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車を売却する際の見積書はどうやって見たらいいの?

車を売却する際の見積書はどうやって見たらいいの?

車の売却で見積書を用意する業者は多くいます。しかし見積書をもらっても、どのように見たら良いのかわからないという方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、車の見積書のチェックにおいて重要なポイントや、車を高く売るためのコツをご紹介します。正しい見積書の見方から、愛車を高く売る方法まで把握することができるでしょう。車の売却を検討している方はぜひ参考にしてください。

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車売却時の見積書とは

車売却時の見積書とは

見積書には、愛車がどのような基準で査定され、金額を算出されたのかが記載されています。査定額の詳細が書いてあるだけではなく、その金額にいたった査定の内訳を把握できる書類です。形として査定内容を残すことも大切ですが、買取業者に一方的に有利な状況で進ませないための書類ともいえます。

査定額を算出するための書類

車売却時の見積書は、査定額の詳細を把握しやすくするための書類となるだけではなく、査定内容を書類として残せます。口頭だけで査定額や詳細を決定するのは避け、見積書を作成してもらいましょう。

口頭だけで契約を進めてしまうと、入っていると思っていた保証がなかったり、保証期間が短かすぎたりと不利な内容を押し付けられてしまう可能性もあります。自己防衛のためにも、車売却時の見積書は必須です。

見積書の内容に不明点がある場合は、車に詳しい知人に同行してもらうなどして不利にならない状況を作りましょう。見積書には、日常では使わない言葉や専門用語も記されているので、理解できないときは説明を求めて解決すると安心です。

見積書はなぜ重要?

見積書を作成することで、業者の良し悪しを判断しやすくなるでしょう。特に悪い業者は、見積内容と実際の買取額に差が生じることがあります。車に詳しくない人であれば、見積書を確認せずに契約に進んでしまうことがあるためです。

悪い業者と契約を交わさないためにも、しっかりと見積書の提示を求めましょう。悪い業者であれば、見積書の提示を拒んでくることがあります。拒まれた場合は、契約を進めないことが賢明です。

また見積書を作成してもらうことで、複数の買取業者の査定額を比較するときに使えます。口頭で査定額を聞いただけの場合、金額を忘れてしまったり後日査定額を下げられても気づかなかったりするかもしれません。

査定依頼をしたすべての買取業者へ見積書の作成をしてもらうことで、比較しやすいだけではなく査定額の交渉も有利にできます。他社の金額を提示して、競争力を仰ぐためです。

車の見積書でチェックすべきポイント

車の見積書でチェックすべきポイント

車の見積書でチェックしておくべきポイントはいくつかあります。事前に把握しておくことで、急な出費や対応に追われることがなくなるでしょう。お金に関わることなので、損をしないためにも事前チェックは欠かさず行うことが大切です。

査定の内訳

査定の内訳は査定額を左右するものであり、どのような査定内容で金額決定がされているかを把握できます。査定内容に関して業者に質問することはまったく問題ないので、遠慮せずに尋ねましょう。

査定の内訳を確認せずに進めてしまうほうが、損をしてしまう危険性が高いといえます。良い買取業者なら心配ありませんが、もし悪い業者であった場合適正ではない価格で愛車を買い取られてしまうかもしれません。

損をしないためにも査定の内訳はしっかり確認し、分からないことがあれば確認しましょう。買取業者が一方的に有利な内容にならないようにすることが重要です。

法定費用(税金など)はいくらかかるか

車の売却時にも「法定費用」が絡むことを知らない方もいるのではないでしょうか。見積書には、自動車税や自賠責保険料なども記載されていることがほとんどです。自動車税は1年分をまとめて支払う必要があります。年度の途中で車を売却した場合は、自動車税を月割りで計算した額の還付を受け取ることが可能です。

業者によっては買取額の中に法定費用を含ませて、車両自体の査定額を低く提示してくるケースがあります。見積書に法定費用の記載がなければ、業者に法定費用込の査定額なのかを確認しなければなりません。

きちんと確認することで「車売却時の税金関係にも詳しい人」であることを印象付けられます。買取業者も不当な金額を提示しづらくなるでしょう。愛車をできるだけ高く売るためにも、見積書に法定費用の記載があるかどうかは重要なポイントです。

手数料はいくらかかるか

車売却において手数料は業者が利益を上げられる部分であり、売却時にも注意しなければならない内訳です。法定費用と違い条件に応じて金額が定められているわけではなく、価格はあくまでも業者が自由に設定しています。一定の相場はありますが、一律ではありません。

車売却時の手数料は、名義変更代行料や車の運送料など細分化でき、どれもが自由に価格設定できます。車の名義変更は細かな手続きが必要ですが、買取業者に代行してもらわなくてもて自分でできます。手数料が高いと感じた場合は、自ら行うことで名義変更代行料をカットできるでしょう。

運送料も同様で、買取業者に頼まずとも店舗に車を直接運送すればカットできる手数料です。諸手続きを代行してもらうための手数料ですが、あまりにも高いと感じた場合は自分で行っても良いか交渉しましょう。

ただし自分で手続きを行う場合、業者に指定された期日を守る必要があります。スムーズに手続きができるとも限らないので、基本的には業者に任せたほうが安心です。

車の査定基準

車の査定基準

買取業者がどのような基準で査定額を決めているのか知ることで、見積書の内容を理解しやすくなります。査定額に響きやすいポイントを理解して、マイナス査定とならないよう事前に対策をしておきましょう。どのようなポイントが査定額に影響するのか解説します。

年式と走行距離

自動車は低年式になるにつれ、車にかかる税金は高くなります。税金が高い車は需要が低いため、マイナス査定になる傾向です。低年式になる前に、売却の決断は早いほうが良いといえます。

走行距離も査定額に影響するポイントです。普通車であれば年間1万km、軽自動車であれば年間8,000㎞を超えるとマイナス査定になります。走行距離は車の寿命の目安でもあり、短期間に長距離を走行した車は故障のリスクが高くなってしまうためです。

外装

ボンネットやドアなどの外装の傷やへこみ、汚れは査定基準のひとつです。「ナンバープレートが歪んでいないか」「ナンバーが剥げていないか」「鍵穴にこすった傷はないか」などもチェックされます。他にもアンテナやヘッドライト、テールライトなども査定対象です。

飛び石などでガラスについた小さなひびもチェックされるので、外装すべての査定対象をケアすることは困難といえるでしょう。しかし車に詳しくない方でも、簡単に行える査定対策があります。

まず車全体を洗車し、ワックスがけを行いましょう。その際に小さな汚れや傷、へこみがあったらコンパウンドで直します。あまりにも傷やへこみが大きい場合や、コンパウンドで直す自信がない場合はおすすめできませんが、プラス査定につながるのでできるだけ対策しましょう。

あくまでも直すのは、コンパウンドで磨く程度で済む傷だけにすることです。修理費を支払ってまで直す必要はありません。洗車をして汚れを落としておくことにとどめておき、そのままの状態で査定に出しましょう。

内装

内装はにおいや汚れをチェックされます。たばこのにおいやシートの汚れ、食べもののごみが落ちていると良い印象を与えられません。

においの除去は、車用消臭剤を使用するのがおすすめです。清掃を行う時間がない方は、ガソリンスタンドなどへ車内清掃を依頼し、エアコンフィルター内の清掃を中心ににおいの除去をしてもらえば対策できます。清潔感のある内装は、大事に使われていたという好印象につながりやすいポイントです。

修復歴

事故などによる修復歴は事前に対策できないので、正直に伝えましょう。車の売買は正確な情報を共有し、信頼できる相手と交わす契約です。買取業者からの信頼を得るためにも、修復歴は隠さず話しましょう。契約後に修復歴が発覚した場合、再査定や減額などを求められる可能性もあります。

車の骨格に関わる重大な事故であった場合、マイナス査定となることは免れないでしょう。外装や内装は修理できても、骨格に関しては今後の走行に影響を及ぼしてしまうものまで損傷度合いはさまざまです。車は移動手段であるため、走行に影響を及ぼすと考えられる修復歴のある車は、評価は低くなります。

エンジン・オイルの状態

エンジンの異音はしないか、バッテリーは上がりかけていないかなどもチェックされます。エンジンルーム内に打刻されている車体番号と、自動車検査証に記載された車体番号も同一であるか確認されますが、こちらは気にする必要はないでしょう。

エンジン・オイルは定期的に交換されているか、プラグの状態は良好かどうかもチェックされます。オイルを定期的に交換していないとエンジン負荷がかかり、劣化が進んでいると判断するためです。

エンジンが動かなくなれば車は動かなくなります。査定に出す前に異常がないか一度点検して、メンテナンスをしましょう。不具合があった場合は事前に申告することで、好印象を与えられます。

整備記録

整備記録は査定時に必須の資料ではありません。しかしメンテナンスをしっかりしている車であることを伝えられるため、プラス査定につながります。

車の取扱説明書があれば買取業者としても車を売るための強みとでき、「しっかり備品の管理ができている車」という印象を与えることができます。準備できるのであれば、整備記録と取扱説明書は用意しておきましょう。

車を高く売るためのコツ

車を高く売るためのコツ

査定時にマイナス査定とならないようにすることも重要ですが、ポイントをおさえてより高く車を売る工夫をすることも大切です。ここでは車を高く売るコツを解説するので、できるだけ高く車を売れるようぜひ参考にしてください。

需要のある時期に売る

中古車は1月~3月と9月~10月に多く売れやすい傾向にあります。新生活が始まる前に、安く車を手に入れておきたい学生や新社会人が中古車を探すためです。9月~10月は転勤が多い時期となるので、新しい職場で車が必要となった方が中古車を購入するのが理由のひとつだといえるでしょう。

中古車は価格が安く、急いで車を用意したい場合に選ばれやすいので、需要のある時期を見計らうことで高く車を売却できます。買取業者によっては決算時期が重なる場合があり、数字を出したい買取業者が高額査定を提示してくるケースが多いのも理由です。

走行距離が大台に乗る前に売る

走行距離が長くなればなるほど、車の査定額は下がります。特に3万㎞・5万㎞・10万㎞という境に大きく値段が下がるため、大台に乗る前に手放すのが高く売るコツです。

走行距離は車の寿命と密接に関わっているので、査定額に大きく影響を及ぼします。走行距離が短ければそれだけ長く安全に走行できる証拠となるため、買取業者も高い査定額を提示するでしょう。

走行距離に注目して中古車を探す方も存在します。走行距離が大台に乗っている車のほうが安く購入できますが、長く車を所有したい方にとっては走行距離が短い車のほうを選ぶでしょう。

掃除をしておく

たばこのにおいやごみなどが車内にあると「丁寧に使われていなかった」という印象を持たれても不思議ではありません。中古車の買い手が無臭の中古車とたばこのにおいがする中古車、どちらを選ぶかは明白でしょう。

新品同様の車内だと買取業者は車内クリーニングをする必要がないだけではなく、丁寧に使われていたと新たなユーザーにアピールできるため、高く売れやすくなります。少し手間をかけるだけで車を高く売れるので、車内清掃は細かな部分まで行いましょう。

純正オプションをアピールする

純正のナビやETCなどのメーカーオプション品は、プラス査定になる純正オプションです。積極的にアピールして高額査定につなげましょう。ブラインドモニターを純正オプションで取りつけている場合も、高額査定を期待できます。

純正オプションは新車購入時にしかつけられません。後からつけられるオプションとは評価される価値が異なります。特に製造段階でしかつけられないオプションや限定モデルなどは、高い査定額を期待できるでしょう。

積極的に純正オプションがあることを伝えるだけで、車を高く売ることができます。査定前にアピールできる純正オプションを確認しておき、しっかり伝えることが高く売るコツです。

純正オプションかどうかの判断ができない場合は、新車購入時の見積書を確認しましょう。見積書を紛失している場合は、新車を購入したディーラーへ相談してデータが残っていないか聞くことも可能です。

一括査定に出す

一括査定は、複数の業者から手軽に見積もりを出してもらえるメリットがある方法です。価格競争がおきるので、1社に依頼したときよりも値段を高く提示してもらえる可能性が高くなります。

一括査定は無料で行えることがほとんどです。積極的に活用し、できるだけ愛車の売却額を引き上げましょう。複数の業者を比較できるだけではなく、価格交渉の際にも便利といえます。

まとめ

まとめ

車の売却時に見積書を作成してもらうことは重要です。どのような査定評価を受けたのかを把握するためにも欠かせません。不当な契約内容で進ませないためにも、契約書の作成を買取業者に依頼しましょう。

車を高く売るためには査定前に洗車したり、車内クリーニングを行ったりするのが効果的です。整備記録を準備しておくと、今まで丁寧に乗ってきたことをアピールできます。複数の業者へ一括査定を行うことも売却額を引き上げるコツです。

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中古車一括査定サービスご利用ユーザー様の声

買取カービューの愛車無料一括査定サービスを利用したユーザーの口コミです。一括査定ならではの評判・体験談をチェックしましょう。

トヨタ プリウス
実際の査定金額
70.0万円
見積り数
5社
査定満足度
3.5
ユーザーコメント

オートバックスの担当者の対応や説明が良心的で、査定額を前提なしに短時間で提示し、大変信頼できると思った。当初はほぼこちらに決めていた。しかし、最後になってビッグモーターからさらに高い金額が示されたので、決めた。

ホンダ フィット
実際の査定金額
63.9万円
見積り数
5社
査定満足度
5
ユーザーコメント

一番高い値段を出して頂き、来て頂いた営業も とても感じのいい人であった。 後からクレームなど無し、という条件をのんで 頂いた上での交渉でしたが、価格決定後に、 無料でクレームガード保証も入れて頂き、とても安心したお取引が出来ました。 是非車を売却する際にはまたお願いしたい。

日産 セレナ
実際の査定金額
75.0万円
見積り数
8社
査定満足度
5
ユーザーコメント

はじめて車を売却するので同時刻に合同査定をしていただきました。合計8社の中ダントツぶっちぎりの高値を出していただいたのがユーポスさんです。やっぱり値段で決まりですね。

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※1 2019年4月時点 当社調べ
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