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車の売却時に必要な任意保険の手続きをケース別に紹介!

車の売却時に必要な任意保険の手続きをケース別に紹介!

車の売却に伴い任意保険はどうしたら良いのか迷っている方もいるのではないでしょうか。車を売却して新たに車を買う場合と買わない場合では、任意保険の手続き方法が違ってきます。
ここでは、車を売却した際の任意保険の手続きについてご紹介します。それぞれのケースに沿ってどのような手続きが必要なのか、どのように手続きをすれば良いのかをチェックしてみましょう。
また、自動車を所有することによって加入しなければいけない自賠責保険についてもあわせてご紹介します。車の売却に備えて保険についても把握できるよう、ぜひ参考にしてみてください。

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車の売却で任意保険の手続きが必要なケース

車の売却で任意保険の手続きが必要なケース

任意保険は加入義務がなく、自分で加入するかどうかを選択できる保険です。任意で加入したものなので、保険選びや加入の手続きは自分で行わなければいけません。

任意保険の手続きが必要になるケースは、「車を買い替える場合」「車を一時的に手放す場合」「車を買い替えずに手放す場合」「車を第三者に譲る場合」の4つです。それぞれのケースで任意保険の手続き方法が異なるので、一つずつ見ていきましょう。

車を買い替える場合

車を売却して新しく買い替える場合は、車両入れ替えの手続きを行います。車両入れ替えとは、任意保険の名義はそのままで、保険をかけている車両を古い車から新しい車へと入れ替える手続きです。

新しい車の車検証ができあがったらすぐに保険会社に連絡をして、車両入れ替えの手続きを進めてもらいましょう。車検証のコピーを郵送かFAX、または持参し、いつから車が変わるのか日付を伝えるだけで、あとは保険会社が手続きをしてくれます。保険料は日割り計算されるので正確な日付を伝えましょう。

任意保険の車両入れ替えを行わないと、万が一事故が起こった時に保険が使えないといったトラブルにつながるため注意が必要です。

車を一時的に手放す場合

車を手放した後に再び車を所持する可能性がある場合は、任意保険の中断手続きを行いましょう。中断手続きをしておくと、最長で10年間は任意保険の等級を維持できます。その間保険料はかかりません。さらに、10年以内に再び車を所持した時は、中断前の等級を引き継げます。

任意保険は等級に応じて保険料の割引率が高くなるため、再び車に乗る可能性がある場合は、保険の解約より中断をおすすめします。

車を買い替えず手放す場合

車を売却したあと新たに車を買わず、免許返納などの理由により今後車の運転をしない場合は、任意保険の解約手続きを行いましょう。解約することでこれまで継続してきた保険の等級も抹消され、保険料の支払方法によっては解約返戻金が戻ってきます。

なお、10年以内に状況が変わり、配偶者や同居している家族が車を運転する場合は、任意保険を解約してしまっていると等級を引き継ぎできません。中断している間は保険料もかからないので、状況が変わる可能性がある場合は、解約よりも中断手続きをおすすめします。

車を譲渡する場合

車を家族間で譲渡する場合は、任意保険の名義変更手続きを行います。まず保険会社へ車を譲渡する旨を伝え、名義変更手続きを行います。親から子どもへの名義変更を行う場合には、手続きのやり方によっては保険料がお得になるかもしれません。

任意保険の特性として、年齢が高いほど保険料は安くなる傾向にあります。10代や20代といった若者よりも50代、60代といった親世代の保険料が安くなっています。

若い世代に譲る場合、親から子へ名義変更をするよりも、保険の範囲や年齢の条件を子どもの年代まで広げる方が安くなる場合があります。子どもの名義にすると保険料はいくらになるのかを比較して、安い方を選ぶと良いでしょう。

車の売却で知っておきたい任意保険のあれこれ

車の売却で知っておきたい任意保険のあれこれ

車を売って新車を買う場合は、お得に任意保険に加入できます。また、今後車に乗らない場合は、任意保険を解約することで返戻金を受け取れるかもしれません。意外と知らない任意保険のお得な活用法をご紹介します。

車を買い替えるなら任意保険の新車割引を利用しよう

車を売って新車を購入する場合、新車割引を活用することにより任意保険の保険料がお得になります。しかし新車割引が適用されるためにはいくつかの条件をクリアしなければなりません。

新車は自家用自動車であることが必要です。社用車は適用されません。初年度登録年月か初年度検査年月のいずれかの翌月から起算して25か月以内の車であることが必要です。この条件を満たすと、1年間の新車割引を受けられ保険料が安くなります。

任意保険は基本的には1年ごとの契約です。新車割引の適用から25か月目の月のうちに契約更新をすれば、そこからさらに1年間新車割引が適用されます。結果的には、最長で3年間の新車割引を受けられ大変お得です。

車の売却で任意保険を解約すると還付金がある

任意保険の解約をすることで、返戻金を受け取れる場合があります。返戻金を受け取れるのは掛け金を一括で支払っている場合で、分割払いには適用されません。解約返戻金の計算は年間の保険料×(1-短期率)で算出します。-短期率)で算出します。

短期率とは、保険契約を途中で解約した場合に、返戻金を算出するための割合のことです。

1日~7日……10%
8日~15日……15%
16日~1か月……25%
1か月と1日~2か月……35%
2か月と1日~3か月……45%
3か月と1日~4か月……55%
4か月と1日~5か月……65%
5か月と1日~6か月……70%
6か月と1日~7か月……75%
7か月と1日~8か月……80%
8か月と1日~9か月……85%
9か月と1日~10か月……90%
10か月と1日~11か月……95%
11か月と1日~12か月……100%

例えば年間保険料が10万円で、8か月で解約を行った場合は以下の計算によって求められます。

100,000円×(1-0.8)=20,000円

2万円の返戻金があるということです。

任意保険の満期解約は自動継続に注意!

任意保険に自動継続特約を付けている場合、満期解約する時に注意しなければなりません。自動継続特約とは、特に手続きをしなくても毎年自動で保険が継続される制度です。普段なら便利な機能ですが、車を手放す際には少々厄介な特約といえます。

自動継続特約が付いている場合は、契約が終了する日の前月10日までに解約を申し出ましょう。忘れてしまうと自動更新されてしまいます。

任意保険の車両入れ替え手続きをしないと?

任意保険の車両入れ替え手続きをしなかった場合、新しく乗り換えた車には自賠責保険しかかけられていない状態になります。その状態で事故を起こした場合、自賠責保険による補償しか受けられず、多額の損害賠償に対応しきれません。

さらに自賠責保険は「物」や「自分」を対象とした補償がないため、その分の負債は自己負担となってしまいます。家計や人生に大きく関わるため、忘れずに車両入れ替え手続きを行っておきましょう。

任意保険の車両入れ替え手続きの流れ

任意保険の車両入れ替え手続きの流れ

実際に任意保険の車両入れ替え手続きを行う場合、どのような流れになるのでしょうか。ここでは、手順とともに必要書類についてもご紹介します。手続きを行う前にやっておきたいこともあるので、しっかりチェックし、手続きがスムーズに行えるように準備しておきましょう。

納車日が決まったら保険会社へ連絡する

納車日が決まったら、まずは保険会社や保険代理店へ連絡しましょう。車両入れ替えの手続きは原則として、新しい車の納車日の前日までにやっておく必要があるので、「直接訪問する」「電話で問い合わせる」「インターネットを利用する」のいずれかの方法で保険会社と連絡を取りましょう。

もし保険会社に担当の方がいれば、そちらに連絡した方がより手間を掛けずに済むかもしれません。連絡が取れたら車両入れ替え日を伝えるだけでなく、必要書類や手続きの流れまで確認しておけば、安心して手続きを進められるでしょう。

必要書類を準備する

車両入れ替え時には、車検証に記載されている下記の情報が必要となるので、新しい車の車検証を準備しましょう。手元にない場合、車を購入した店舗に問い合わせてみてください。

  • 登録番号、もしくは車両番号(ナンバープレートの番号)
  • 車台番号
  • 初度登録年月、または初度検査年月
  • 型式
  • 所有者氏名、または使用者氏名

他にも総走行距離(ODOメーター)の値や、契約者名義の金融機関の口座情報が必要になるケースもあります。保険会社や加入状況に応じて必要書類も異なるので、必ず最初の連絡をした際に確認をしておきましょう。

車両入れ替えの手続きをする

車両入替手続きの方法は「書類を郵送する方法」か「インターネットで完結させる方法」のどちらかです。郵送の手間をかけたくない場合は、インターネット手続きの利用がおすすめです。

また、車両入れ替えでは保険料の変更があると、「保険料の清算手続き」も生じます。特に保険料を「年払い」にしている場合は、保険料が安くなると還付されますが、反対に高くなれば差額分を負担することを覚えておきましょう。

車を一時的に手放す際に必要な「任意保険の中断証明書」

車を一時的に手放す際に必要な「任意保険の中断証明書」

任意保険の中断証明書とは、一時的に車へ乗らなくなった場合、掛けている保険の等級を据え置いたまま保険を中断する時に発行してもらう書類のことです。

中断証明書を発行してもらうための条件や、どのような手続きで発行してもらえるのか、また発行する時に必要になる書類についてご説明します。

中断証明書を発行できる条件

保険会社に中断証明書を発行してもらうには、いくつかの条件をクリアする必要があります。まずは任意保険の等級が7等級以上でなければいけません。また、すでに車が手元にない、もしくは手元にあるが車検切れ、一時抹消などで車に乗れないという条件があります。

仕事などで海外へ渡航する場合や、盗難・災害などの理由で車に乗れなくなった場合も該当します。中断証明書を発行してもらうためには、これらの条件をクリアしなければなりません。

中断証明書の発行に必要なもの

保険会社から中断証明書を発行してもらうためには、3つの書類が必要です。まずは、中断証明書を発行するための依頼書を保険会社から送ってもらいましょう。保険中断の申し出をすると保険会社が送付してくれます。

2つ目は譲渡、廃車を証明する書類です。登録事項等証明書、解除事由証明書などがこれにあたります。3つ目は今加入している保険の保険証書となります。

中断証明書の発行方法

任意保険の中断証明書を発行してもらう方法は、保険会社によって多少異なりますが、ここでは一般的な流れをご説明します。

まず、保険会社に中断証明書の発行依頼をしましょう。そのあとは指示に従い、中断証明書を発行するための書類をそろえて送付します。不備がなければ保険会社より中断証明書が発行されます。

中断証明書があれば、最大で10年間等級を維持できます。今すぐには車を購入するつもりはなくても、将来的に購入する可能性があれば、多少の手間がかかっても中断証明書を取得しておくことをおすすめします。

任意保険と自賠責保険の違い

任意保険と自賠責保険の違いは加入義務の有無だけではありません。それぞれ詳しく解説します。

まず自賠責保険は、正式には自動車損害賠償責任保険と言い、車を所有する方は必ず加入しなければいけない自動車保険です。したがって、車を購入する時に自動的に加入しています。この自賠責保険は「車自体」にかけられる保険なので、抹消登録をするまでは基本的に解約できません。

任意保険は、加入義務がないため自分の意思で加入する保険です。保証範囲は契約内容で決まりますが、最低でも「対人無制限」と「対物無制限」は必須といえるでしょう。

自賠責保険は事故の被害者救済が目的で、物損事故は対象になりません。また、人身事故であっても支払限度額が設定されています。任意保険は、自賠責保険の補償範囲をカバーするために加入が推奨されています。

車を売却する時の自賠責保険の手続き方法

車を売却する時の自賠責保険の手続き方法

自賠責保険は任意保険とは違い、車の所有者が必ず加入しなければいけない保険です。車を売却するときの自賠責保険の手続きの仕方についてご紹介します。

基本は業者が行ってくれる

車を売却する時の自賠責保険の手続きは、買取業者がやってくれます。しかし任せっぱなしはよくありません。

なぜなら自賠責保険も還付される場合があるからです。自賠責保険料は、車の購入の際や車検の際に、保険料を前払いしています。売却の際にまだ車検が残っている場合は、保険料も残っています。

車検が残った状態で車を売却すると、還付金分が売却金額に上乗せされて売り主に支払われます。自賠責保険については、その還付金がきちんと自分に支払われているかどうかの確認をしましょう。

廃車にする場合は解約が必要

廃車にする場合は、自賠責保険を解約する必要があります。自賠責保険の解約の手続きには、自賠責保険の抹消登録証明書が必要です。抹消登録証明書を取得するためには以下のいずれかの手続きを行わなければなりません。

長期入院や海外への赴任などで車に乗らない期間が長くなりそうな時には、一時抹消をすることで、自動車税の請求を一時的に止められます。

事故などにより車が大破して修理不能になった時など、車を使用不可能にする時は、永久抹消をします。

車を海外に輸出する時は、輸出抹消登録を行います。いずれかの手続きを行うことで、自賠責保険の抹消登録証明書を発行してもらえ、自賠責保険の解約ができます。解約の際に車検が1か月以上残っている場合には、還付金を受け取れます。

基本は買取業者が行ってくれる

車を売却する時の自賠責保険の手続きは、買取業者が行ってくれます。しかしすべて任せる事はやめた方が良いでしょう。

なぜなら、自賠責保険も還付される場合があるからです。自賠責保険料は、車の購入の際や車検の際に、保険料を前払いしています。売却の際にまだ車検が残っている場合は、保険料も残っていることがほとんどです。

車検が残った状態で車を売却すると、還付金分が売却金額に上乗せされて売り主に支払われます。自賠責保険については、その還付金がきちんと自分に支払われているかどうかの確認をしましょう。

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まとめ

まとめ

車の所有者は、ほとんどの場合2つの保険に加入しています。加入義務のない任意保険と、加入義務のある自賠責保険です。車を売却する際には、この2つの保険の手続きを行わなければなりません。

それぞれのケースによって手続き方法は異なりますので、車を売却する際には、あらかじめ確認して必要書類を準備しておくと、売却後の保険の手続きもスムーズに進みます。

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