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車の残価設定ローンがあっても、途中で乗り換えは可能?方法と注意点を解説

車の残価設定ローンがあっても、途中で乗り換えは可能?方法と注意点を解説

車を購入する際にローンを組むとき、ローンの中でも残価設定ローンを選択するという方も多いでしょう。残価設定ローンは、車を数年後に下取りに出すことを前提に組むローンで、経済的なメリットの大きい便利な購入手段です。
しかし、ローンの返済途中で新しい車に乗り換えたくなることもあるでしょう。残価設定ローンで購入した車の契約途中でも、別の車に乗り換えられます。この記事では、残価設定ローン返済途中に新しい車に乗り換える方法と、注意点を解説します。

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残価設定ローンの契約途中でも新車に乗り換えられる!

残価設定ローンの契約途中でも新車に乗り換えられる!

残価設定ローンの契約途中であっても、他の車に乗り換えられます。ここでは、ローンが残っている状態の車を乗り換える方法を解説します。

そもそも「残価設定ローン」とは

「残価設定ローン」とは、数年使用した後に下取りに出すことを前提として、新車を購入する場合に、「あらかじめ設定した下取り価格を差し引いた金額」を毎月返済していく形式のローンです。残価設定型ローンや残価設定クレジットなどの呼び名がありますが、基本的にはすべて同じ意味です。

高値で下取りが可能な場合は、ローンを組む金額が少なくなり、返済負担が小さく済みます。ただし、車は数年後に購入時と同じ販売店で下取りに出す、または返却することが前提になります。

手持ちに余裕があれば残価とローン残債を一括返済する

一般的なローンと同じく、残価設定ローンでも「繰り上げ返済」が可能です。この方法は手持ちの資金に余裕がある方に向いており、契約通りの返済期間を待たずに、残価とローン残債を一括返済(繰り上げ返済)します。もちろん返済後は残価設定ローン解約となり、車の所有者名義も自分に変更できるので、売却も可能となります。車を乗り続けることも、売ったお金で新車を購入することも自由に選択できます。

新しいローンを組んで残価とローン残債を一括返済する

ローン残債と残価を支払うために、新たに別のカーローンを組んで、残価とローン残債の一括返済に充てる方法もあります。この場合も、一括返済が完了した車の所有者名義は自分に変更できるので、売却も可能です。ただし、新たに組んだローンについては当然ながら返済していく必要があるので注意しましょう。

契約したディーラーに「早期返却」してローン残債を返済する

残価設定ローンの返済が途中の場合でも、ディーラーに「早期返却」して残債を返済することも可能です。残存価値が下がる前に返却し、ローンを早く終わらせてしまうといった方法です。ディーラーの査定額に納得がいけば車を返却し、その価格分は残価の返済に充てられます。

完済できれば残価設定ローンは終了しますが、残りのローンがある場合は完済まで引き続き支払っていく必要があります。また、この残ったローンは一括返済しても、新車ローンに上乗せしても良いものとなっています。

買取業者に売却し、買取代金でローン残積を返済する

残価設定ローンで購入した車をディーラーではなく買取業者に売却することも可能です。買取によって得た代金でローンを一括返済する形になります。売却に必要な名義変更などの手続きは買取店が行ってくれます。

需要が高い車種の場合、買取店での買取額のほうが、元々保証されて残価より高くなるケースがあります。その場合は、買取金額から設定されていた残価を差し引いた金額を受け取れます。

また、車の買取代金が残価設定型ローンの残債よりも少ないときは、新しくローンを組み直して売却する方法もあります。その場合はローン残債を、買取業者が一括で返済します。そして残債から買取代金を差し引いた残りの部分を、買取業者に返済します。

残価設定ローンの契約途中に新車に乗り換える際の注意点

残価設定ローンの契約途中に新車に乗り換える際の注意点

残価設定ローンの契約途中に新車に乗り換える場合、いくつかの注意点があります。事前にしっかり確認しておきましょう。

途中解約により違約金が発生する可能性がある

残価設定型ローンの場合は、途中解約による違約金の発生はほぼないと言って良いでしょう。残価設定ローンは、契約の時点で支払い年数や残価を決め、それに沿ってローンを支払っていきます。そのため、返済途中での売却や買い替えは違反行為なのでは?と不安に思う方も少なくありません。ですが、そもそも「購入」した車の「残価と残債」をすべて返済しているため、違約金が発生する理由はありません。

とは言え、契約時の計画に基づいてローンを支払ってもらった方がディーラー側は儲かります。そのため途中解約を慰留される可能性はありますが、残積と残価をすべて支払っていれば、販売店側は間違いなく所有権を解除してくれるでしょう。しかし極まれに、販売店により違約金を設けている可能性もあるので、契約時にしっかりと確認することが必要です。

車の状態によっては「買取」価格が本来の「下取り」価格を下回る可能性がある

残価設定ローンの下取り価格は契約時点で保証されていることが基本ですが、残価と残債を返済してから「買取」してもらった方が高額になる場合もあります。

しかし、残価設定型ローンの残価は、大きな事故の遭遇や傷がなかった場合を考慮して決定されます。万が一傷やへこみ、修理歴などがあり車の状態が悪化していた場合、契約当初に保証されていた下取価格すらも下回ることもあり、下がった分の金額負担を求められることもあるのです。車の扱いには普段から注意しましょう。

買取を検討しているなら3年間は待つ

5年の残価設定型ローンを契約している場合、3年未満で契約を解約して車を売却すると損をするだけになってしまいます。

車の買取市場では、新車登録から3年までの価値の落ち幅は大きくなる傾向にあります。もし登録から3年未満で途中解約してしまうと、買取価格よりも残債の方が多くなってしまう可能性が高くなります。買取価格が残債よりも少ない場合は、車を手放した後も返済が続きます。よって、「5年の残価設定型ローン」を契約しているならば、3年以上は乗り続けた方が良いでしょう。

残価設定ローンの契約中に途中解約はできる?

残価設定ローンの契約中に途中解約はできる?

残価設定ローンの途中解約については、主に2つの方法があります。ここでは、2つの方法について解説します。

残価とローン残債を一括返済することで途中解約は可能

残価設定ローンを途中解約したい場合、残価とローン在籍を手持ちの資金で一括返済してしまえば途中解約ができます。完済に伴い車の所有者名義も自分になるので、その後の車の取り扱いも自由になります。その後は車買取交渉することも、売らずにそのまま乗り続けることも可能です。

途中解約方法の中では、もっともシンプルで分かりやすい方法です。手元にまとまったお金がある方におすすめです。

途中解約に際しては、クレジット会社に連絡する

完済せずに途中解約をしたい場合、まずローンを組んでいるクレジット会社に連絡しましょう。「残価設定型ローンを解約したい」という旨を伝えれば、期日やその日までの返済金額など、スムーズに話が進むはずです。返済金額を期日までに入金すれば、ローン解約となります。

ディーラーの営業スタッフに解約したいと伝えると、契約を続ける方向に説得されることがあります。そのため、まずはクレジット会社に連絡する方がスムーズに手続きが進む可能性が高まるでしょう。

残価設定ローンを契約するメリット

残価設定ローンを契約するメリット

個人売買で中古車を取引する場合の流れは、以下の通りです。実際に買い手側が購入した車を使えるのは、車両を受け取り各種保険の名義変更した後です。

毎月支払う負担額がフルローンより少ない

残価設定ローンでは、あらかじめ将来の下取り価格を「残価」として設定し、事前に車体価格から引きます。そのため、通常のフルローンに比べて毎月の負担額が少なくなります。

車は高価な買い物となるため、一括払いではハードルが高い、また通常の自動車ローンでも毎月の負担額が厳しいと感じる方は、「残価設定ローン」を利用することで新車に手が届きやすくなります。

必ずしも頭金を用意する必要がない

残価設定ローンの大きなメリットとして、「頭金不要」と言う点があげられます。一般的にフルローンを組む際は、頭金やボーナス月の支払いが必要となる場合が多くあります。

一方、残価設定ローンでは購入時にまとまった金額を準備する必要がなく、毎月決まった金額の支払いだけで済みます。手持ちの金額が少ない中でもすぐに車が必要な方や、あまり貯金に手を付けたくない方などにおすすめです。

将来の下取り価格が保証されている

通常車の下取では、新モデルが発売した車や、需要の低い車種は下取り価格が大幅に下がります。加えて走行距離や年式も、下取価格には大きく影響します。しかし、残価設定ローンの場合、契約時に決められた下取り価格(残価)が保証されるので、将来の車市場に左右されません。

最終支払い時に大きな傷やへこみ、事故歴などがなければ、契約時に決められた金額で下取りしてもらえます。中古車市場価格の変動やトレンドを意識する必要がない点は、大きなメリット言えるでしょう。

残価設定ローンを契約するデメリット

残価設定ローンを契約するデメリット

まとまった資金がなくても新車を購入できることから人気の高い残価設定ローンですが、デメリットも存在します。主に、走行距離制限や金利の高さなどがあげられます。事前にしっかり理解し、安心して利用しましょう。

「走行距離制限」など利用制限がある

残価設定ローンの契約期間終了後、多くの車は中古車として再販されます。中古車市場では、JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)が設定している基準よりも走行距離が長い場合は価値が低下します。そのため、残価設定ローンには月間または年間での走行距離規制があります。

月間では1000~1500km以内、3年間では4万km以内、5年間では6万km以内、といった設定がされており、走行距離を超えてしまった場合は超過金が発生するので注意しましょう。

金利の高い場合がある

通常、自動車のフルローンと残価設定ローンには金利が設定されています。残価設定ローンは毎月の支払い額が安いというメリットがありますが、据え置いた「残価」に対しても金利が付いています。そのため、契約期間を延長して乗り続ける場合は、最終的にフルローンよりも支払い総額が多くなってしまいます。

ただし、残価設定ローンの車は返却すれば残価分の支払いは不要となります。契約期間を延長して乗り続けることがなければ、支払い総額は残クレの方が安いという結果になります。

車の状態によっては残価が変動する

残価設定ローン車の下取り価格(残価)は基本的に保証されていますが、万が一の事故により車が破損した場合、追加費用を支払う必要があります。さらに、事故により大きく破損し、車としての価値がなくなった場合は廃車となり、その場合は残価と残りのローン返済分の支払いが求められます。手元に車がないのにローンだけが残るという最悪の事態に陥ってしまうのです。

相手のいる事故であれば自賠責保険で補償されますが、単独・自損事故には適用されません。これについては、車両保険の加入で単独・自損事故であっても一定の補償がされるので、残価設定ローンを利用する場合は必ず車両保険に加入しておきましょう。

加えて、自動車税の未納や、指定された点検整備を受けていなかった場合も、条件違反とみなされ追加金が請求される可能性があります。

ローン残債と残価のすべてを支払わない限り車の所有者になれない

残価設定ローンを利用している場合は、契約期間終了までローンを支払っても、車の所有者にはなれません。残価分まで支払うことで初めて所有者名義を自分にできるのです。残価分の支払いをしない場合は、契約に従って車をディーラーに返却します。

最初から契約期間終了後に買い替えを希望しているのであれば、そのまま下取りに出して問題ないのですが、自分の車として所有しておきたいならこの点に注意が必要です。

契約店舗でないと下取りを受け付けてくれない可能性がある

大手のディーラーは日本全国に中古車買取店を展開していますが、一部の中小規模の店舗では、ローンの契約を結んだ店舗でないと返却できないシステムになっている場合があります。転勤が多いなどの理由で契約店舗に出向けない可能性がある場合は、契約する前にしっかりと確認しておきましょう。

また、車を数年で乗り換えしやすいのが残価設定ローンのメリットですが、返済が残っている状態で違う車に乗り換える場合、契約購入した車と同じメーカーから選ぶことになります。そのため、返済中の乗り換えは必ずしも希望の車種に乗れるわけではないためご注意ください。

残価設定ローン契約中の車は買い取ってもらえる?

残価設定ローン契約中の車は買い取ってもらえる?

残価設定ローン契約中の車を買取に出す場合、残価と残債をすべて完済し車の所有者を自分にするか、新たにローンを組み直す方法があります。その他に、車買取業者の「ローン返済サービス」を利用する手もあります。ここでは、それぞれの方法について詳しく解説します。

残価とローン残債を返済して所有者名義を得る必要がある

残価とローン残債をすべて返済しない限り、車の所有者はディーラーまたはローン会社になっています。車を買取に出す権利は所有者にしかないため、まずは所有者名義を自分にする必要があります。そのためには、残価と残債を完済しなくてはなりませんが、まとまった金額を用意できる方に限られた方法です。

一方、まとまった金額の用意が難しい場合は、新たにローンを組み直すと言う方法もあります。新たなローンで借りたお金を使い、残価設定ローンの一括返済と残価の支払いをします。そして車の所有者を自分に移し、買取に出せるようになります。ただし、この方法で車を買取に出すためには、新しいローンの審査に通る必要があります。

契約したディーラー以外の買取業者を利用するとお得な場合がある

中には「ローン返済サービス」を提供している車買取業者もあります。これはローンが残っている車を買取に出したい方のためのサービスであり、業者側でローンを立て替えて返済してくれます。

買取価格が残価と残債を上回れば余剰分は入金され、自分の利益になります。ただし、買取価格がそれらを下回る可能性もあり、その場合は買取業者に立て替えてもらったローンを返済していくことになります。

一般的にローン返済サービスでは、所有者名義が本人以外でも買い取ってもらえて、所有権留保の解除や名義変更の手続きまで、代行してくれるのでとても簡単です。このように、契約したディーラー以外の買取業者を利用することでお得になるケースもあります。

残価設定ローン契約の車を乗り換えるなら、carview!中古車一括査定サービス!

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査定の申込はとても簡単で、パソコンに不慣れな方でも約45秒で入力が完了します。パソコン・スマートフォンのどちらからでも利用可能なので、好きな時間に好きな場所から利用できます。

まとめ

まとめ

「残価設定ローン」はフルローンで車を購入するよりも月々の負担が少なく、利用すれば高価で手が届かないような車に乗ることも可能です。しかし、返済途中で他の車に乗り換えたくなったり、完全に自分のものにしてしまいたくなったりすることもあるでしょう。

その際は、残価とローン在籍を手持ちの資金で一括返済したり、新たに別のカーローンを組んで、残価とローン残債の一括返済に充てたりなどの方法で残価設定ローンの解約を検討しましょう。

また、乗り換えときの買取は、carview!中古車一括査定サービスをご利用ください。一括査定により最大10社の買取店に同時査定依頼ができ、より高値で車を売却できる可能性があります。

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※1 2019年4月時点 当社調べ