BMW 2015年10月～モデル（X1 ）の買取・査定相場

BMWはXモデルの入門車となるX1をフルモデルチェンジし、2015年10月24日に発売した。比較的コンパクトなSUV(BMWはSAVと呼ぶ)だが、今回のモデルは全幅が1820mmに達し、日本では堂々たる3ナンバーサイズである。FF系プラットホームを採用することで全長が30mm短くなり、全高は30mm高められた。外観デザインはLED方式になった4灯式ヘッドライトやキドニーグリルなど、BMWらしさをしっかり継承するほか、四角に近い形状をしたホイールアーチや筋肉質でシャープなイメージを与えるサイドビューなど、SUVらしい力強さを表現したものとされている。リヤにはLEDライトバーを配置した幅広のL字型コンビネーションライトを備えている。インテリアはBMWの伝統であるドライバーオリエンテッドのコクピットデザインを採用し、スポーティさとラグジュアリーさを融合させたデザインとした。従来のモデルに対し、着座位置が前席で36mm、後席で64mm高められたことで、乗降性の向上と視界の良さが確保された。iDriveナビゲーションを全車標準装備し、視認性に優れた8インチの高解像度ディスプレイや、地図の拡大／縮小が可能なタッチ・パッド付きコントローラーを採用した。ラゲッジルームは従来のモデルに比べて85L拡大した505Lとし、2列目の背もたれを倒すと1550Lになり、大量の荷物を収納できる。フロア下には100Lのスペースもある。また後席にはオプションでスライディング機能が設定され、これによって荷室の容量を拡大することも可能だ。搭載エンジンはモジュールシステムを採用した3機種が搭載される。ベースとなるFFのsDrive18i系は直列3気筒1.5リッターの直噴ターボ仕様で、100kW(136ps)/220N・mを発生し、6速ATが組み合わされる。4WDのxDrive20i系は直列4気筒2.0リッターの直噴ターボ仕様で、141kW(192ps)/280N・mを発生し、8速ATが組み合わされる。xDrive25i系には同じ2.0リッターの直噴ターボ仕様で170kW(231ps)/350N・m仕様が搭載され、8速ATが組み合わされる。各エンジンごとに、標準(25iは設定なし)、Xライン、Mスポーツの3グレードを設定する。全車に衝突回避・被害軽減ブレーキなど、最新の安全装備が標準装備される。また車載の通信モジュールによる「BMWコネクテッドドライブ・スタンダード」も標準で装備されている。