車を売却するなら査定シミュレーションで相場を調べよう! メリットや注意点も
中古車買取店やディーラーのウェブサイトでは、自身で車の価格相場を調べる「査定シミュレーション」を提供しています。この査定シミュレーションは、どのように活用するのでしょうか。
この記事では、査定シミュレーションの使い方やメリット、注意点、高く売るためのポイントを紹介します。これから車を売りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
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車の買取相場を調べる車の査定額を左右する要素は?
車を査定に出すと、相場よりも安い価格や0円の提示を受ける場合があります。査定額を左右する主な要素は「車種・グレード」「走行距離・年式」「標準装備・オプションの有無」「コンディション」「市場におけるトレンド」です。
ここでは、各要素がどのように査定額に影響するのかを確認しましょう。
車種・グレード
車種は、査定額への影響が大きい要素です。人気の車種や最新の車種は、中古車市場においても需要が高いため、高額査定を期待できるでしょう。
また、同じ車種でもグレードによって査定額は変わります。エンジンや駆動方式、トランスミッション、内外装などの違いにより、需要が異なるためです。一般的に上級グレードは査定額が高く、エントリーグレードは安い傾向があります。
走行距離・年式
購入する中古車を選ぶ際、多くの方が走行距離を意識するでしょう。中古車業界では走行距離を「3万km」「5万km」「7万km」「10万km」で区切っており、特に大台である10万kmを超えると査定額に大きく影響します。
これは、一般的に車の寿命は走行距離10万kmとされているためです。走行距離が長いほど車が使い込まれ、エンジンやタイヤなどの各パーツが劣化していると判断されます。反対に、走行距離が5万km以下の場合は中古車として十分な需要があるでしょう。
また、年式も新しいほうが中古車市場での人気が高く、高額査定が出やすい傾向にあります。年式も「5年目」「10年目」を超えると、査定額が一気に低くなるでしょう。
しかし、年式が古くても同車種の後続モデルがなく、絶版モデルであった場合などにはプレミア価格が付くこともあります。
標準装備・オプションの有無
査定の際は、装備やオプション品もチェック項目です。純正ホイールをはじめとする、本来あるべき標準装備品がない場合は、評価を下げてしまうこともあります。
一方で純正オプションは高くなりやすい傾向にあります。特にカーナビや電動スライドドアなどのメーカーオプションが高評価となりやすく、ディーラーオプションの場合でも査定時の評価アップが見込めるでしょう。
カスタムなどの目的で純正品を社外品に付け替えると、マイナス査定につながるでしょう。取り外した純正品は、処分せずに大切に残しておくことをおすすめします。ただし、
人気ブランドなど、カスタムパーツのほうが高額になる可能性もゼロではありません。
コンディション
修復歴の有無やコンディションも査定に影響します。一般的に、小さな傷やへこみ程度であればそこまでマイナス要因とはなりません。しかし、損傷の度合いによっては修理費用相当の減額となります。
また、車両骨格部のダメージは査定額に大きな影響を与える要素です。事故により骨格が損傷してしまった場合「修復歴車」となり査定額が下がります。値段が下がるのは残念ですが、後のトラブルを避けるためにも事故歴がある場合は隠さず正直に伝えましょう。
市場におけるトレンド
車市場のトレンドも、査定にはとても重要な要素です。中古車の買取相場は、その車にどのくらい需要があるかによって決まります。人気があって需要が高い車種であれば買取価格が高くなり、反対に需要の低い車種は低価格になるでしょう。
中古車買取店も売れる可能性が高い在庫を求めているため、人気の車や新しい車は高い価格で買取ります。
車種だけでなく、ボディカラーも重要です。一般的に人気がある「ホワイト系」や「ブラック系」は、他のカラーよりも高価格を期待できるでしょう。
加えて、どのような車に需要があるかは地域によっても異なります。例えば、雪が多く降る地域では走行性能が高い4WD車の人気が高くなります。特定の地域で需要が高い車の売却先は、地域密着型の買取業者がおすすめです。
車を売却する際は査定シミュレーションで相場をチェックしておこう
このような場合に有用なサービスが「査定シミュレーション」です。ここでは、査定シミュレーションの概要と必要性を解説します。
車を売却する際は相場を把握しておくことが大切
もし何も情報を入手しないままで査定に出した場合、出された査定価格が高いのか安いのかが分かりません。本来の価値より安い価格で売却しないためには、愛車の査定相場を事前に把握することが大切です。
査定相場を知ることで、次に購入する車の頭金や購入資金の目安にもなります。また、本査定で交渉の際、前もって愛車のおおよその買取価格を知っておくと有利に話が進められるでしょう。
査定シミュレーションとは?
車の査定金額を調べるには、ディーラーや中古車買取店に見積もり依頼をするのが一般的です。その方法には「持ち込み査定」「出張査定」「一括査定」などがあります。
一方、より気軽に調べたい場合に便利な方法が、ウェブサイトの「査定シミュレーション機能」です。さまざまな自動車メーカーのウェブサイトや中古車買取サイトに、査定シミュレーションのページが設置されています。
車種や年式、グレードなどの項目を選択することで、おおよその査定額を割り出せる仕組みです。利用の流れはシンプルなため、自分の車の情報を把握していればすぐにできます。
査定シミュレーションで中古車相場を調べる方法
査定シミュレーションを提供している業者として、メーカーと中古車買取店の2種類があります。
ここでは、メーカーと中古車買取店の査定シミュレーション機能の使い方を見てみましょう。それぞれのメリットを理解した上で、ぜひ愛車の査定額を調べてみてください。
メーカーの査定シミュレーション機能
大手車メーカーのシミュレーションサイトは、簡単な操作ですぐに下取り参考価格が表示されるのでとても便利です。また、日産やトヨタなど、メーカーによってはシミュレーション時に個人情報の入力が不要なところもあるため、安心して気軽に利用できます。
中古車買取店の査定シミュレーション機能
中古車買取サイトはたくさんありますが、シミュレーション機能の使い方は基本的には変わりません。
- メーカーと車種、年式、走行距離を選択
- 個人情報を入力
- 入力情報の確認
- 車の状態の確認、または査定額の連絡
中古車買取業者は専門だけあって中古車市場に精通しているため、査定額はメーカーサイトに引けを取りません。むしろ、下取りよりも高額な査定が出る傾向にあります。
車の売却前に査定シミュレーションを利用するメリット
査定シミュレーションの大きなメリットは、事前に価格の予想ができるという点です。今車を売ったらどれくらいの価格になるかを事前に把握できるため、売却するか否かの判断がしやすくなります。
また、おおよその平均査定価格を知ることで実際の査定で提示された査定額が適正であるか判断でき、買取価格の交渉もしやすくなるでしょう。
査定シミュレーションでは業者とのやりとりがなく、気軽に利用できるのも利点です。シミュレーションでは、入力された車種や年式などの情報に基づき相場を表示するため、ウェブサイト上で手続きが完結します。
査定シミュレーションで中古車相場を調べる上での注意点
査定シミュレーションを使用することにより事前にある程度の価格、実際の査定金額とは異なる場合もあります。
また、結果として表示された金額の下限から上限までの幅が広かったり、利用するサイトによって精度に差があったりすることにも注意が必要です。
シミュレーションの結果はあくまでも「目安」として、参考程度に考えるようにしましょう。より正確なシミュレーションがしたい場合は、個人情報や車の詳細なデータの入力が必要です。
電話番号の入力が必要なサイトでは、シミュレーションの後に買取業者から営業の電話がかかってくることがあります。
車の査定額を把握できるその他の方法
査定シミュレーションで算出される価格は目安であり、装備内容やコンディションなどの細かな内容は反映されません。
査定シミュレーションの他にも、車の査定額を把握できる方法があります。複数の結果を比較することで、実際の査定額をイメージできるでしょう。ここでは、査定額を把握できる4つの方法を紹介します。
実際に査定を依頼する
一般的な方法が、ディーラーや中古車買取店への査定依頼です。実際の買取価格を提示してくれるため、正確な情報が手に入ります。
デメリットは、実際に査定を受ける必要があることです。依頼先で売却せずに見積もりだけを確認しても問題はありませんが、査定後の営業を断りづらい方もいるでしょう。
ディーラーは、新車の販売がメインです。ディーラーへの依頼は、新車購入が前提の下取り査定となる点に注意しましょう。
車買取査定アプリを使う
近年では、スマートフォンだけで査定から売却までできる車査定アプリもあります。スマートフォンで車と車検証を撮影し、必要事項を入力するだけで済むため、忙しくてなかなか時間がとれない方や手軽に査定を試したい方におすすめです。
中には、車の写真を「撮るだけ」で査定ができるアプリケーションもあります。査定アプリでは、AIと高精度システムにより現車確認なしでの価値予測が可能です。
査定額に納得したら、そのまま登録情報を入力して引き渡しの日程も決められます。スマートフォンさえあれば24時間いつでも査定や売却ができるため、まさに時代に沿った方法といえるでしょう。
販売価格を参考に相場を予想する
中古車の販売価格と査定価格は、基本的に比例関係にあります。中古車情報サイトなどで確認できる販売価格を基に、相場を予想できるでしょう。販売価格の70%~80%が査定価格の目安です。
この方法は、愛車と条件の近い商品を見つける必要があります。車種・ボディカラー・グレード・年式・走行距離が愛車と近い車がない場合は、別の方法がおすすめです。
実際に査定を受けた方の買取実績を参考にする
中古車買取店の中には、ウェブサイトで買取実績を公開しています。車種・ボディカラー・年式・走行距離などとともに、実際の査定価格の確認が可能です。愛車に近い条件の車が実際にいくらで買取されたのかが分かります。
しかし、車両状態やオプション情報までは分かりません。また、相場は変動しやすいため同じ条件でも価格が変わる可能性もあります。
シミュレーションで中古車相場が把握できたら実際に査定を受けよう
査定シミュレーションで中古車相場が把握できたら、実際に業者から査定を受けて売却を判断します。主な査定の依頼方法は「持ち込み査定」「出張査定」「一括査定」の3種類です。ここでは、各依頼方法のやり方とメリットを紹介します。
車をお店に持ち込みして査定を受ける方法
車をディーラーや中古車買取店に持ち込み、査定を受けることを「持ち込み査定」といいます。スケジュールが空いたタイミングで、気軽に査定を受けられる点がメリットです。必要書類がそろった状態で査定価格にも納得したら、その場で売却できます。
デメリットは、混雑時の待ち時間が長い点です。休日や繁忙期(2月~3月、9月)は、査定を受けるまでに数十分~数時間の待ち時間が発生する可能性があります。
待ち時間を避けたい方は事前に予約すると良いでしょう。売却する場合は、帰りの交通手段にも注意が必要です。
自宅などの指定場所に呼んで査定を受ける方法
自宅などの指定場所に店舗スタッフを呼び、査定を受ける方法を「出張査定」といいます。店舗に行く手間を省けるだけでなく、事故車や車検切れ車両などの公道を走れない車の依頼も可能です。
予約した上で査定を受けるため、待ち時間はありません。スケジュールを調整すれば、複数業者から同時に査定を受けられます。
デメリットは、店舗によって出張手数料がかかる点です。また、スタッフに来てもらうことで断りづらく感じる方もいるでしょう。
複数社に一括で査定を申し込む方法
高価買取を目指すには、複数の業者へ査定を依頼し、見積もりを比較することが大切です。しかし、複数の店舗を回ったり、スケジュールを調整したりと大きな手間がかかります。
ウェブサイト上の一括査定サービスを利用すれば、同時に複数社へ査定の申し込みが可能です。スマートフォンなどで手軽に利用できるだけでなく、より高額で売却できる店舗が分かります。
愛車を少しでも高く売却するためのポイント
自分が乗ってきた愛車を少しでも高く売却したいと考える方は多いのではないでしょうか。ここでは、高額査定につながるポイントをご紹介します。
中古車の需要が高まる時期を選ぶ
車を少しでも高く売却したいなら、中古車の需要が高まる時期を選ぶのが良いでしょう。特に高い査定額が出やすいのは1月~3月と、7月~9月です。
1月~3月は新生活のスタートに向けて車を購入しようと考える人が増えることに加え、多くの買取店が3月に決算期を迎えます。
7月~9月は夏のボーナス支給後であることに加え、転勤や引っ越しの多い時期です。また、9月は買取業者が半期決算期に設定しているケースが多いことから、査定額が上がる傾向にあります。
できるだけ車をきれいな状態にしておく
査定前には、できるだけ車をきれいな状態にしておきましょう。掃除をしたからといって査定額が上がるわけではありませんが、査定士に「大切に乗っていたんだな」「普段からしっかりメンテナンスしていそうだな」という印象を与えられます。
車の外側は洗車をする程度で十分です。車内は、座席やフロアマット、トランクルームなども含め、汚れていたら掃除をしましょう。
注意が必要なのは車内の臭いです。タバコやペットの臭いが付いている場合はできる限り消臭しておきましょう。芳香剤の香りは人により好き嫌いがあるため、無臭にするのが理想です。
傷やへこみは無理に修理しない
車の査定において、ボディ全体の傷やへこみはチェックされます。傷の大きさ次第では査定額が下がることがあるので注意が必要です。
しかし、査定前に自分で費用をかけて傷を直すのはおすすめできません。車の傷やへこみの修理には高額な修理費がかかります。修理をしたことで査定額が上がったとしても、修理費分を補うほどの金額アップは期待できないでしょう。
オプション装備はアピールをする
オプション装備は、積極的にアピールしましょう。特に評価されやすいのが、車の製造段階で取り付ける「メーカーオプション」です。後付けできないことから、査定額アップを期待できます。
メーカーオプションほどではありませんが、後付けが可能なディーラーオプションも評価されるポイントです。どちらも純正オプションであれば、査定額アップが見込めるでしょう。
一方で、社外オプションは人気のブランドであれば評価されることもありますが、そうでない場合はあまり査定額アップにはつながりません。デザインによって好みが分かれたり、品質が一定ではなかったりすることが理由です。
走行距離が短いうちに売る
中古車は走行距離が長くなるほど査定額が低くなる傾向にあります。目安として、走行距離が10万kmを超えている車はパーツが消耗・劣化することにより、高額部品の交換も視野に入れなくてはなりません。そのため、車本体の評価額は低く設定されます。
将来的に車の売却を考えているなら、5万km、10万kmなどの大台に乗る前に決断するのがおすすめです。日頃から走行距離を意識しておくと良いでしょう。
フルモデルチェンジの前に売る
車のフルモデルチェンジとは、基本設計から内装や外装までを全面的に改良することです。フルモデルチェンジされた新型モデルが発表されると、現行モデルを売却する方が増えるため、査定額の相場が下がります。
新型モデルの発売が決まると、現行モデルは「型落ち」「旧型」という扱いになり、査定相場は一気に下がるでしょう。
フルモデルチェンジは4年~7年周期で実施されるため、乗っている車の新型モデルが発売する情報を把握したら、素早い決断が重要です。愛車が先代モデル・先々代モデルになる前に売却することをおすすめします。
正確な査定額が知りたいなら、カービュー 車買取の中古車一括査定サービスがおすすめ
査定シミュレーションで算出されるのはおおよその金額であり、正確な査定額までは分かりません。そのため正確な査定額を把握し、高価買取を目指すなら、カービュー 車買取の中古車一括査定サービスがおすすめです。
カービュー 車買取は2000年に中古車査定仲介サービスを開始して以来、500万人以上にご利用いただいています。これは業界でもトップクラスの実績です。また、JPUC(一般社団法人日本自動車購入協会)にも加盟しており、協会と連携して安全・安心なサービスを提供しています。
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申し込みはとても簡単で、インターネットから査定金額を知りたい車の「メーカー・モデル・年式・走行距離」を入力するだけです。パソコン・スマートフォンのどちらからでも利用できるため、好きな時間に好きな場所から申し込めます。
まとめ
中古車相場を調べる方法はいくつかありますが、査定シミュレーションは「手軽さ」の面で優れています。査定シミュレーションの金額は、本査定前の参考・目安程度です。
しかし、知っていることで愛車の価値を理解し、適切な売却先を判断できるようになります。査定に移る前に、高く売却するポイントを押さえておきましょう。
愛車を高い金額で売却したい方は、買取実績が豊富なカービュー 車買取の中古車一括査定サービスをご利用ください。最大10社の比較が簡単にできるため、納得のいく取引ができるでしょう。
#車査定
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
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- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ