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車の査定で傷やへこみはどれくらい減額される?高価買取のコツも紹介

車の査定で傷やへこみはどれくらい減額される?高価買取のコツも紹介

愛車を中古車として売却する場合は、査定に出して値段をつけてもらいます。傷やへこみが多いほどマイナス査定にも影響しやすくなりますが、「実際にはどれくらい減額されるのか知らない」という方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、傷やへこみのある車を査定に出した際の減点や減額の基準について詳しく解説します。高く売るためのコツを知ることで高価買取の実現も期待できるでしょう。傷以外に重要な査定項目もご紹介します。

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傷やへこみがある車の査定基準は5つ

傷やへこみがある車の査定基準は5つ

車を査定してもらう場合、傷やへこみなどマイナス要素に応じて減点されていきます。大きな傷やへこみであるほどマイナスは大きくなりますが、具体的な基準はあるのでしょうか。ここでは、減点の基準について解説します。車の傷やへこみがどの程度のマイナスになるか、愛車をチェックする目安にしましょう。

傷の減点基準

中古車買取業者やディーラーが車を査定する際には、日本自動車査定協会が定めた基準をもとに価格を決めるケースがほとんどです。具体的には以下のような項目と減点数の段階が設けられています。

  • 外板に交換跡や塗り替え跡がある:10点減点
  • カードサイズ未満の傷がある:10点減点
  • カードサイズ以上A4サイズ未満の傷がある:20点減点

このように、傷やへこみがある場所と大きさによって減点数を決める仕組みです。交換が必要な状態であれば、さらに減点数が多くなる可能性も考慮しておきましょう。ボディが無傷で減点される要素がない場合には、20点または40点のプラス査定が適用されます。

参考:『中古自動車査定基準及び細則〔Ⅰ〕』

へこみの減点基準

へこみの減点基準に関しても、へこみの程度と場所によって変わります。具体的な基準は以下の通りです。

  • カードサイズ未満のへこみがある:10点減点
  • カードサイズ以上A4サイズ未満のへこみがある:30点減点
  • A4サイズ以上各パネルの半分未満のへこみがある:50点減点
  • 各パネルの半分以上のへこみがある:要交換(65~150点減点)

  • ※ルーフ、ピラー、ボディサイドシル、リアエンドパネルのへこみは減点数が異なります。

ルーフのへこみは特に減点数が大きくなるので注意が必要です。

どれくらいの傷やへこみでマイナス査定になる?

どれくらいの傷やへこみでマイナス査定になる?

査定の際にどれくらい減点されるかは、傷の大きさやへこみの深さによって異なります。小さな傷であれば査定額に影響しないとされていますが、買取業者の判断でマイナス査定になる可能性も考慮しなければなりません。日本自動車査定協会の基準がすべてでないことを理解しておきましょう。ここからは、減点・減額の条件と内容について解説します。

小さな傷やへこみは影響なし

1cmに満たない小さな傷やへこみは、査定額に影響しないケースがほとんどです。走行中の飛び石によって付いたような傷などであればマイナス査定は懸念しなくて良いでしょう。このような小さな傷やへこみは運転を続けるうえで避けることが難しいため、減点の対象とはなりません。

また、マイナス査定にならない傷やへこみを指摘する買取業者は、良心的ではないという判断もできます。どの中古車でも見られるような些細な傷を理由に減額された場合は、他の買取業者に査定を出して比較してみるもの、ひとつの手です。

10cm前後の傷はマイナス査定の可能性が

傷の大きさが10cm前後であれば、場所によって目立つ可能性もあります。このような傷はマイナス査定に反映されるケースが多いといえるでしょう。

具体的には、10点~20点の減点が目安です。金額でいうと1万円~2万円の範囲と考えられます。

傷が目立つ場所にあったり深かったりする場合は、基準よりも多く減点される可能性があります。最終的な減点数は買取業者の判断にゆだねられるため、明確にしたい方は査定項目の内容を詳しくチェックしてみるのもおすすめです。

深い傷は大幅なマイナス査定に

A4サイズ(21cm×29.7cm)よりも広範囲にわたるへこみや、深い傷がある車は大幅なマイナス査定が見込まれます。表面を研磨するだけでは修理が難しく、きれいな状態に戻せないと判断されるためです。

ボディのパーツ自体に交換の必要がある場合は、さらに減点数が大きくなるでしょう。ドアやバンパーといった重要なパーツは、とくに高額な交換費用を要します。金額にして10万円程度のマイナス査定は想定しなければなりません。

パーツの価格は車種によって変動します。日本での流通が少ない外車や古いモデルは、部品の購入費用を考慮するため減額される数字も大きくなりやすいでしょう。見た目だけではなく、修理や交換に必要なコストも査定額に影響します。

傷やへこみ以外に重要な査定項目

傷やへこみ以外に重要な査定項目

少しでも高い価格で売却するためには、マイナス要素以外の査定項目に注目することが大切です。傷やへこみ以外に魅力的なポイントがあれば、想像以上の高価買取も期待できます。査定の基本的なチェック項目を把握して、アピールできるものがある場合は積極的に交渉を行いましょう。傷やへこみの他に重要な項目を4つご紹介します。

走行距離

日本では一般的に「これまで運転した距離が長いほど価値が下がる」と考えられています。とくに走行距離10万kmを超えた中古車は、リセールバリューに影響しやすいといわれています。1年1万kmが平均的な距離ですが、長年乗り続けた車でも走行距離が短い場合はプラス査定も期待できるでしょう。

ただし、走行距離が短ければ高く売れるというものではありません。極端に走行距離が短い中古車は、エンジンや足回りにダメージが起きている可能性がある点も理解しておきましょう。

車の年式・モデル

車の年式は、2005年式・2020年式というかたちで呼ばれます。新車登録から10年が経過したものを「10年落ち」といった言葉でも表しますが、年式が古いほど中古車としての価値が下がりやすいでしょう。

年式に加え、車のボディタイプや車種も重要な要素のひとつです。人気のある車種ほど中古車を求めるユーザーも多くなる傾向にあるため、人気モデルは高い相場を維持できます。とくにフルモデルチェンジを終えていない現行モデルは、旧モデルに比べて高額な査定額を実現できるでしょう。

車のカラー

車種によって複数のボディカラーが展開されていますが、人気の傾向があるのはブラック・ホワイトといった定番カラーです。好みを極端に分けにくいのが理由のひとつといえます。

新車購入時にオプションとして特別カラーを選択した場合は、標準カラーに比べて高価な金額で買い取ってもらえるかもしれません。査定額は新車価格によって変動しますが、ボディカラーの人気度や珍しさにも左右されるためです。

タイヤ・ホイール

走行性能に影響するタイヤやホイールも重要な査定項目です。運転中の摩擦で劣化するタイヤの状態は査定額にほとんど影響がなく、タイヤ・ホイールそのものに何を用いているかがチェックされます。新車購入時に装備される純正品であれば、良い印象を与えられるでしょう。

メーカーから販売されているもの以外に、社外品を装備するユーザーも多く見られます。見た目が派手なものや高価なパーツもありますが、社外品のまま査定に出すとマイナス査定につながるかもしれません。パーツ単体ではなく、純正品かどうかが基準になる点を理解しておきましょう。

査定時は傷やへこみ以外にも「修復歴」に要注意!

査定時は傷やへこみ以外にも「修復歴」に要注意!

査定時に減点対象となるのは傷やへこみだけではありません。「修復歴」も注意が必要なポイントです。修復歴とは、事故などによって車のフレーム部位がダメージを受け、修理をした履歴のことです。修理とは異なるという点について理解しておくと良いでしょう。

修復歴は大幅な減点対象となる

JAAI(一般財団法人日本自動車査定協会)によると「修復歴」とは、骨格(フレーム)部位を交換したものや損傷があるもの、修復したものと定義されています。修理をしていなくとも骨格に損傷がある場合は「修復歴がある」とされます。逆に事故にあった場合でも、骨格部分に問題さえなければ「修復歴」にはあたりません。

修復歴のある車は、傷やへこみ、修理歴のある車とは違って大幅な減点対象となります。場合によっては買取拒否をされることもあります。

修復歴がある場合は必ず申告をする

査定が下がることを危惧して修復歴があることを隠そう、と考える方もいるでしょう。しかし、修復歴の有無については査定士が見ればわかります。正直に申告しないことで、かえって印象を悪くしマイナス査定につながる可能性もあります。そのため、必ず事前に修復歴があると申告しましょう。

たとえ査定時に気付かれなかったとしても、あとで修復歴が判明した場合、告知義務違反や瑕疵担保責任に問われ、損害賠償を請求される可能性もあります。

傷やへこみがある車を高額査定に導くコツ3つ

傷やへこみがある車を高額査定に導くコツ3つ

傷やへこみにがある中古車でも、コツをおさえることで大幅な減点を避けられます。大きな傷は無理に修理せず、買取業者にも正直に伝えたうえで見てもらいましょう。中古車の売却は買取業者と信頼関係を築くことが大切です。ここからは、傷やへこみがある車を高額で売るためのコツを3つご紹介します。

修理には出さない

マイナス査定が免れないほどの傷やへこみがある車を査定に出す場合は、「事前に修理をしてから見てもらいたい」と考える方もいるでしょう。可能であれば少しでもきれいな状態で引き渡したいものですが、修理業者に依頼するほどの大きな傷は修復しない方が良いでしょう。

高額なお金を費やして修理を行った場合、高く買い取ってもらっても損をする結果になる可能性があるためです。売却して得た金額よりも修理費用が高ければ元も子もありません。修理によるプラス査定は期待できますが、同時に赤字となるリスクも把握しておきましょう。

修理を諦めきれない方は、修理に必要な費用と査定額を両方見積もりするのもひとつの方法です。2つを比較して、自分にとって満足な結果が期待できる選択をしましょう。

自力で傷を直そうとしない

車用の修理道具をそろえると、修理業者に依頼せず自分で修理を済ませられます。簡単な作業であれば修理することでプラス査定も見込めますが、「このままではマイナス査定になるから」という理由だけで手を加えるのは賢明といえません。

無理に修理を行うと、かえって傷を増やすリスクがあります。場合によっては取り除けない傷が広範囲に拡大し、修理前よりも減点数を増やす結果になるかもしれません。手を加えると復元できない可能性も高いため、挑戦したい修理でもこらえたほうがよいでしょう。

周囲に車関係の仕事をしている方や、修理に詳しい方がいる場合はアドバイスを求めてみるのも有益な方法といえます。ただし、状態が悪くなるリスクをふまえたうえで実行しましょう。

傷やへこみは正直に伝える

査定額に影響するような傷やへこみは、ユーザー自ら買取業者に伝えなければなりません。査定を終えて売却したあとに問題が発覚した場合、ユーザーの責任として減額や返金を求められる可能性があるためです。

伝えるかどうか迷うような傷やへこみがある場合は伝えておくのがおすすめです。のちにトラブルへ発展するリスクを避けるだけではなく、買取業者からユーザーへの信頼感を高めるきっかけにもなります。伝え忘れることが不安な方は、あらかじめメモにピックアップして査定時に提示しても良いでしょう。

傷やへこみがある車を査定に出すときのポイント

傷やへこみがある車を査定に出すときのポイント

マイナス査定の要素が複数ある中古車でも、査定前に洗車や清掃を行うことで高価買取が期待できます。大幅な加点につながるものではありませんが、大切に扱っていることをアピールすることで交渉も有利に進められるでしょう。一括査定サービスを活用して、お得な取引が実現できそうな買取業者を選ぶことも大切です。

洗車や車内清掃をする

中古車買取業者に車を見てもらう日程が決まったあとは、査定前のタイミングで洗車や車内清掃を行いましょう。これまで載せていた荷物やチャイルドシートなど、携帯が必要なもの以外は取り除いておくのがおすすめです。

車の清掃でプラス査定に直結するわけではありませんが、買取業者がユーザーに抱く印象は良くなります。「日常的に丁寧な扱い方をしていた」とアピールするきっかけになるため、なるべく隅々まで清掃することを心掛けましょう。

汚れやゴミなど目に見えるもの以外に、タバコやペットのにおいも軽減できるとより好印象です。査定額を上げるためではなく、マイナス査定を軽減して信頼してもらうために有効な作業といえます。

車の売却時期を買取業者の繁忙期に合わせる

1年通して、車の査定額は同じというわけではありません。一般的に、1~3月と7~9月が、1年の間で車を高く売却できる時期とされています。

1~3月は、就職や引越しなど、新生活のスタートを前に中古車のニーズも高まる傾向があります。決算期前でもあるため、1台でも多く中古車を用意しようと、査定額を上げてでも買取をするかもしれません。7~9月も、学期の変わり目や下半期スタートの時期、ボーナス支給時期にあたるため、ニーズが上がりやすいでしょう。

車は日に日に価値が下がっていくものではありますが、査定額が上がりやすい時期を選ぶという方法があることを頭に入れておくと良いでしょう。

純正のオプションパーツを確認する

基本的に中古車の査定では、社外品より純正パーツの方が評価されます。メーカー純正のオプションは新車購入時にしかつけられないものが多く、オプションの中でも価値が高いからです。

また、やはりメーカー純正品というのは安心感もあり、その車にあった作りをしているため、中古車購入を検討している方からの人気も高くなるようです。プラスの査定を狙うのであれば、社外品ではなく純正パーツを揃えておくのが良いでしょう。

メンテナンスノートを揃える

メンテナンスノートとは、「定期点検整備記録簿」と「メーカー保証書」がセットになったもののことを指します。どのような整備が行われたかを始め、消耗品の交換時期や走行距離も記録されるものです。つまり、所持しているだけでなく、内容が記載されていることがポイントになります。

査定時にメンテナンスノートがあれば、今まできちんとメンテナンスを行ってきた保証にもなり、車を大切に扱ってきたことが伝わるでしょう。査定士の印象アップにもつながるため、査定額アップの期待もできます。

一括査定を利用する

買取業者とユーザーがお互い満足な取引を進めるためには、安心して査定を任せられる買取業者を見つけることが大前提です。売却が初めての方にとっては難しいかもしれませんが、一括査定を活用することで愛車に合った買取業者をスムーズに見つけられるでしょう。

一括査定は、複数の買取業者から希望の店舗を選択して査定申し込みができるシステムです。ウェブサイトから一度に依頼できるため、時間に余裕がない方にも便利な方法といえます。

傷やへこみがある車の高価買取を目指すならcarview!車買取へ!

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傷やへこみがあったとしても、買取業者によっては高額買取を行ってくれる可能性もあります。愛車の売却を検討する際は、carview!中古車一括査定サービスで査定をご利用ください。

まとめ

まとめ

中古車の買取業者はさまざまな部分をチェックして査定額を決めますが、ボディの傷やへこみも査定額に影響するひとつのポイントです。へこみの面積が大きかったり、傷が深かったりするほど減点数も多くなりますが、申告を怠らず丁寧な手入れを心がけることで大幅な減額の回避につながるでしょう。

carview!車買取では、300社を超える買取業者と提携した一括査定サービスを提供しています。一度に10社の査定額を比較できるため、査定額を比較した上で、売却予定の車にマッチする買取業者を探せます。

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※1 2019年4月時点 当社調べ
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