査定人気が高い車種の特徴は？査定額アップのポイントも解説！

車を売る時の一つの方法として、中古車買取店に査定してもらうことが挙げられるでしょう。査定前に「車を少しでも高く売りたい」「人気が高い車種や査定額アップの方法が知りたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、本記事では数ある車種の中でも高く売れやすい車種の特徴や、査定額アップのポイントなどを解説します。査定額アップのためにできることは決して難しいことではありません。この記事を読めば、車を売る時に役立つ知識が身に付くでしょう。

中古車市場で人気が高い車種と低い車種の特徴とは？

ここでは中古車市場で人気が高い車種と低い車種の特徴を解説します。これらの特徴を知れば、車を売却する時のヒントになるでしょう。

中古車市場ではエコな車の人気が高い、高級車は人気が低いなどの特徴があります。新車とは異なる傾向がありますので、しっかりと押さえておきましょう。

高性能、エコな車は人気が高い

人気が高い車種の特徴は2つあります。1つ目の特徴は高性能であることです。中古車であろうと、多くの方は性能が低い車種よりも高い車種を選びます。2つ目の特徴はエコであることです。エコな車は地球環境に優しく、燃費が良いというメリットがあります。燃費が良ければ、ガソリン代を抑えることが可能です。

中古車市場ではこのような車種を求めている方が多いので、売却する時の査定額が高くなる傾向にあります。

高級車は人気が低い傾向にある

セダンやオープンカーなどといった高級車は、中古車市場では人気が低い傾向にあるのを覚えておきましょう。高級車を求める層は新車を希望する傾向があるため、多くの方が憧れるような車種でも中古車市場では新車ほどの値段で取引されません。

高級車の人気が低い一因として、排気量の大きさが挙げられます。排気量が大きい車種はガソリンの消費量が多くなるだけでなく、エコカー減税などの優遇措置を受けられません。エコで安く維持できる車とは対照的な存在なので、現在の中古車市場では求める方が少ないといえるでしょう。

車査定における車種別の人気と特徴

セダンやステーションワゴンなど、車査定における車種別の特徴と傾向を把握しておきましょう。車種によって人気のカラーや特徴が変わります。車種が違うと、同じカラーでも査定額に影響が出ることもあるでしょう。自分が所有している愛車が査定される時の基準をチェックしてみてください。

ミニバンの場合

ミニバンは、ボディカラーによって査定額が大幅に変わるので覚えておきましょう。カラーバリエーションが豊富な車種も多くありますが、人気のカラーは定番のブラックとホワイトです。ホワイト系では特に、パールホワイトに人気が集まっています。

純正ナビやエアロパーツ、アルミホイールなどを追加で装備している車は、高い査定額が期待できます。デザインがシンプルで誰でも乗りやすいものであれば、さらに高額が望めるでしょう。

SUVの場合

国内だけでなく海外にも根強い人気があるSUVは、中古車市場でも需要が高いため、高値の査定が期待できるでしょう。SUVもミニバンと同じようにボディカラーで査定額が変わります。特に人気なのはこちらも定番のブラックとホワイトですが、シルバーやグレーも人気です。

ホイールも注目ポイントになります。インチアップをしているよりも一般的なサイズの需要の方が高いでしょう。また、アウトドアのイメージが強いSUVは、他の車種と比べても4WDの査定額が高くなりやすい傾向にあります。

セダンの場合

ほとんどの車種でボディカラーは査定額に影響しますが、特に上位モデルのセダンはその影響が大きいでしょう。カラーの違いで50万円以上の差が付くこともあります。セダンも人気色はブラックとホワイトです。

装備面もチェックしましょう。サンルーフが装着されている車は、付いていないものに比べると査定額が高くなる傾向があります。また、車の基本型ともいえる3ボックスタイプのセダンは、近年では国産が値上がりし輸入車のセダンとの価格差が縮まっています。

クーペ、オープンカーの場合

クーペやオープンカーで意識しておきたいポイントはデザインです。派手なデザインや過度なドレスアップを施した車よりも、シンプルですっきりしたデザインのほうが高く売却できる可能性があります。

車検を問題なくクリアできるかも、査定前にチェックしておきましょう。クリアできない車はそのままでは公道を運転できないので、査定額が大幅に下がる恐れがあります。

ステーションワゴンの場合

ステーションワゴンはSUVと同じようにアウトドアのイメージが強い車種です。こちらも、2WDよりも4WDの方が高く売れやすくなります。

排気量の大きさも意識しておきましょう。エンジンタイプで見ると排気量が大きいNAエンジンよりも、排気量の小さなターボエンジンの方が査定額は高くなりやすい傾向です。高出力、高トルクであることもターボエンジンがステーションワゴンにおいて高評価される理由かもしれません。

ハッチバックの場合

ハッチバックでは、他の車種ほどカラーの違いで査定額が上下することはありません。考えられる理由として、ハッチバックのイメージがあるでしょう。ハッチバックはシルエットなどから営業車というイメージが強い車種です。そのため、人気のカラーでも査定額はあまり高くならない傾向があります。

軽自動車の場合

ハッチバックと同じように、軽自動車もカラーによって査定額が大きく変化することはないといわれています。カラーバリエーションが豊富な車種もありますが、ボディカラーで大きく悩む必要はないでしょう。

軽自動車は、パワーや加速性に優れたターボエンジンが好まれます。CMで見かけるような有名モデルも査定額が高くなりやすいでしょう。その他、予防安全装備や衝突安全装備が付いているものは人気が高く、高値の査定額が付きやすい傾向にあります。

外車の場合

外車の多くは、そのメーカーが査定額を決める大事な要素になります。日本で人気が高いベンツやBMWなどの有名メーカーであれば、査定額も高くなるでしょう。ミニバンやSUVは定番のブラックやホワイトが人気ですが、外車はそのメーカーやモデルのイメージカラーの査定額が高くなります。

他の車種とは評価されるポイントが変わるので、売却するモデルの相場を事前に調べておくことも大切です。高級車でもスポーツカーなど特定の車種は、専門店に相談すると良いでしょう。

買取価格相場を決める要素

車の買取価格はどのようなポイントをチェックして決めるのでしょうか。さまざまな条件を総合的に判断するものですが、ここでは基本スペック、車の状態、市場状況の大きく3つに分けてご紹介します。それぞれのポイントを理解しておけば、納得して車を売却できるでしょう。

基本スペック

車の基本スペックは、買取価格に大きく影響する要素の一つです。一口に基本スペックといっても、チェックされる項目は多くあります。代表的なものをいくつか挙げてみましょう。

・車種
・グレード
・装備
・年式
・ボディカラー
・現行モデルであるかどうか

たとえば買取価格は、年式の古いものよりも新しいものの方が高くなります。「車はできるだけ早く売った方が良い」といわれるのはそのためでしょう。装備はある程度そろっていた方が査定では有利ですが、社外品のオプションは評価を下げてしまうかもしれません。査定員はこれらの項目を一つずつ確かめていきます。事前にチェックしてみましょう。

車の状態

車の状態によっても買取価格は変化するので覚えておきましょう。特に価格に影響しやすい代表的な項目は以下の3つです。

・走行距離
・車検の残り期間
・修復歴の有無

走行距離は1年で1万kmが目安になります。これを超えると買取価格はマイナスになるでしょう。車検の残り期間が短い車はすぐに車検の費用や手間が必要になるため、多少査定額に影響する可能性があります。

修復歴も査定員によってしっかりと確認されます。見た目はきれいでも、大きな事故や災害で大幅な修復をしていれば、買取価格が下がってしまう恐れがあるので注意が必要です。修復歴はプロの目にかかれば隠していても見抜かれる可能性が高いので、事前にきちんと申告した方が良いでしょう。

車の市場状況

車の市場には需要期と閑散期があります。売却時期が違えば同じ車でも価格が変わるでしょう。高く売りたければ需要期前を狙うのがおすすめです。

たとえば、就職や転勤などで車の需要が増えるといわれる3月は需要期になります。この3月に多くの在庫をそろえたい中古車買取店は、1～3月にかけて通常より高い価格で買い取る可能性が高まるのです。

同じ理由で9月頃も狙い目でしょう。9月は決算月でもあるため、通常より高い価格を付けてくれる可能性があります。できるだけ高い価格で売りたければ、需要が高い時期を狙ってみましょう。

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走行距離は車買取の際の査定額を左右するポイントの一つですが、特に年式とのバランスが重要視されています。多走行車であることを理由に売れないケースもあれば、多走行車でも高値が付くケースがあるので、違いを理解しておきましょう。

人気が下がりにくいのはどのような車？

経年による劣化もありますが、車は乗れば乗るほど消耗し価値が下がるのが一般的です。ただし、この基準は中古車全部に当てはまるというわけではなく、価値が落ちにくく中古車市場で一定の需要が見込める車も存在します。以下で解説する項目に当てはまれば、高値の査定を目指せるかもしれません。

流通量が少なく希少価値が高い車

販売された数が少なくあまり流通しなかった車や限定販売された車は、希少価値が高く価格も下がりにくい傾向です。そういった中古車は一部のマニアにとっては価値が高く、一定の需要が見込まれるでしょう。

需要を保っていれば相場が大きく下落することもないため、販売ルートを持つ専門の買取業者に売却すれば高額査定となるケースもあります。

ロングセラーモデル

長いことモデルチェンジを行わなくても人気が変わらないロングセラーの車種は、信頼性も高い点が特徴です。一般的に、車はモデルチェンジが行われると古いモデルの価格は下落します。ロングセラーモデルは年式が古くても需要があるため価値はほぼ変わらず、相場価格も下がりにくい傾向です。

ロングセラーの代表的な車は、1998年から発売されているスズキの「ジムニー」や、2007年に販売開始の三菱「デリカD:5」などが挙げられます。

海外でも人気のある車

日本だけでなく海外でも需要が高い車は、価格が下がりにくい特徴があります。日本では車が低年式であったり状態が悪かったりすると、高値の査定額は期待できません。

しかし、海外では日本車に対する評価や信頼性が高いため、国内で売れなかった車でも海外では売却できるケースも多くあります。海外への需要が多いと車の価値を維持できるため、査定額も一定以上の金額を確保しやすいのです。

特にトヨタの「カローラ」や「カムリ」、「ランドクルーザー」などが海外で人気のある車種といえるでしょう。

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愛車を高く買い取ってもらうためのポイント

愛車をできるだけ高く売却したい方は、車を高く買い取ってもらうためのポイントもチェックしておきましょう。ここでは、車の査定額を上げるための5つのポイントをご紹介します。

基本スペックや車の状態など、査定額に影響する要素には、どうしても変えられない部分もあるでしょう。しかし、オプションのアピールや車の清掃など、ちょっとしたことで査定額が高くなることもあります。

装着しているオプションをアピールする

査定前にやっておきたいことは、自分の車の魅力を書き出しておくことです。アラウンドビューモニターやドライブレコーダーが付いているなど、装着しているオプションを書き出します。

車によっては、後部座席用のサイドエアバッグやディスチャージヘッドランプなど、一見分かりにくい装備もあるでしょう。査定員が見落とさないように、しっかりと伝えることが大切です。

修復歴は正直に伝える

修復歴によって車の査定額はマイナスになる可能性があります。しかし、マイナス影響があるからといって、修復歴を伝えないのは良くありません。

修復歴には告知義務がありますから、これを隠してしまうとあとで見抜かれた時に大きなマイナス要因になってしまいます。元通りに見える修復も、査定員がチェックすれば見抜かれる可能性が高いでしょう。隠していたことが分かると、プラスの要因も疑われてしまうかもしれません。

査定員も人間ですから、事前に誠意をもって伝えれば信頼度が増し、心証がよくなる可能性があります。

車をきれいにしておく

事前にできる対策として、車をきれいにしておくことも大切です。簡単に落ちる汚れであれば、洗車することでピカピカの状態にもどせるでしょう。小さなキズなら市販品で消せることもあります。キズがあるからといってあきらめずに、まずは自分で直せないか考えてみることも大切です。

室内空間もきれいな状態を目指しましょう。目に見える汚れだけではなく、においも査定額に影響する一つの要素です。消臭グッズを使えば、気になるにおいもある程度は消せるかもしれません。天気の良い日にドアを開けて換気するのもおすすめです。においは使っている本人では気づきにくい場合もあるので、忘れないように気を付けましょう。

そのまま売却するより手間がかかりますが、ちょっとしたことで査定額が予想以上に高くなる可能性もあります。

複数の買取店で査定依頼をする

人によっては一つの中古車買取店のみで査定を依頼して、査定額に納得してしまうケースがあります。しかし、1店舗の査定だけで売却を決めてしまっては、より高く売れる可能性を自ら失ってしまっているといっても過言ではありません。

愛車をできるだけ高く売りたいのであれば、複数の中古車買取店に査定依頼をしましょう。そうすることで、より高く売れる中古車買取店を見つけられます。また、査定額が安い中古車買取店に他店の査定額を提示して、価格を交渉することも可能になります。交渉することでさらに高い査定額を得られるかもしれません。

複数の中古車買取店に査定を依頼すると、価格だけではなく、スタッフの対応やサービスの充実度なども比較検討できるでしょう。

一括査定を利用する

複数の中古車買取店に査定を依頼することは有効ですが、一つひとつの店舗を回ると時間と労力がかかってしまいます。

そのような悩みを解決するのが一括査定サービスです。一括査定サービスとは、一度の情報入力で、複数の中古車買取店に査定を依頼できる便利な仕組みのことをいいます。パソコンやスマートフォンを使って、時間を気にせず簡単に申し込めるのも大きなメリットです。

人気のある車を売るならcarview!車買取

carview!車買取は、サービスが始まった2000年5月から現在まで500万人以上の利用実績を持ち、大手買取店や専門店まで幅広く300社以上の業者と提携しています。

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まとめ

査定人気が高い車の特徴や、車種によって評価ポイントが異なることを初めて知った方もいるのではないでしょうか。きちんと把握すれば「どうして査定額が上がらないのだろう」というモヤモヤを抱えることなく、納得のいく取引ができるようになるでしょう。

できるだけ高値の査定額を目指すなら、複数の買取店から見積もりを得て、金額を比較する必要があります。そのため、車を売却する際はcarview!中古車一括査定サービスを利用すると良いでしょう。