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車の査定士が見るポイントは?査定前にやるべきことについても解説

車の査定士が見るポイントは?査定前にやるべきことについても解説

車の買取の際、「どうしたら高額査定してもらえるのだろう」と悩む方も多いでしょう。買取に出す前のポイントをおさえておくだけで、査定額に数十万円ほどの差が出ることもあります。知識がないまま査定に出すと、損をすることがあるので気をつけましょう。
そこでこの記事では、車を高額査定してもらうためのポイントをご紹介します。この記事の内容を参考にして、高額査定を目指しましょう。

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車の査定士が見るポイントとは?

車の査定士が見るポイントとは?

高額査定を目指すなら、査定士がどのようなポイントを見ているのか把握することが大切です。買取業者が重視している点は、車の状態だけではありません。売る時期や依頼者の対応も大きなポイントです。まずは、具体的なポイントを詳しく見ていきましょう。

車を売る時期

多くの買取業者が決算期を迎える3月は、繁忙期で車が最も売れる時期だといわれています。2月後半~3月後半は、決算期に備えて在庫を充実させる時期なので、高額査定を狙いやすいでしょう。半期決算月前となる9月~10月も、需要が高まる時期です。ただし車の状態など、他にもさまざまな査定ポイントがあります。

時期を気にするよりも、少しでも早く売った方が良いケースも多いでしょう。例えば、愛車の車種がフルモデルチェンジする前に売却すると売却価格が高くなるケースがあります。また、価格に直接は関係ありませんが自動車税を納税する前に売却すると、納税手続きをする必要がないため比較的楽に売却手続きを行えます。納税後に売却した際は、売却価格に自動車税の残存期間分が含まれます。

車の外装

車の外装は最初に目に入るため、与えるインパクトが大きいポイントです。車の外装を査定士がチェックするにあたって重視するポイントは二つあります。

<チェックポイント>
・カラーリング
同じ車でもカラーリングが不人気カラーであれば査定額は下がり、車種のイメージカラー(例:フェラーリ=赤色)やブラックやホワイトなどの定番カラーであれば査定額は高くなります。

・ボディ状態
傷やへこみがないか査定士がボディ状態をチェックします。査定士はプロですので、小さな傷も見逃しません。例えば、鍵をこすりやすい鍵穴の近くにある傷でも査定士は見逃さずチェックします。

車の内装

車は居住空間としての機能も必要とされています。居住空間として多くの時間を過ごす場合、内装の状態は重要です。車の内装を査定士がチェックするにあたって重視するポイントは二つあります。

・汚れ・匂い
内装に汚れや匂いがあれば査定額が下がります。外装はプロでなければきれいにはできませんが、内装は掃除や消臭によってきれいにできます。特にたばこを吸われている方やペットを飼っている方は念入りに清掃を行うと良いでしょう。

・ハンドルやメーター、オプション設備の状態
メーターやハンドル、オプション設備の状態が悪ければ査定額が下がります。カーナビやスペアタイヤなどのオプション設備の状態やハンドルやメーター、エアバッグなどの状態に関しても査定士は確認します。

エンジン回り

車を移動手段として正常に機能させるために、査定士はエンジン回りの状態を入念にチェックします。査定士が重視するポイントは以下の二つです。

・状態確認
エンジン回りがどのような状態か確認を行います。エンジン回りとは「エンジン」「バッテリー」「エンジンオイル」を指します。エンジン回りに異常がないか、またエンジンが改造されていないかを査定士はチェックします。

・修復歴、車台番号確認
修復歴や車体番号の確認も行われます。修復歴の有無は買取価格をおおよそ10万円単位で上下させるものなので、査定士も念入りに確認します。修復歴を確かめるために「メンテナンスノート」と呼ばれるメーカー保証書と点検整備記録簿がセットになったものの提出を査定士から依頼されるかもしれないので、メンテナンスノートを用意した方が良いでしょう。

車台番号は車版のマイナンバーです。国土交通省が車両ごとにダブりなく1つずつ数字を割当てられます。車台番号は車検時や自動車保険の加入時に必要となります。

タイヤやホイール

オイルは、定期的に交換されていると高評価でしょう。一方、オイル漏れはマイナスの対象となります。オイル漏れはボルト(コック)を締めれば改善することがありますが、慣れていない方は無理に触らないようにしましょう。

タイヤは、溝が深く残っていて状態が良好だと、プラス評価になる可能性があります。一方で、激しく摩耗していたり、傷が入ったりしていると、交換費用分がマイナスになる恐れもあるでしょう。ホイールやマフラーの汚れ、サビ、傷などもチェックされるポイントです。

車本来のスペック

人気色や、ハイスペック・ハイグレードカーだと高額査定につながりやすいでしょう。色は、一般的にホワイトやブラックの需要が高いため、ほかの色よりも査定が有利になる傾向があります。

また、同じ車種でもグレードが違うだけで、数十万円~数百万円の差が出ることもあります。

さらに、仕様変更前に売却する方が、仕様変更後よりも高値が期待できるでしょう。車種やメーカーによりますが、1~2年ごとにマイナーチェンジが行われ、4~6年ごとにフルモデルチェンジが行われるのが一般的です。仕様変更が発表されると、変更前の車は旧型扱いとなるため、人気が下がってしまう恐れがあります。メーカーの動向もこまめにチェックしながら、なるべく早く売ることもポイントです。

オプション装備

オプション装備がされていると査定評価アップが期待されます。オプション装備には種類があり、以下の三つに分けられます。

・純正オプション
純正オプションは、製造時に工場で組み込まれるオプションです。製造段階で車に内蔵されるため、後から取り付けられません。必要なオプションは購入時点で発注すると良いでしょう。代表的な純正オプションはヘッドライトやサンルーフです。シートを本革にするオプションも純正オプションとなります。最近では、先進安全技術も純正オプションとして人気です。

・ディーラーオプション
ディーラーオプションは納車時にディーラーが取り付けるオプションです。販売店でも取り付けられる点が純正オプションと異なります。ディーラーオプションは着脱可能な装備がほとんどで、フロアマットやシートカバー、アルミホイールが代表的です。一方で、ディーラーオプションは一部車両に取り付けられないものもあります。取り付けたいものがあれば、購入車両に取り付け可能かどうかをディーラーに確認しましょう。

・社外オプション
社外オプションはブランドや関連メーカー以外が販売するオプションです。オートバックスやイエローハットなどのカー用品店で購入して取り付けたものが該当します。社外オプションの場合、いつでも取り付けは可能です。また必要ないと思った場合、いつでも取り外しもでき気軽に装備できるところが特徴です。

走行距離と年式

車は長期間走行するほど劣化が進みます。そのため、走行距離が短く、年式が新しいほうが、高額査定が期待できるでしょう。

走行距離は、年間1万kmが一般的な水準とされています。この水準を上回るペースで走行している車は、査定額に影響する恐れもあるでしょう。また、走行距離が5万kmおよび10万kmの大台を超えた車は、査定額が低くなりやすい傾向にあります。

一方で、走行距離が短ければ、年式が古くても問題がないわけではありません。長く走っていない車は劣化しやすく、部品がサビたり、故障しやすくなったりするからです。走行距離が短く、新しい車が理想ですが、古い車でも評価してくれる買取業者も存在します。年季が入っていても、適切にメンテナンスをしながら丁寧に扱われた車ならば、高額査定も期待できるでしょう。

自社に車を売ってくれるかどうか

愛車を高く売るために依頼者が気を付ける点は多々ありますが、査定士も自社に車を売ってもらうための駆け引きを行っています。買取業者は複数あるので、各社が「他社に顧客を取られたくない」という気持ちもあります。

そのため、一括査定などで競争相手がいる事実がはっきりしていると、価格を上げざるを得ないことがあります。他社の見積もりを提示して、うまく交渉してみましょう。

車の査定前にやらないほうが良い3つのポイント

車の査定前にやらないほうが良い3つのポイント

高額査定を狙うために行ったことが、逆効果になることもあります。車の査定前にやらない方が良いこともあるので気をつけましょう。特に気をつけたいポイントは、傷の修理や車検前後の売却、修復歴の証拠隠滅です。損をしないためにも以下のポイントを事前に確認しておきましょう。

傷の修理

傷があればマイナス評価になる恐れがありますが、基本的には修理をせずにそのまま査定に出しましょう。修理代のほうが高くつくことがあるからです。また、修理代を抑えるために下手に自分で直すのも、あまりおすすめできません。無理に修理したために、塗装のムラや傷が目立ってしまうと、むしろ査定額が下がることもあります。

あくまでも目安ですが、1cmほどの浅い傷であればほとんど査定に影響しないでしょう。10cmほどの傷になると、1万円程度のマイナス査定となることもあります。しかし、それを3万円かけて修理業者に直してもらっても、2万円損をするだけです。キズの修復は、コンパウンドなどで簡単に対応できる範囲にとどめておきましょう。

車検

車検に出してから売った方が高く売れてお得な気もします。しかし、車検費用ほどのリターンは期待できません。たとえば、普通車の車検を通してすぐ売った場合、車種にもよりますが、プラス7万円ほどの査定額がアップできたとします。しかし、車検に10万円かかってしまうと、逆に3万円ほどの損失です。

買取業者では、提携工場などで車検を安く通せるため、車検の残年数をそれほど重視しないこともあります。車検の時期が迫っていたら、期限切れになる前に売るのが得策です。車検切れでも売ることはできますが、法律により公道が走れません。運送などで手間も費用もかかるので、注意しましょう。

修復歴の証拠隠滅

修復歴はプロが見ればわかるので、隠そうとすると心証を悪くします。修復歴は減額になる要因ですが、知っていて隠すことにメリットはありません。

プロの査定士は工具の使用痕も判別できるほどの審美眼を持っています。査定の際には、外観から内装まで、くまなくチェックするため、修復歴を隠し通すことは不可能に近いでしょう。後でトラブルにならないように、すべて正直に伝えるのがおすすめです。

車の査定前にやるべき3つのポイント

車の査定前にやるべき3つのポイント

高額査定を狙う場合、査定前にあらかじめ行っておいた方が良いポイントがいくつかあります。売却する車をきれいにすることはもちろん、準備しておきたい書類などもあります。ここでは、査定前にやるべき3つのポイントについて解説します。

掃除

車がきれいだと大切に使用されていた車と査定士が判断してくれるでしょう。そのような車は印象がよく、イメージもアップします。

査定前はトランクの中の物を少なくし、洗車や車内の清掃をしましょう。特に車内の清掃や消臭は念入りに行うことをおすすめします。車内を清掃する際には、掃除機でゴミやホコリを取りましょう。シートやステアリング、ダッシュボードの汚れを落とすことも大切です。

また、喫煙をしている方やペットを飼っている方は消臭剤を利用し、においを極力無臭に近づけておくことが大切です。社内のにおいが残っている場合、マイナス査定になることもあります。外装・内装ともにきれいにしておき、買取業者からの印象をよくすることが大切です。

アフターパーツの交換

アフターパーツで車をカスタムしている場合、アフターパーツが人気の品でない限り減額対象になる傾向にあります。純正パーツを保管している場合は純正パーツに戻してから査定に出すことがおすすめですが、アフターパーツのみで純正パーツがない場合は取り外さず査定に出すようにしましょう。必要なパーツを外すと、さらに減額される場合があるので注意が必要です。

書類の準備

車の売却にはいくつかの書類が必要です。書類を揃えるには時間を要することが多くあります。車の価格は時間が経つにつれて価値が下がっていくことが多いため、車の買取の際に必要な書類は早めに準備することが大切です。査定に出す際は、最低でも「車検証」と「自動車損害賠償責任保険証」を用意しましょう。

車の査定時には必要な書類を揃えるのもポイント

車の査定時には必要な書類を揃えるのもポイント

査定・買取を依頼する前に、必要な書類を揃えることでスムーズな買取が可能となります。事前に買取業者に問い合わせて、なにが必要かを確認することが第一です。しかし、用意するのに時間がかかる書類もあるでしょう。スムーズに査定・買取を受けるためには、一般的な必要書類を把握しておくと安心です。ここからは、軽自動車と普通自動車に分けて、必要書類について詳細を確認していきます。

軽自動車売却時に必要な書類

軽自動車では、主に以下の書類が必要です。

    軽自動車の査定時に準備しておくべき書類

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 当年度分の軽自動車税納税証明書
  • 振込口座情報
  • リサイクル券(もらっていない、または紛失した場合は不要)
  • 印鑑(認印可、印鑑登録証明書は不要)
  • 身分証明書(運転免許証など)

買い替えの場合は、車庫証明書類が必要になることもあります。リサイクル券以外で紛失した書類があれば、再発行をしましょう。車検証は軽自動車検査協会、自賠責保険証明書は契約先の保険会社で手続きします。軽自動車税納税証明書は、管轄の自治体の役所・役場で再発行を申請しましょう。

普通自動車売却時に必要な書類

普通自動車では、主に以下の書類が必要です。

    普通自動車の査定時に準備しておくべき書類

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書
  • 振込口座情報
  • リサイクル券(もらっていない、または紛失した場合は不要)
  • 実印
  • 印鑑登録証明書
  • 身分証明書(運転免許証など)

車検証や自賠責保険証明書などの重要な書類は、ダッシュボードに入っている可能性が高いのでチェックしてみましょう。軽自動車との違いは、認印ではなく、実印と印鑑登録証明書が必要なことです。

車検証を紛失した場合は、管轄の運輸支局で再発行の手続きをします。自動車税納税証明書の再発行は、都道府県税事務所、または運輸支局内の税事務所で申請しましょう。

車の買取査定の流れ

買取査定をする際には、以下のような手順を踏みます。

    車の買取の流れ

  1. ・一括査定などで見積もりを依頼して相場を調べる
  2. ・最も高く買い取ってくれる買取業者を選ぶ
  3. ・買取に必要な書類を用意する
  4. ・実車査定を依頼する
  5. ・買取申し込み・契約
  6. ・車の引き渡し
  7. ・入金確認

なるべく複数社に査定を依頼して比較し、高く売れそうな買取業者を選びましょう。高額査定を狙う際は複数社の査定をうけることがおすすめです。一括査定などで比較検討し、買取業者を決めたら、その後の手続きは担当者と確認しながら行いましょう。

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まとめ

まとめ

高額査定を狙うなら、査定前に洗車や車内の掃除をして、査定士の心証をよくすることも大切です。傷があった場合は、無理に修理せずにそのまま出すことをおすすめします。

また、車の状態も大切なポイントですが、高く売れそうな買取業者を選ぶことも重要です。一括査定で複数社の査定をまとめて比較して、高額見積もりを提示してくれる買取業者を選びましょう。carview!中古車一括査定サービスは全国対応で、提携加盟店は300社以上あります。ぜひお気軽にご利用ください。

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ユーザーコメント

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見積り数
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ユーザーコメント

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日産 セレナ
実際の査定金額
75.0万円
見積り数
8社
査定満足度
5
ユーザーコメント

はじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。

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※1 2019年4月時点 当社調べ
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