銀行ローン返済中の車は売却できる?売る手順と対処方法を解説!
銀行ローンをはじめ、車をローンで購入したという方は少なくないでしょう。自動車ローンの中で、銀行などの金融機関が取り扱うローン商品は「マイカーローン」などの名称で知られています。ローンの返済途中の場合、原則は今のローンを完済(清算)してからでないと車は売却できません。
今回の記事では銀行ローンに焦点を当て、ローン返済途中の車の売却に向けた賢い方法を解説します。ローンの返済を負担に感じている方、売却を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
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銀行ローン返済中の車でも条件を満たせば売却可能で、売却手順や注意点を理解し信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。
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車の買取相場を調べる銀行ローンが残っている車は売却できる?
ローンが残っている(ローン残債あり)車でも、いくつかの条件をクリアすれば売却可能です。売却手続きの流れは、車検証に記載されている車の所有者が誰であるかで異なります。車検証の所有者の欄に本人の名前が記載されている場合は、ローン規約内容に「ローン完済前の売却を禁止」という主旨の規定がなければ売却を進めても問題ありません。
一方でローン会社など自分以外が所有者の場合は、ローン完済まで車を使用している本人は「使用者」という位置付けです。そのため、車を売却するには今のローンを完済してから「所有権解除」と呼ばれる手続きを行い、車の名義を本人に変更する必要があります。
車の売却前に銀行ローンの仕組みをおさらい
売却の流れを解説する前に、まずは銀行ローンの特徴や仕組みをおさらいしましょう。車に関するローンはいくつか種類がありますが、それぞれの特徴を理解していれば自分のライフスタイルに合ったローン選びにも役立ちます。
銀行ローン(マイカーローン)とは
銀行ローンはマイカーローンと呼ばれることもあり、その名の通り銀行や信用金庫などの金融機関が提供するローン商品を指します。
詳細は後述しますが、他のローンに比べ金利が低く総支払額を抑えられる反面、審査が厳しめに行われるのが特徴です。銀行ローンの金利相場が年1〜3%程度に対し、ディーラーローンの金利相場は3〜6%程度と大きく差があります。
金融機関ごとに詳細な審査基準は異なりますが、「申込条件がゆるやか」「上限金利が高め」である点で比較的審査の難易度が低いといえるでしょう。
銀行ローンの利点
主な銀行ローンの利点をまとめると以下の通りです。審査が厳しい分、利点も多い傾向にあります。
- 銀行ローンの利点
- 他のローンに比べ低金利(上限金利が低いとなお良い)
- 車の所有権を持つことが可能
- 新車や中古車の車両本体の購入だけでなく、車検や自動車学校の費用にも使える
- 返済にかかる手数料の負担も少ない
- 総量規制の対象外のため住宅など他のローンも組みやすい
- 同行で取引がある場合、優遇金利を受けられることがある
銀行ローンの欠点
ディーラーや信販会社のローンと比較した場合、銀行ローンの主な欠点や注意点は以下の通りです。
- 銀行ローンの欠点や注意点
- 車両本体を担保にしない分、審査の難易度が高い
- 他のローンに比べ審査に時間がかかる
審査の通りにくさに関しては、あらかじめ仮審査を通しておくことや、頭金の支払いで借入総額を抑えるなどの対策が効果的です。なお、銀行が提供する「カードローン」と呼ばれるローンであれば上限金利が高いという難点はあるものの、車の購入にも使えて審査の難易度が低めに設定されています。
銀行などのローンが残っている車の売却手順
ローンが残っている状態は「ローン残債あり」と呼ばれます。このときの車の売却手順は、車の所有者(名義人)が誰であるかで異なるので注意が必要です。ここでは車の売却のみを想定した上で、車の所有者名義が本人(家族を含む)のケースと、銀行以外のローンにみられる本人以外(ローン会社やディーラーなど)のケースに分けて、手順を解説します。
名義人が本人や家族の場合
銀行ローンを利用している場合、名義人は本人であることが多いでしょう。しかし、車を売却するには、今のローンを完済することが条件となります。名義人が家族の場合は、委任状や本人の同意が確認できるものが必要です。
- 名義人が本人家族の場合の売却手順
- 1.売却先候補(買取業者など)で査定を受け、売却してもローンが残る場合はローンの返済方法を相談する
- 2.完済の見通しが立つようであれば車の売却に必要な書類をそろえる
- 3.最終的な金額等条件に納得できれば売買契約を交わす
- 4.車を引き渡して代金を受け取る
- 5.売却益を利用して残りのローンを完済する
名義人がローン会社やディーラーの場合
車の名義人がローン会社やディーラーなどの場合は、ローンを完済した上で「所有権解除」を行います。車の名義を本人に変更する点が主な違いです。
なお、買取業者によっては残りのローン分を買取業者側で一旦立て替え、相当額分を買取業者とローンを組み直す「残債整理ローン」を実施しているところもあります。このようなローンへ組み直せば、現時点で今のローンを完済できるだけの現金がなくとも車を売却できるでしょう。
【補足】車の名義変更手続き方法
車を所有者以外の方が売却する場合や所有権解除には、車の名義変更が必要です。名義変更は「移転登録」とも呼ばれ、必要書類は以下の通りです。通常は買取業者側へ代行を依頼しますが、自分でも行えます。
- 必要書類(※普通自動車を売却する場合)
- 自動車検査証
- 印鑑登録証明書
- 実印
- 譲渡証明書
- 委任状
- 住民票の写し(※車検証と異なる住所や氏名の場合)
手続き場所は、車を使用している地域を管轄する運輸支局、もしくは自動車検査登録事務所(軽自動車は軽自動車検査協会)で行います。
銀行ローンが残っている車を売却する際の注意点
銀行ローンを利用している場合、車の名義が本人なので好きなタイミングで車を売却できるように思えます。しかし、知らないまま売却すると思わぬトラブルが発生するリスクがあるので注意が必要です。
自分名義でも売却できないケースもある
車の所有者が自分でも、ローン規約内容に「ローン完済前の売却を禁止」と書かれている場合は、自由に車を売却できません。すべての銀行のローンに該当するものではありませんが、売却を進める前に確認が必要です。契約内容が不明な場合は、銀行のローン担当部門へ相談することをおすすめします。
買い替える場合はオーバーローンに注意
ローンの返済途中に他の車へ乗り換える場合は、より慎重に手続きを進めましょう。多くのケースでは、今の車を売却してもローン残債を充当しきれず、一部残金が残ってしまいます。
この状況でさらに次の車のローン返済が加わると、オーバーローンになり経済的な負担が大きくなります。また、新しいローンを組むにも審査があるため、現在の借入状況次第では必ずしも希望通りに借りられないケースも想定されます。
車の名義人以外が手続きするなら委任状が必要
あくまでも車の売却手続きは、車の所有者本人が行うのが基本です。同居家族であっても所有者以外の方が売却するには、委任状をはじめとした追加資料が必要になります。代理人が車を売却するには、名義人の実印を押印した委任状の他、所有者の印鑑証明書、譲渡証明書などの書類も必要です。
銀行ローンが残っている車を売却するかどうかの基準は?
銀行ローンをはじめ、ローン返済途中の車を売却しようか考える方には、「このまま返済を続けようか」「ローンを清算して車を売却しようか」と判断に迷う方もいるでしょう。売却後の金銭的な負担を考えた場合、必ずしも「売却」がベストな選択とは限りません。ここではローンが残っている車売却の判断基準をご紹介します。
まずはローン残債の状況を確認する
まずはどのくらいローンが残っているか(ローン残債)を確認した上で、売却によって得られる買取金額と比べてみましょう。方法は以下の通りです。
- 1.ローン会社に連絡して残りの返済額を調べる
- 2.手元の車の買取相場を調べる
- 3.ローン残債と買取相場を比べる
車の売却でローンが完済できれば、売却手続きを進めて問題ないでしょう。反対に完済できない場合はローンを完済する方法を検討する、もしくはそのまま乗り続けたほうが無難といえます。
まとまった資金が必要かどうか
車を乗り換える必要性がある場合や、まとまった資金が必要なら売却を検討して良いでしょう。しかし単純に「月々の返済が厳しいから」という理由で車を売却するのは、おすすめできません。買取金額次第では金銭的な負担が軽減されない可能性も考えられるためです。返済が厳しいと感じている場合は、契約しているローン会社に一度相談してみると良いでしょう。
車の維持費や使用頻度はどうか
たとえ動かさなくとも、車は維持費(ガソリン・税金・駐車場代・メンテナンス費用)がかかります。維持費や使用頻度を考慮し、必要性が感じられない場合は売却したほうが良いこともあります。ライフスタイルを見直した上で、維持費を含めた車関連の費用が無駄になっていないか確認してみましょう。
銀行ローンが残っている車をお得に売却するコツ
ここでは車を少しでも高値で売却するコツを紹介します。ローンを利用していない車の売却にも役立つ内容なので、ぜひチェックしてみてください。
「下取り」より買取業者への「買取」
車を手放す方法はディーラーへの「下取り」と、中古車買取業者への「買取」が主流です。買取金額を重視する場合は、中古車買取業者への売却をおすすめします。
ディーラーは新車販売が本業で、中古車の買取に積極的ではないため、他社との競合もしにくく金額に期待できません。その点、買取業者は買取自体が本業であり、同業他社と競合もしやすく買取金額が下取りより高くなる傾向にあります。
売却に向いた時期を狙う
中古車買取相場は年間を通して波があり、中古車市場の需給バランスで変動します。売却におすすめの時期は1〜3月、7〜9月です。新生活や買取業者の決算、世間のボーナスと重なるため、買取業者側は通常より積極的に在庫確保や利益を上げようとするのです。
売却する車の買取相場を調べる
おおよその買取相場が把握できていなければ、提示される金額の妥当性も判断できません。事前に車の買取相場を調べておくことで、不当に安く買い叩かれるのを防止したり、交渉するときの材料にしたりできます。
買取相場を調べる手段は一括査定サービスを扱うサイト・中古車検索サイトや情報誌が役立ちます。carview!車買取でもあらゆる車種の買取相場を公開しているので、愛車の価値が気になっている方はチェックしてみてください。
査定額アップを狙える付属品をそろえる
中古車査定は車本体だけが対象ではありません。これまでの整備状況を示すメンテナンスノート(取扱説明書と定期点検記録簿がセット)をはじめ、車の付属品(スペアキー・スペアタイヤ・専用工具)や純正パーツ等がそろっていると、プラス査定につながります。
一括査定サービスを利用して相見積もりを取る
同じ車でも、買取業者によって査定金額は異なります。金額を重視するのであれば、複数の買取業者から査定を受けると良いでしょう。買取業者間で競争心理が働き、買取金額の再交渉による金額アップに期待できます。
また、査定士から即決を提案されても応じないことが大切です。高圧的であったり契約を急かすような態度の買取業者には注意しましょう。
銀行ローンが残っている車はcarview!車買取で売却しよう!
高価買取につながりやすい買取業者を探すには、中古車一括査定サービスがおすすめです。しかし、インターネット上にはいくつもの一括査定サービスがあり、選ぶのに迷ってしまいます。
carview!車買取は業界で初めてサービスを開始した老舗です。中古車査定の「愛車無料一括査定サービス」を提供しており、サービスの累計利用者は500万人以上を突破しました。安心のJPUC加盟店(適正買取店)とも多数提携しているので、安心して車を売却したい方にもおすすめです。
実際に中古車買取を利用した方のクチコミも多数掲載しているので、気になる方はチェックしてください。どの一括査定サービスを使おうか迷っている方は、carview!車買取からスタートしてみましょう。
まとめ
ローンが残っている車の売却は、通常の車売却と比べると手続きが複雑になりやすいのは事実です。それでも、きちんと手順を踏めば車の売却・乗り換えはできます。安心して車売却を進めるためには、信頼できる買取業者選びも大切です。
carview!車買取は、全国各地の実績豊富な買取業者と多数提携しています。車を売却する予定がある方は、ぜひcarview!中古車一括査定サービスをご利用ください。
写真:アフロ
#車売却
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LINEヤフー株式会社は、一般社団法人日本自動車購入協会のウェブサイト監修を受けています。
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- 実際の査定金額
- 70.0万円
- 見積り数
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- 3.5
ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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- 実際の査定金額
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- 見積り数
- 5社
- 査定満足度
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ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ