車を売るとお金はいつ振り込まれるの? 支払いが必要となる費用や税金も解説
車を売却した際、愛車を売ったお金がいつ振り込まれるのかを知りたいという方が大半だと思います。事前に入金日を把握していれば、そのお金をどう使うか考えたり、振り込まれたかどうか口座を何回も確認したりする手間がかかりません。
売却によって得られたお金は、査定額から必要な経費が差し引かれるため、金額全てが振り込まれるわけではありません。この記事では、車を売ったお金がいつ振り込まれるのか、売却の際に必要になる諸費用について解説します。加えて、車を売って得たお金にかかる税金についてもご説明します。
目次
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車の買取相場を調べる車を売ったお金はどれくらいで振り込まれるの?
愛車を売却してから実際に振り込まれるまで、どれほどの時間がかかるのでしょうか。ここでは、できるだけ早く手元にお金が欲しいと考えている方のために、愛車を売却した後にどれくらいの期間でお金が振り込まれるのかをご紹介します。
一般的には2日~7日
愛車を中古車専門店に引き渡してからお金が振り込まれるまでの日数は、平均して2日~7日です。大手の中古車買取店に愛車を売却した場合、どれくらいの日数がかかるのかを調べてみました。
・ガリバー 最短で3~4営業日以内
・カーセブン 契約当日に契約金の10%を前払い。残金は3営業日以内
・ユーポス 最短で翌営業日
・アップル 店舗によって異なるが、3日~1週間以内
・ビックモーター 店舗によって異なるが、目安は1週間以内
・カーチス 店舗によって異なるが、目安は1週間以内
即日振り込みの業者はある?
大手の中古車買取店の中に、即日振り込みを行ってくれる業者はほぼありません。ただし前述したように、カーセブンでは買取金額の10%を契約日当日に支払ってくれるようです。少しでも早くお金が欲しいという方にはうれしいサービスだといえるでしょう。
大手以外であれば、即日振り込みの業者は稀に存在します。しかし、買取価格が低い可能性があるので注意が必要です。振り込みは数日待って、高額査定をしてくれる業者を選んだほうが、自分の満足できる金額で愛車を売却できる可能性が高いでしょう。
現金でも受け取れる?
大手の中古車買取業者をはじめ、多くのお店では基本的に現金取引は行っていません。中古車の買取にはまとまったお金が必要です。強盗や紛失といったリスクを回避するという観点からも、現金取引を避ける中古車買取店がほとんどだといえるでしょう。
どうしても現金取引を行いたい方は、中古車買取店に交渉をしてみるのもひとつの方法です。ただ、交渉をしても引き受けてもらえない可能性が高いことを覚えておきましょう。
車売却から入金されるまでの流れ
愛車を初めて売却する方の中にはどのような流れで売却手続きが進むのか分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、車売却から入金までの流れを紹介します。
流れを理解することも重要ですが、愛車の売却手続きを行う際に気をつけなければならないポイントがいくつかあります。あわせてみていきましょう。
1.どの買取店に売るか決める
最初に、愛車を買い取ってもらう中古車買取店を決定しましょう。中古車買取店を選ぶにあたって、買取査定額が高額なお店を重視する方も多いでしょう。しかし買取査定額だけで選んでしまうと、契約の段階でトラブルが起こるかもしれません。
安全な契約を結ぶためにも、安心して契約できる中古車買取店を選びましょう。安全な中古車買取店の見分け方は、中古車買取店がJAAI(一般財団法人日本自動車査定教会)やJPUC(日本自動車購入協会)といった団体に所属しているかどうかを確認することです。
いずれも厳しい審査基準をクリアした中古車買取店しか所属できません。トラブルを回避するためにも、買取を依頼する中古車買取店が信頼性のある団体に所属しているかどうかを最初に確認しましょう。
2.査定を依頼する
中古車買取店が決定したら、実際に査定を依頼します。人気の高い中古車買取店の場合、順番待ちになる可能性があります。スケジュール調整をきちんと行いましょう。
査定は店舗で行う「持ち込み査定」と自宅まで査定士が出張してくれる「出張査定」があります。仕事などで予定の見通しがつかない方は、出張査定を利用すると時間を有効的に活用できるでしょう。事前にどちらにするか決めておきましょう。
3.必要書類を準備する
愛車の売買契約を結ぶためには、必要な書類を揃えなければなりません。準備しなければならない書類は以下のとおりです。
- 自動車検査証
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)
- 自動車リサイクル券
- 自動車納税証明書(軽自動車の場合は、軽自動車税納税証明書)
- 実印(軽自動車の場合は認印でも可)
- 印鑑登録証明書(普通車のみ)
- 金融機関の口座情報
愛車の売買契約を結ぶために必要な書類
普通自動車と軽自動車の場合で準備する書類は異なります。実際に必要な書類については中古車買取店のスタッフが教えてくれますので、間違えたり忘れたりしないようメモをとっておきましょう。書類によっては発行されるまでに時間がかかるものもあります。慌てないように、余裕を持って書類の準備を行いましょう。
4.金額に納得したら契約
車の査定が完了すると、査定金額の見積書が発行されます。愛車の査定価格に納得ができたら契約を結ぶようにしましょう。愛車の査定価格の相場はインターネットで調べられます。「この金額なら納得して契約を結べる」というボーダーラインをあらかじめ決めておくことで、その後の交渉もスムーズに行えるでしょう。
査定金額が相場より安かった場合や、査定金額に納得できなかった場合は見積書の内訳に目を通しましょう。それをもとに価格交渉をすることが可能です。中古車買取店との最終的な価格交渉によって、買取金額を当初の査定価格よりも高くできる可能性があります。
5.車を引き渡す
契約が完了したら、愛車を中古車買取店に引き渡します。車の中に忘れ物がないかくまなくチェックしましょう。また、カーナビには個人情報が入っています。自宅の住所などの削除を忘れないようにしましょう。
新車に乗り換える場合、納車日が引き渡し日より遅くなる場合もあります。そのような場合は、契約時に代車を出してもらえるか交渉をしておくと良いでしょう。大手の中古車買取店では代車を借りられることがほとんどです。代車がなかったり、台数が少なかったりする場合は事前にどうするか相談しておきましょう。
6.入金される
契約の際には、愛車を買い取ってもらったお金を振り込んでもらうために、口座情報を提出するのが一般的です。契約が成立すると、入金日について説明を受けるでしょう。入金について明確な説明がない場合、担当スタッフにしっかりと確認することをおすすめします。
入金された後は、契約した額と振り込みされた金額に相違がないかを確認します。相違があった場合はすぐに連絡し、その旨を伝え対応してもらいましょう。
車を売るときに必要な費用はある?
愛車の売却時に注意したいのが、車の売却には手数料などの諸費用がかかるという点です。諸費用は愛車の査定金額から引かれます。査定金額が全額振り込まれるわけではないので、注意しましょう。
ここでは、愛車の売却時にかかる費用についてご紹介します。買取査定価格の見積もりをもらった際には、きちんと必要な費用が差し引かれているか確認しましょう。
必要書類発行のための手数料
愛車を売却する際に必要な書類は、発行の際に手数料がかかるものもあるので覚えておきましょう。
・名義変更手続き代行料
車の車検証には車の所有者であるオーナーの名前が記載されています。売却した車は中古車として販売されるので、車検証に記載されている名前を変更するために手数料が発生します。見積書には、「諸費用」と記載されていることがほとんどですので確認してみましょう。
買取業者の中には、名義変更を無料で行ってくれるところもあるようです。名義変更手数料を節約したい方は、中古車買取店の公式ウェブサイトを確認するか、直接お店のスタッフに電話で問い合わせて確認してみましょう。
・印紙代
車の名義を変更する際には、陸運支局で車の移転登録を行わなければなりません。その際には「印紙」を購入する必要があります。また陸運支局の管轄区域外の中古車買取店に車を売却する場合は、新しいナンバープレートの交付も受けなければなりません。その際にも印紙代が必要となります。見積書には「印紙代」として記載されていますので確認してみましょう。
未払いのローン
愛車をローンで購入し、売却時にまだローンを完済していないという方もいるでしょう。車のローンを完済していない場合、名義はローン会社となっているのが一般的です。その場合、売却はできません。
ローンのある車を売却するには、残っているローンを完済する必要があります。金銭面に余裕があれば、ローンの完済をしたほうが良いでしょう。ただ中古車買取店の中には、車にローンが残っている場合でも買取を行ってくれるお店もあります。
方法としては、次に乗り継ぐ車に残ったローンを組み込むというものです。ただし、これは車を乗り継ぐ場合にのみできる方法です。新しい車に乗り継がない方は、買取査定金額からローン残額を差し引く方法が取られることがほとんどです。
滞納した自動車税
自動車税を滞納していた場合、車の売却時にすべて支払わなければなりません。自動車税は4月1日時点で車を所有していた方に対して、その年の4月から翌年の3月までの1年分が課税される仕組みです。
自動車税を滞納していると車の名義変更手続きができないので、売却の準備が滞ってしまいます。滞納していた分の金額が査定金額から支払われて、売却手続きを完了するケースもあるようです。
自動車税を滞納すると遅延料金が発生します。遅延料金が自動車税に加算されるので、滞納すると損をしてしまうこととなります。通常自動車税を滞納していると、車検が受けられません。車検を受けていない車は公道を走行できないので、持ち込み費用も余計にかかることになるでしょう。
その他の費用
買取には業者によって次の費用がかかる場合があります。
・車の引き取り手数料
出張買取サービスを利用した場合、車の引き取りのために自宅や指定した場所にスタッフが派遣されます。車の移動にレッカーを利用する場合もあるでしょう。その場合、人件費やレッカー代が買取査定額から差し引かれます。
・査定費用
車を査定した際に査定士にかかる人件費です。近年では査定費用を無料としている買取店もあるようですが、店舗によるので確認が必要です。
・買取費用
一般的に、買取費用は無料としている店が多い傾向にあります。見積書には「諸費用」として計上している店もあり、内訳が分かりにくいためきちんと確認するようにしましょう。
車売却時にかかった費用は見積書に記載されます。内容が分からないものはスタッフに確認しましょう。店によっては諸費用としてかかる費用を無料サービスとして実施しているところもあります。どのような無料サービスがあるのか、お店の公式ウェブサイトで確認したり、直接お店に問い合わせたりして確認しましょう。
車を売って得たお金の税金は?
税金関係は普段の生活でもさまざまな場面で関わってきます。では車の売却で得たお金には、税金が課されるのでしょうか。また、課されるならどのような税金がかかるのでしょうか。ここでは、収入としてカウントされるのかどうかも同時に解説します。
所得税の対象になる?
個人が通勤や送迎のために使う車は「生活動産」ということで非課税の扱いになります。一方で、業務用もしくはレジャー目的に使用する車は課税対象です。しかし、車の売却においては50万円までの特別控除が受けられます。
また、売却額が購入価格+特別控除額50万円を上回らない限り所得税は課されません。通勤・送迎用の車でなかったり、50万円を超える利益が出た場合は、確定申告をして所得税を納める必要があります。
副収入に該当する?
買取査定という形で車を売却した場合は、売却して得たお金は収入となります。収入とみなされるといっても、結局はその車の使用目的によって異なるため、必ずしも確定申告が必要というわけではありません。
通勤や通学、買い物などで車を使用する場合は、売却して得た金額は非課税となるため、確定申告をする必要はありません。しかし、業務目的やレジャーのための車を売却した場合では、購入した金額よりも50万円以上の利益が出たときにのみ、確定申告の必要があります。
結論、普通の個人用の車を所有し買取査定を行って売却する場合は、税金が発生することはないと考えて良いでしょう。
お金が振り込まれない!?トラブルを避けるための方法
愛車の売買契約と引き渡しが完了すると、あとは入金を待つだけです。しかし、振り込み予定日を過ぎても入金されないというトラブルが起こる可能性もあります。
売買契約を交わし車も引き渡したのにお金が振り込まれない……というトラブルを避けるために重要な方法をご紹介します。
買取業者のクチコミをチェックする
中古車買取店のクチコミは、クチコミサイトやSNSでチェックしておくことも重要です。クチコミサイトやSNSには、中古車買取専門店を利用した方の率直な感想や実際にあったトラブルなどについて書かれていることが多くあります。
現代はインターネットやSNSが普及した情報社会です。インターネットやSNS上に「車を引き渡したのにお金の振り込みがない」といったリアルな評価が書かれていないか、よくリサーチしてみましょう。
carview!車買取では、提携している中古車買取店のクチコミを掲載しています。実際の利用者のクチコミをもとに、自分にあった中古車買取店を見つけることができます。
高額すぎる査定には注意
複数の買取査定価格を比べたときに、異常に高額な査定価格を提示してくる店がある場合があります。高額な査定価格に心をひかれるかもしれませんが、そのような店には注意が必要です。
他にも、愛車を引き渡したのにお金が振り込まれない「詐欺」の可能性もあります。他の店よりも異常に高額な査定を提示された場合、どうして高額査定になったのか詳細を問い合わせてみましょう。
大手買取業者を選ぶ
中古車買取店を選ぶ際には、「大手」と呼ばれる業者を選びましょう。有名業者やチェーン店などは、全国展開していることが多く知名度もあります。そのような大手の買取店は、本部の営業方針をもとに全国の店舗で同じレベルの接客や対応ができるよう業務内容をシステム化しています。
業務内容のシステム化により、愛車を売却したお金の支払い忘れという初歩的なミスはほとんど起こりません。対して小さな買取店の場合、全てを自社のみで行うため人為的なミスを起こしてしまう可能性が高くなります。場合によっては、入金の際にチェック漏れが起こり、愛車を売却したお金の振り込み漏れが発生するおそれもあります。
もちろんすべてがそうではなく、ミスの起こらない買取店もあります。ただ大手と中小規模の買取店を比べた際、大手のほうが信頼度は高いといえるでしょう。
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以下は、carview!中古車一括査定サービスを利用したユーザーのクチコミです。
「他の所で査定価格出なかった、しっかりと査定価格を付けて頂いたのでイッパツサインでした」
50代男性 査定時期:2021年9月
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「まだ買い取り業者は決定していませんが、現在の自分の車がいくらなのか、下取り価格との比較ができた。」
40代男性 査定時期:2021年9月
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「・一番先に査定に来ました。・金額が自分の予想を超えた。・担当者の買取の熱意が感じられた。」
60代男性 査定時期:2021年10月
「※サイトより引用(https://carview.yahoo.co.jp/kaitori/souba/toyota/mark_x/reviews/e47501/)」
「現車を見に来て査定してくれたし、担当者も対応が良かった。」
60代男性 査定時期:2021年3月
「※サイトより引用(https://carview.yahoo.co.jp/kaitori/souba/toyota/mark_x/reviews/e45241/)」
まとめ
愛車を売却したお金は、1週間以内に指定した金融機関の口座に振り込みされることがほとんどです。お金のやり取りはトラブルが発生しやすいため、きちんと契約書をチェックし、不明な点はその場で聞くようにしましょう。入金日を確認するのも忘れないようにしましょう。
売却した際のお金だけでなく、そのときにかかる税金や副収入として見られる面も確認できたと思います。人によっては所得税が課税されたり、確定申告が必要になる場合もあるので、売却の流れを確認するのと一緒に税関係も見直してみると安心するでしょう。自分に合った方法で車を売るために、ぜひcarview!中古車一括査定サービスをご活用ください。
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ユーザーコメントオートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。
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ユーザーコメント一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。
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- 実際の査定金額
- 75.0万円
- 見積り数
- 8社
- 査定満足度
- 5
ユーザーコメントはじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。
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※1 2019年4月時点 当社調べ