車の買取価格と業者の販売価格、価格差はどれくらい?上乗せ金額は?

公開日:2018年06月21日更新日:2019年02月15日
車の買取価格と業者の販売価格、価格差はどれくらい?上乗せ金額は?

何かを買う時はできるだけ安く、何かを売る時はできるだけ高く、というのが消費者の本音でしょう。それがクルマのように大きなお金が動くものであればなおさらです。一方で、中古車の買取/販売を行う業者にとって、「安く仕入れて高く売る」というのは商売の基本中の基本です。この消費者と販売者の理想のギャップをどのように埋めるのかは商売において永遠の課題と言えます。さて、あるユーザーが手放したクルマが中古車として別のユーザーの手に渡っていく事を考えましょう。ここに買取業者や中古車販売業者が絡んでくると、クルマの買取価格と中古車売り出し価格との間には少なからず価格差が生じることになりますが、業者が設定している手数料、つまり中間でのマージンは、いったいどの程度までの金額であれば適正だと言えるのでしょうか?ここでは、車の買値と売値の価格差についての疑問点を解決していきたいと思います。

中古車販売価格と買取価格にギャップがある理由

中古車販売価格と買取価格にギャップがある理由

中古車買取店に買い取ってもらった愛車がいくらで再販されるのかが気になって、後日中古車販売店の店頭やヤードに並ぶ自動車の店頭価格を観察しに訪れたことがある方もいるかもしれません。中古車買取・販売もビジネスなので当たり前のことを言っているようですが、店頭での再販価格は、売却時の買取価格にお店の利益やその他経費が加わった金額になっています。

もう少し詳しく見ていきましょう。買取価格と販売価格との間に価格のギャップが生まれることには主に2つの理由があります。

店頭価格よりも買取価格がどうしても低くなってしまう理由

  1. ①業者専門のオートオークションで基準となる価格が決まっているから
  2. ②店頭に出す際の手続きに費用がかかるから

①業者専門のオートオークションで基準となる価格が決まっているから

おそらく、ネットオークションという言葉は馴染みのある方が多いと思いますが、オートオークションという言葉は初めて聞くという方もいるかもしれません。オートオークションとは、クルマを取り扱う業者用のオークションのことで、自動車の中古販売を行う業者が店頭で売るクルマを仕入れるために参加します。実はほとんどの中古車販売店は、私たちユーザーから直接仕入れた車両だけでなく、このようなオートオークションから仕入れた車両で豊富な在庫を確保しています。

車の買取店は、お客様から買い取った中古車をこのオートオークションに出品することで現金化します。出品された車両は、他の中古車販売店が入札・落札することで、次のユーザーの手へと渡っていくのです。

オートオークションの落札相場は変動はあるにせよ、短期間的にはある程度の予想ができるものです。そのため車買取店は、ユーザーから車を買い取る際には、このオートオークションの相場を参考にして、買取店自身の利益も確保できるように買取価格を設定・提示しています。ここに、買取価格と再販価格との差が生まれます。

②店頭に出す際の手続きに費用がかかるから

中古車は、ユーザーが買取店に持って行った時の状態のまま買い取られます。しかし、クルマの状態によっては、傷がひどかったり、故障していたりする場合があり、修理や修繕が必要なことがあります。

こういった修理代や修繕費が、実際の査定額に上乗せされて店頭に並ぶことになるのです。よって、販売前の修理代や手続き費用が高くなればなるほど、車の買取価格と業者の販売価格の価格差も大きくなります。

ところで、クルマの買取/販売業者が手数料を買取価格に上乗せして販売すること自体は極めて適正なことと心得ましょう。上乗せ金額によって買取店が利益を得ることに関して、まれに、そうした中間マージンそのものを否定する(=中間業者が利益を得ることを否定する)論調も見られますが、それは間違いです。そうした中間業者が存在するからこそ、消費者は簡単に、かつ安心して商品を買ったり売ったりできることを忘れてはならないのです。

査定額と店頭価格の価格差が大きくなる理由

査定額と店頭価格の価格差が大きくなる理由

次に、なぜ査定額や買取額と売値との差が、買取店によっては大きくなることがあるのでしょうか?これを知ると、車の売却時に複数の買取店に買取提示額を出してもらい比較することの意味も見えてきそうです。ここには、2つの背景が隠されていることが多いです。

査定額と店頭価格の「差」が買取店によって異なる背景

  1. ①買取業者の事業形態の違い
  2. ②車種ごとの市場ニーズの違い

①買取業者の事業形態の違い

中古車を扱う事業者には、車の買取をメインとする業者と販売をメインとする業者、そしてその両方を行う業者があります。また、それぞれに個人向けを専門にしている業者と業者向け販売を専門にしている業者が存在します。もちろん、多くの事業者は多かれ少なかれその双方を行っています。消費者目線からすると、消費者→買取業者→販売業者→消費者となるパターンに比べて、消費者→買取販売業者→消費者となる方が、中間業者が少ないこともあり、より高額な査定額・買取価格や、より安価での販売を期待することができると言えるでしょう。車の買取業者と販売業者が同じ場合は、違う場合と比べて、査定額と店頭価格との差は小さくなります。

また、中古車買取・販売の大手業者は、日本全国から中古車を買い集め、日本全国へ(時には海外へも)販売するネットワークを持っていることが多いです。この場合、大手ならではのスケールメリット(規模の経済)を享受することができるため、なおさら中間マージンを削減することが可能です。その分、買取時には高額買取で、中古車購入時には大幅値引きでユーザーに還元できる金額も大きくなってきます。

②車種ごとの市場ニーズの違い

車種によって中古車市場での人気の度合いは異なり、それに伴った需要量が違ってきます。車の買取店にとっても、人気のある車はすぐに売却できますし、そうでない車は売れ残って結局店舗で処理しなければなりません。そのため、人気や需要が低そうなクルマを買い取るにはリスクが伴うのです、買取店はその分のリスクを差し引いた査定額を提示し、はじめに売却するときはそのリスクを上乗せした店頭価格にすることで、売れ残ったときにさらに値下げしたり、その車にかかる維持費を取り返すことを可能にしているのです。

一方で、中古車販売店にはSUVの専門店や輸入車の専門店があるように、特定分野の車両に絞って店舗運営することで、中古車買取・販売市場で活路を見出しているような買取店もあります。これらの店舗は特化したノウハウで車の本当の価値を引き出したり、独自の販売ネットワークを持っていることが多く、特定の車種の買取においては全国チェーン店と比較しても高価買取を実現できる仕組みがあることが多いです。

実際の中古車の売値と買値の価格差はどれくらい?

実際の中古車の売値と買値の価格差はどれくらい?

車選び.comを参考に、実際の買取価格と販売価格の価格差を見てみましょう。ここでは、日本で最も販売されているクルマの1つであるトヨタ・プリウスを例にしてみます。

以下の条件で見てみましょう。

・2015年式の現行型プリウス
・売れ筋グレードの「1.8 S ツーリングセレクション」
・走行距離3万km
※オプションについては加味しません。

この条件の場合、新車販売価格は262万8327円ですが、買取価格は200万7000円という事例がありました。残価率76%はさすがベストセラーカーといったところでしょうか。

一方で、同条件のクルマの中古車販売価格を見ると、238万円という車両が発見できました。上記の買取価格に対し、19%の上乗せとなっています。

もちろん、オプションの有無や車両の状態、あるいは業者側の在庫状況などによって多少のバラツキはあるとは思いますが、この実例では、買取価格と販売価格に20%程度の価格差があるようです。

実際の上乗せ金額の相場は?

実際の上乗せ金額の相場は?

中古車の買取・販売は年間に数百万件成立しており、よほど特殊な車両でない限りは、統計的な相場価格が存在します。その結果、上述の通り、買取価格の20%増しというのが1つの基準と考えてもよいでしょう。

したがって、買取を検討する場合、同条件のクルマの販売価格を1.2で割った金額を目標の査定額・買取価格の上限とすることをおすすめします。96万円で販売されていたとすれば80万円、180万円で販売されていたとすれば150万円が上限の買取・査定額となります。

自動車の買取・販売には、買取に関わる人件費、販売前の整備に関わる人件費、部品代に加え、クルマという大きなものを保管するための土地代や運送費など、様々な費用がかかります。大手買取店のような多くの台数を扱う専門業者では、そうした費用をスケールメリットを活かして安価に抑えることが可能であったりもします。

そうした部分をよく理解した上で価格交渉をすることは、消費者にとってとても重要です。

釈迦に説法ではありますが、「上乗せ」と言うのは消費者目線の言葉であることを忘れてはいけません。時にネガティブなニュアンスをもってとらえられるこの言葉ですが、ある程度の範囲であればそれは必要な費用なのです。インターネットが発達した現在では、中間業者が発生しない個人間取引を行うことが容易になりましたが、そこには金銭的メリットがあると同時に、様々なリスクをトレードオフとして受け入れているということも理解しておくべきでしょう。

もし買取価格・査定価格に納得がいかないようであれば、無理な交渉をするのではなく、他の業者に査定してもらうなどの方法をおすすめします。次でも紹介しますが、高額の買取価格を実現するには、複数の買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。

価格差を小さくしてクルマを高額で買い取ってもらうコツは?

価格差を小さくしてクルマを高額で買い取ってもらうコツは?

自身が実際に売却したクルマが買取価格よりずいぶん高い販売価格で販売されていたら、損をしたような気持ちになると思います。クルマを売却する際の査定額と販売価格の価格差を縮め、より高額な査定額を実現するにはどうしたらよいのでしょうか?

査定額をあげるポイントは2つあります。

査定額をあげるポイント2つ

  1. ①車種の買取価格・販売価格の相場を知る
  2. ②複数の買取業者に査定を依頼する

①車種の買取価格・販売価格の相場を知る

自身が売却予定の車種が中古車としてはいくらで販売されているのかを知っておくことで、ある程度の買取価格相場の検討が付きます。(中古車販売価格以上の買取価格が実現する望みは薄いということです)。また、実際の買取の実例や買取相場を紹介しているサイトもあるので、是非参考にすると良いでしょう。

②複数の買取業者に査定を依頼する

いくら車の買取相場を知っていたとしても、クルマの査定額はさまざまな要素が絡み合って決定されます。そのため、同じ車種でも状態によって、また査定をしてもらう店舗の構造によっても買取価格が異なります。

したがって、車の売却で損をしてしまったと感じないようにするためにも、車を売却する際には、複数の買取店に実車査定を依頼し、提示される査定見積もり額を比較することが重要です。比較をすることで最終的な売却金額に対する納得感も生まれるというものです。買取カービューの愛車無料一括査定サービスならば、無料で一度に複数の買取店に見積もりを依頼することが可能なので一度使ってみるのもよいでしょう。

買取カービューのサービスに関しては、「大手買取店に売却しようと思っていたけれど、一括査定で思わぬ高額買取してくれる買取店を見つけた」といった体験談も寄せられています。クルマの乗り換え時・売却時にはお得が実感できる方法を検討してみませんか。

愛車の売却をお考えのあなたに

査定額を比較して最高額で売却!

あなたの愛車を1番高く売る!

メーカー
モデル
年式
走行距離

買取サービスの流れ

  1. ①WEBまたは電話でお申込み

    お車やご連絡先の情報をもとに、条件に合った査定会社を最大8社までご紹介。その中から実際に査定を受けたい会社を選んで(複数社選択可)ください。

  2. ②カービューより確認メール

    株式会社カービューより、ご登録いただいたメールアドレス宛てに確認メールが送信されます。24時間以内にメールが届かない場合はよくあるご質問をご確認ください。

  3. ③査定会社よりご連絡

    各査定会社よりお客様に、2営業日以内にご連絡。電話もしくはメールにて、愛車の相場情報や出張査定のご案内などをお知らせいたします。

買取カービューについて

本記事はYahoo! JAPANグループの株式会社カービューが監修しております。株式会社カービューは、テクノロジーを活用して、カーライフをもっと身近で、もっと楽しく価値あるものに変えていくことをミッションとしており、中古車買取の一括見積依頼サービスである買取カービューや、日本最大級のクルマ総合情報サイトcarview!クルマ専門SNSみんカラといったお客様のカーライフを応援するウェブサービスを運営しています。