめ

日本自動車査定協会は中古車買取の基礎となる中古車査定基準を決めるだけでなく、中古自動車査定制度に関する業務から各種刊行物の発行と情報提供まで、さまざまな業務を担っています。

信頼できる買取業者へ納得のいく金額で車を売るのであれば、中古自動車査定士が在籍する店舗やJPUC加盟店(適正買取店)に査定を依頼すると良いでしょう。

買取カービューの愛車無料一括査定サービスならば、優良な買取業者へ一括して査定を申し込めます。信頼できる買取業者へ納得の価格で車を売りたい方は、ぜひ買取カービューへお任せください。

写真:アフロ

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サービスの流れ
  • お見積もりを依頼
  • 買取店から電話か
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LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。

中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声

買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。

  • トヨタ プリウス
    実際の査定金額
    70.0万円
    見積り数
    5社
    査定満足度
    3.5
    ユーザーコメント

    オートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。

  • ホンダ フィット
    実際の査定金額
    63.9万円
    見積り数
    5社
    査定満足度
    5
    ユーザーコメント

    一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。

  • 日産 セレナ
    実際の査定金額
    75.0万円
    見積り数
    8社
    査定満足度
    5
    ユーザーコメント

    はじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。

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※1 2019年4月時点 当社調べ