車検

車検は国で定められた法定点検である。保安基準に適合しているかどうかを検査し、合格した車には自動車検査証(車検証)が発行される。車検を通すことはドライバーにとっての責任であり、社会的に認知された車になるためにとても大事なことである。車検証がないと公道を走ることができない。もちろん車検が切れてしまった場合も同じである。もし、期限が切れてしまった場合は、車検を通すために業者に取りに来てもらうか、自動車臨時運行許可証と仮ナンバーを発行してもらい、車検場まで移動するのが賢明である(仮ナンバーとは検査などの理由で車検切れの車を運ぶ場合に、その運行を認められるもので、市役所や区役所等で申請が可能である)。
車は使用しているうちに、見えないところの消耗、劣化が進むため、いくら走るからと言っても故障はまぬがれない。走行時の危険を増すことにもなるので、安心して車を乗り続けるためにも定期的な検査がとても重要になってくる。新車を購入したらまず3年、それ以後は2年ごとに検査が法律で決められている。そのように定期的にチェックすることにより、円滑な道路交通の確保を図るというのが目的なのである。また、車体の数値が変わる改造をした際に受ける「構造変更検査」、徹底的に分解して検査する「分解整備検査」、2度目以降に受ける「継続検査」などの種類がある。

新車

新車とは新しい車(新型の車)で、生産されてからまだ運輸支局で登録されていない車のことである。
工場で生産後に仮ナンバーを付けて試走する場合があるので走行距離が0kmのケースだけを新車と呼ぶわけではない。新車を購入する場合は、車検を受ける必要がなく、1度目の車検は3年後となる。また、消費税のほかに“自動車取得税”が取得価格の5%(軽自動車は3%)かかる。
中古車は新車時の取得価格を基準に算出される。メーカーにより保証内容は異なるが、たいてい3~5年はエンジンやミッション、エアコン、パワーウインドウなどの機関系のトラブルを無償で修理してくれる。またリコールなどがあった場合やメンテナンスのキャンペーンがある場合は、購入したディーラーから直接連絡があるのも新車ならではの特典である。
免許を持っていなくても車は購入できるが、購入時には「車庫証明」という書類が必ず必要である。
通常この「車庫証明」は、新車を買う際にはディーラーがユーザーの代わりに代行取得してくれるが、代行料が必要になる。

中古車

中古車とは運輸支局で一度登録された車のことで、走行距離にかかわらず中古車になり、もちろん事故車もその部類に入る。中古車には「新古車」「認定中古車」などもあり、多少内容が異なる。
「新古車」とは運輸支局に一度登録されているのでもちろん中古車だが、一切使用されていない場合もある。「新古車」はディーラーが一般の中古車と区別して表記するためのものであるが、ほとんどは新車販売店で試乗車などに使われた車が当てはまる。新古車だと新車と同様の状態が格安で手に入るというメリットと、新車よりも納車が早いのメリットがある。
「認定中古車」とは正規ディーラーの扱う中古車のことで、輸入インポーターや国産メーカー車が定めた点検項目やパーツを新品に交換したりと品質を保証している車のことである。質の悪い中古車が流通してブランドイメージが下がらないように防いでいる。その基準は高く、故障や事故車を手に入れてしまう不安も少ないので安心感が高い。アフターサービスも充実している。

一般的に古い中古車や走行距離が多い中古車は価格が下がり、市場では求めやすい価格になる。また、販売店が輸入インポーターを通さずに海外から仕入れた輸入車を「平行輸入車」とよび、日本では手に入らない車やもう生産されていない古い中古車もこの流れで手に入れることができる場合もある。

事故車

事故車とは交通事故や災害などにより壊れた車で、事故に限らず骨格(フレームやクロスメンバー、インサイドパネルなど)に欠陥が生じ、修理歴のある車のことである。勘違いされやすいが、交通事故を起こしても走行時に支障が出ないバンパーやドアを修理するなら事故車扱いはされない。

事故車の買取査定はもちろん価値が下がり、高値で買い取ってもらうのは珍しく、車の状態によっては買い取ってもらうことが出来ない場合も多々あった。最近では事故車を専門にしている買取業者が増えて、パーツを分別して販売。事故車といえど、それらの店によって高価買取が実現する場合もある。

海外では「自動車リサイクル産業」として事故車を修復して再生することが確立しており、日本でも自動車リサイクル法が2005年1月に施行されて、特に日本車は高品質で壊れにくく作られているため評価が高く、廃車になってしまうような車でも価値を見出されるケースが増えている。廃車する際にはお金がかかるので、修理、廃車する前に一度事故車買取査定をしてもらうこともひとつの手である。

逆に事故車を購入する際は、修理したことにより価値が下がり、相場より安く手に入れることが可能。
しかし、修復されているか素人の目には分からないところが難点で、乗っているうちにオイルが漏れてしまったり、エンジンの音がおかしくなることもある。事故車を隠して市場に出したり、手抜きの簡単な修理をしただけで売ってしまう悪徳業者も存在するので、注意が必要である。

車買取

中古車買取は、愛車を乗り換える際にディーラーや中古車買取店に現在乗っている車を買い取ってもらうこと。
中古車買取の主な流れは、まずは買取を頼みたい買取店やディーラーに車査定の申し込みをする。
そこで車の状態と必要項目の確認をしてもらい、買取価格を提示してもらう。その“買取価格”に納得したら承諾の際に必要な書類の記入や名義変更などをして設定された金額を受け取ることができる。
これが中古車買取の簡単な流れである。なお、契約時には実印、印鑑証明、自賠責保険証、自動車税の納税証明書、住民票(車検証と現住所が異なる場合)が必要である。

以前は車を買い換えたい場合、売りたい車を下取りに出して、購入したときの価格との差額でクレジットが組まれていた。しかし、最近は中古車買取店が急激に増えて、相場価格の動きや市場での人気が大きく影響を及ぼし、その店によって買取の価格が異なるのが現状である。お店選びひとつで自分の車を少しでも高く売ることが可能になった。

愛車無料一括査定サービスの流れ

  1. ①WEBまたは電話でお申込み

    お車やご連絡先の情報をもとに、条件に合った査定会社を最大10社までご紹介。その中から実際に査定を受けたい会社を選んで(複数社選択可)ください。

  2. ②買取カービューより確認メール

    ご登録いただいたメールアドレス宛てに確認メールが送信されます。24時間以内にメールが届かない場合はよくあるご質問をご確認ください。

  3. ③査定会社よりご連絡

    各査定会社よりお客様に、2営業日以内にご連絡。電話もしくはメールにて、愛車の相場情報や出張査定のご案内などをお知らせいたします。