車の走行距離は査定でどのくらい重要?年式とのバランスが見られている

走行距離は車買取の際の査定額を左右するポイントの一つですが、特に年式とのバランスが重要視されています。多走行車であることを理由に売れないケースもあれば、多走行車でも高値が付くケースがあるので、違いを理解しておきましょう。
この記事では、車の査定における走行距離の重要性について解説します。記事の前半では査定に影響するポイントを、後半では多走行車でも高く売るコツを紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
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車の買取相場を調べる車の「年式と走行距離のバランス」は査定の重要項目

多走行車や過走行車は売れにくいという話を、耳にしたことがある方もいるでしょう。しかし、車の査定額は走行距離以外の影響も受けるので、特に年式の新しい車であれば、高額で査定してもらえる可能性があります。ここでは車の査定における走行距離の意味や、走行距離とのバランスの重要性について解説するので、確認してみてください。
「走行距離=車の寿命」を意味する
車の走行距離は、寿命を確認する際の重要な指標です。走行距離では、10万kmが一つの基準とされており、その車が残り何年走れるのかを判断する材料としても活用されています。また、年式では新車登録から13年程度が寿命とされているので、一般的にはいずれかを基準に車の買い替えや売却を行うケースが多い傾向にあるのです。
高年式・低走行車ほど高値が付きやすい
車の査定は、「高年式車」「低走行車」ほど高値が付きやすいでしょう。車の年式は、車検証の初度登録年から確認できます。ただし車の年式では、下記のような車の価値が大きく下がるタイミングがある点に注意しましょう。,000kmです。このような車は過走行車として減額の対象になります。
走行距離に関する査定の基準は「JAAI(日本自動車査定協会)・3年落ち(新車の7割程度の時価)
・5年落ち(新車の半分程度の時価)
・13年落ち(自動車税が15%程増税される)
走行距離が短い車でも、上記に該当すれば査定額が低くなる点を踏まえ、車の査定を依頼しましょう。
査定では年式と走行距離のバランスが重要
「高年式・過走行車」と「低年式・低走行車」は、それぞれ査定額が低くなる傾向にあるので気を付けましょう。高年式でも過走行な車は、見た目が良くなかったり、走り過ぎを理由に価値が付かなかったりすることから、査定では減点対象となるのです。
また、低走行でも低年式の場合は、部品が劣化していて故障のリスクがあったり、事故歴・修復歴があったりすることから減額されます。
車の査定では、年式と走行距離のバランスが重要なので、売却時はその点も意識しておくと良いでしょう。
車の走行距離でみる査定額の目安

車の査定では、年式と走行距離のバランスが重要ですが、走行距離にも基本的な考え方とおおよその目安があります。また、多走行車・過走行車の基準も存在するので、査定前に愛車が該当していないかチェックしてみると良いでしょう。ここでは車の走行距離の基本と距離別の査定額の目安について解説します。
基本は1年1万kmで考える
走行距離に関しては、年間1万kmが基準です。査定の際には基準よりも走行距離が多ければマイナス査定になります。
たとえば、売却したい車が2016年式の場合、3万km程度であれば走行距離が原因で減額されることはないでしょう。ただし、同じ2016年式でもすでに5万km走っている車であれば、1年あたりの走行距離は約16,000kmです。このような車は過走行車として減額の対象になります。
走行距離に関する査定の基準は「JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)」が具体的に提示しており、多くの中古車買取業者で使われています。高値で売却したいと思っている方は、近場の移動には自転車や公共交通機関を利用し、年間1万km以内に抑えて走行すると良いでしょう。
参考: 『日本自動車査定協会 中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』
【多走行車】5万kmオーバー
総走行距離が5万kmを超える場合は、多走行車と見なされるので査定額が下がります。年に1万km走ると換算すれば、ちょうど5年落ちの車となり、2度目の車検時期とも重なる計算です。このタイミングは、タイヤなどの部品交換が必要となるため、車検費用が高くなることが懸念されます。
また、5年落ちの車は新車購入時の半分程度の価値しか付かないので、5万kmを超える前に売却するケースが多くなっているのです。
【過走行車】10万kmオーバー
総走行距離が10万kmを超えていると、査定額が大きく下がります。10万km以上走っている車はさまざまなパーツが劣化していると考えられ、その整備費用が査定額から差し引かれるため大幅に減額されます。また、車の状態によっては買い取ってもらえないこともあるので注意しましょう。
ただし、人気の車種や希少性が高い車なら、走行距離10万km超えでも高値が付く可能性があります。愛車にどの程度の価値があるか知りたい方は、一度査定してもらうことをおすすめします。
車の走行距離だけじゃない!査定に影響するポイント

車の査定額に影響する要素は、走行距離以外にもいくつかあります。ここでは、傷やへこみなどの車のダメージと、修理や修復歴の有無といった査定に影響するポイントについて詳しく解説します。愛車をより高く売却したいと考えている方は、車の走行距離だけではなく、しっかりと愛車の状態をチェックして高額査定を狙ってみましょう。
年式
年式とは、その車が初度登録された年のことを指します。基本的に、年式が新しいほど査定額が上がり、古くなるにしたがって徐々に査定額は下がります。
ただし、査定額を上げるために修理しようと考えている場合は注意が必要です。修理にかかるコストよりマイナス査定による減額の方が少ないことも多く、かえって損をする場合があります。傷や凹みの修理費とマイナス査定による減額分を比較し、得になる方を選びましょう。
市場で需要があるか
中古車市場における人気車種は、年式や走行距離などの影響を受けにくく、長い間価値をキープし続ける傾向があります。たとえば、高性能で燃費の良い車はその代表例です。中古車選びでも、性能面を重視する方が多く、ガソリン代の節約につながるエコな車は常に人気があります。
反対に、中古車市場では高級車に対する人気が落ちやすい傾向にあります。高級車はエコカー減税の対象とならず、排気量も多いことから、買取額が想定よりも低くなることがある点に注意しましょう。
修理や修復歴の有無
年式が新しく、走行距離が適正な車でも、修復歴があると大幅に減額されます。修復歴に関しては、年式が新しい車ほど減額率が大きくなる傾向があるということを覚えておきましょう。
修復歴がない車でも、さまざまな箇所を頻繁に修理している車はマイナス査定になる場合があります。このような車は一度査定に出してどの程度減額されるか知っておくと安心です。その上で、売却するか乗り続けるか判断しましょう。
走行距離が多い車も安心して査定を任せられる買取業者の特徴

走行距離が多い車を一般的な買取業者に査定に出すと、大幅に減額されたり値がつかなかったりする場合があります。売却したい車に適した買取業者を選べば、より高く売却できるかもしれません。ここでは、走行距離によるマイナス査定が不安な方におすすめの買取業者をご紹介します。
海外に販売ルートがある業者
日本国内ではほとんど需要がない車でも、海外市場では需要がある車も存在します。メーカーの信頼が高く品質も良い日本車は海外でも人気があるため、国内で需要があるか不安な車を売却する際には、海外に販売ルートがある買取業者を検討しましょう。海外流通を重視している買取業者であれば、過走行車も高値で買い取ってくれる可能性があります。
専門性のある業者
希少性がある車種や旧車といったコレクター需要が高い車は、専門性のある買取業者に売却するとより高く買い取ってもらえるでしょう。
旧車であれば旧車専門買取業者、使われているパーツに価値がある車はパーツ買取に力を入れている買取業者がおすすめです。他にも、高級車を専門に取り扱っている買取業者や商用車に強い買取業者も存在します。売却したい車に応じて適切な買取業者を選びましょう。
廃車を買取してくれる業者
事故や故障で動かなくなった車や古すぎて買取を断られた車は、多くの場合、廃車にするしかありません。その際、廃車買取業者に売却すれば、車として価値がない状態でもパーツやスクラップとして買い取ってくれます。
廃車買取業者の中にはパーツを販売するルートを確保しているところもあります。そのような買取業者であればまだ使えるパーツはパーツとして、使えないところはスクラップとして値段をつけてくれます。
また、廃車にするには解体費用がかかるため、コストをかけずに処分する手段としても廃車買取業者への売却がおすすめです。
走行距離が多い車の査定額を上げるには?

年間1万km以上走っている車や、総走行距離が10万kmを超える車を売却したいと考えている方もいるのではないでしょうか。そのような車の査定額を上げるには、車のコンディションを良好に保つことが大切です。ここでは、走行距離が長い車の査定額を上げるためのポイントを4つご紹介します。
メンテナンスは欠かさずに行う
定期的にメンテナンスを行えば、車のコンディションを良好に保てます。日頃から車を丁寧に扱い、必要に応じて消耗品を交換したり整備を行ったりしましょう。きちんとメンテナンスされている車は、車体やパーツが劣化しにくくなります。
コンディションが良好であれば、走行距離が長い車でも査定額が高くなる期待が持てます。売却する時のことを考えて、普段から定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
車を綺麗な状態に保つ
清潔感も重要なポイントの一つです。内装や外装がきれいな車は需要が高く、売却の際にも良い印象を与えるでしょう。内装をきれいに保つには、こまめな掃除や定期的なクリーニングが大切です。また、食品やペット・灯油のにおいが残っているとマイナス査定につながるので、普段からにおいが付かないよう注意しなければなりません。
定期的に洗車をすれば、外装をきれいに保てます。なるべく屋内に駐車することを心がけ、屋外に駐車する際にはカバーをかけて雨や紫外線による劣化を防ぎましょう。
純正パーツの保管
純正パーツが使われている車は、査定額のアップが期待できます。車をカスタマイズする時には、取り外した純正パーツを保管しておくことをおすすめします。
査定に出す際には、カスタムパーツを取り外して純正パーツに交換しましょう。純正品ではないパーツをつけていると、マイナス査定になる恐れがあります。ただし、交換に工賃がかかる場合は無理に交換せずに、純正パーツを一緒に持ち込むと良いでしょう。
他にも、メーカーの純正オプションもプラス査定になる可能性があります。純正オプションを搭載しているなら、積極的にアピールしましょう。
車検切れの前に余裕を持って売る
車検が残っていると、「車検を通すコストが節約できるため買い手が付きやすい」という販売店と買い手両者のメリットにつながります。なるべく高く売却したい方は車検が残っている状態で査定に出しましょう。
一方、そろそろ車検が切れるという場合は注意が必要です。車検が残っていた方が査定額は高くなる可能性がありますが、車検を通すにはお金がかかります。そのため、車検を通してから売却するとかえって損をすることもあるのです。車検までの期間が短いことによる査定額の減額と車検費用を比較して、どちらが得になるか判断する必要があるでしょう。
走行距離の多い車でも高値が期待できる一括査定サービスとは?

走行距離の多い車でも、査定額を上げるコツを実践することで、満足のいく査定額に限りなく近づけるはずです。しかし、もうひと声が欲しい場合は、車を高く売るのに必要な大事なことを見逃している可能性があるので、今一度確認してみましょう。ここでは走行距離の多い車でも高価買取が期待できる、一括査定サービスについて解説します。
中古車買取店に売るのが最高額ではないの?
車を高く売りたい方は下取りよりも、中古車市場の買取相場を反映してもらえる買取の方がおすすめです。しかし、仮に1社の買取業者に査定依頼をしても、最高額が提示されるかはわからないので、複数の買取業者で査定額を比較する必要があります。
「相見積もり」と呼ばれる複数の買取業者の見積り比較を行えば、基本的に高い査定額を提示してくれた買取店を売却先に選ぶだけです。最低でも3社以上の買取業者から見積りを集めるのが、最高額での売却への第一歩でしょう。
手間をかけずに一括査定サービスで賢く売ろう!
相見積もりを取るために、1社ずつ査定依頼を行うと、非常に時間や手間がかかります。
相見積もりを手軽に揃えるなら、一括査定サービスを利用しましょう。一度の情報入力で複数買取業者の見積りが集まるので、従来のような手続きの負担を大幅に減らせます。また、3社以上の見積りが自然と比較できるので、後は最高額で買取してくれる先を選択するだけです。手間をかけずに賢く売るなら一括査定サービスをご利用ください。
買取カービューなら走行距離の多い車も高価買取を目指せる

一括査定サービスは、「提携社数」「査定申し込み可能数」に注目して選ぶのがおすすめです。提携している査定会社数が多ければ高く売れる可能性も高まり、査定依頼数が3社以上であれば、高価買取も実現しやすいでしょう。ここでは走行距離の多い車も高価買取を目指せる方法として、買取カービューの愛車無料一括査定サービスについて解説します。
高価買取メソッド1)300社以上の豊富な買取業者
買取カービューは、JPUC(日本自動車購入協会)の加盟店を含めた300社以上の査定会社と提携しています。大手買取店をはじめ専門店、車の販売店まで網羅しており、査定実績も豊富です。
また、買取業者にはそれぞれ、買取で「得意な車種」「欲しい車種」がある点も覚えておきましょう。査定会社数が多いと、より愛車を高く評価してくれる買取店も探しやすくなります。多走行車・過走行車の場合は、できるだけ多くの見積もりを取ると良いでしょう。
高価買取メソッド2)最大10社の比較で査定額アップを狙える
車の買取店ごとに再販ルートが異なるため、最終的な査定額に差が出ます。少しでも高く売りたい場合は、査定額を比較してから売却先を決めましょう。
買取カービューなら、300社以上の査定会社の中から、一度に最大10社の見積りを比較できるので、査定会社同士を競わせながら査定額アップを狙えます。また、その中から実際に査定を受ける会社も選択できるので、愛車を最高額で買取してもらえる買取店も簡単に見つけられるでしょう。ぜひ試してみてください。
まとめ

車の査定では、走行距離と年式のバランスが大切です。しかし、それ以外でも査定に影響するポイントがあるので、査定額アップのコツも確認して、一度査定依頼をしてみましょう。
車を手軽にかつ高く売りたい場合は、一括査定サービスの利用がおすすめです。買取カービューでは、300社以上の買取業者と提携しており、最大10社の見積りを比較できます。ぜひ買取カービューで、満足のいく査定額を提示してくれる買取業者を探してみてください。
- メーカー
- モデル
- 年式
- 走行距離(km)
- お見積もりを依頼
- 買取店から電話か
メールでご連絡 - 査定を実施
- 査定額を比較し
売却先を決定
LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声
買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーの口コミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。

- 実際の査定金額
- 63.9万円
- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
- 5
一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
買取カービューについて
買取カービューの愛車無料一括査定サービスは、日本最大級のクルマ総合情報サイトcarview!やクルマ専門SNSみんカラを運営するLINEヤフー株式会社が提供しています。LINEヤフー株式会社のカービューサービスは、テクノロジーを活用して、カーライフをもっと身近で、もっと楽しく価値あるものに変えていくことをミッションとしています。
オートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。